準備を大切に

 2学期がスタートしました。

皆様お久しぶりでした。

 

 二学期始業式では、子供たちを前に、次の話をしました。

 

「さて、夏休み中には大きなスポーツイベントがありましたね。」

『オリンピック!!』

 

 「校長先生は、もう一つ、「高校野球の甲子園大会」を楽しんでみていたよ。

見た人はいる?」

 

 ※4分の1の子。やはり、野球を見ている子は少ないか…。

 

「先生はね。勝った負けたというより、試合が終わった後の様子を見ていました。

どうして、試合が終わった後に、「泣く人」が多いんだろう…?」

「悔しいから?」

『勝っても泣いている人がいるよ?』

「うれしいから?」

 

『どうして、泣くくらい悔しいのかな…、うれしくて泣くってどうしてなのかな…?』

 

そう投げ掛けると、う~ん…。となりました。

 

『校長先生が思うに、「その試合に向けて、どれだけ練習したのかが表れているんだと思うんです。』

「そうだ。遊んでばかりいて負けても、悔しくないと思うし…。」

 

『柔道の選手で、負けた後、大声で泣いていた人がいました。

 テレビではいろんなこと言われてたけど、校長先生は、この選手は相当な練習をして臨んでいたのに

 負けてしまった瞬間に泣いたんだと思うんです。

 先生は、テレビに向かって拍手をしました。』

 

『二学期も学校ではいろんな行事があります。その行事の当日だけよければいいと思わずに、

 準備をしてほしいです。

 きっとやり遂げた嬉しさが変わってきますよ。』

 

 そんな話をしました。

 

 夏休み中、渚滑地区の盆踊りもありました。

実行委員会から、PTA露店出店を依頼され、PTAの保護者の方々や子供たちがお手伝いをしてくださいました。

皆さんとってもいい顔をしていました。

接客するときに、とても温かい表情だったことが印象的でした。

 

ここでも、当日までの準備は、当日を想定しながら打ち合わせをして、物を用意して当日に臨みました。

この準備があるからこそ、安心して当日の接客ができたのだと思います。

 子供たちの変容を促すために、私たちも準備を怠ることなく、進んでまいります。