全国連合小学校長研究協議会に参加して思うこと…。
久しくブログをアップできませんでした。
…というのも、徳島県へ出向いていたからです。
公私混同しないように気を付けて、全国各地の校長の方々と交流して感じたことをお伝えします。
2、000キロを移動して着いた、阿波踊り空港。
気温が25度を超え、夏日でした。
それから、バスで徳島市内へ移動。
静かな街でした。
翌日、全体会・分科会へ。
2,200人が集う全体会場は圧巻です。
その後、行われた200名弱の分科会では、私を含め、東北、関東、関西など各地の校長と交流を持ちました。
雑談も含め、協議をしてあっという間の数時間でした。
各地で課題とされているものはやはり似ています。
学力に関すること。
いじめ・不登校。
防災。
などです。
地域によって取組の軽重はあるにせよ、「防災訓練」がそれぞれあり、
「津波対策」「地震対策」など、地域に応じた課題があり、感心しました。
渚滑地区の「熊訓練」について話すと、
「おおお!!!」
という感嘆の声があがりました。
私は、
「熊に対する避難の学習だけしても意味がないと思います。
なぜ、そこに熊が現れるのか? を問うたとき、地域の課題となる背景にまで目を向けなければ、
学習として意義をなさないと思うのです。
つまり、皆さんの地域で「津波対策」をしているのなら、津波が起こる地形背景や、もし起こった時、地域はど
のような行動を起こすのか? 未然防止策まで目を向けさせる必要があるのではないでしょうか?」
と、自論を提起しました。
その後、石川県能登半島沖地震に被災した校長が、お話する機会がありました。
次の言葉が残っています。
「災害が起きた時、予想もしない状況に陥ります。
私たちは、想定しない出来事が起こることを想定して準備しておく必要があります。」
と。
今回、貴重な交流ができたと実感するとともに、
「渚滑のよさ、北海道のよさや課題をどのように学ばせるか?」
私には狭い飛行機の座席に座りながら、物思いにふけたのでした。