子どもの視点
毎日、学級の様子を見ていると面白い発見と、変わらないものに気付きます。
低学年の図工の時間に、教科書を見ながら「探し物」をしています。
図工教科の見方として、「いろ・形・大きさ」があります。
お友達が言った、「黄色!」を探したり、「四角!」「歯ブラシ!」を指さしたりします。
その時、バディ(相棒)とともに、探したりすることでかかわりをもつこともできます。
ある子が、こう言いました。
「おひさま!」
すると、一斉に探し始める子ども達。
「えぇえええ、ないよぉ!」
「どこ???」
私も一緒に探しましたが、どこにもありません…。
「どこだぁ…?」
そんなとき、
「あったぁ!」
キャンディの中に、お日様の形が隠れていたのです。
その形を探し当てた子もすごいけれど、そこに着目した子もすごいと思いました。
「へぇ、すごいよ。」
思わず言葉が出ました。
子は、いろいろな視点で物事を観ています。
そんな子に、「しっかりみなさい。」とか「よくみなさい。」と抽象的な指示をしても焦点化されていないことが多いものです。
ですから、私たち大人(教師)は、着目してほしい視点、考えさせたい観点を短い言葉で的確に指示することも大切です。
子の観察をしていると、学ぶこと多し
追伸
明後日は、全校参観日です。
保護者の皆様と担任が、初顔合わせします。素敵な出会いになるように、職員は準備を進めています。
お待ち申し上げます。