なごやかな気持ち

 明日の運動会に向けて、「前日準備」をしました。

小中学校の児童生徒が、声を掛け合い、なごやかに時間が過ぎていきました。

途中、中学校の教員が、

「せっかく(テントを)立てたのに、どうして脚をたたんじゃうんだろうね?」

と子供たちに質問している場面がありました。

『えっ?』

『雨が降るから?』

 

「風が吹いて飛んでいったらどうなる?

 危険を防ぐためだよ。」

 

その対応をする意味付けをしていました。

「考えさせる」「学ぶ」場面を設定することは、意識していればいつでも、どこででもできます。

 

最後に、石拾いをして、グループごとに集まって解散しました。

明日の準備は万全です。

 

校舎へ戻る途中、高学年の女の子が、

「校長先生、これあげる。」

と言って、小さな花を差し出してくれました。

『この花をきれいとか、かわいいと思える自分って、いいと思わない?』

とたずねると、

その女の子は、にっこり笑って、

「はいっ!」

と言いました。

『これ、押し花にするね。』

 

 運動会前日は、とってもなごやかな気持ちです。

明日、みなさんとお会いできることを楽しみにしています。