一年生初めて物語

 入学して2日経った1年生。

早速、高学年との関りが始まりました。

 「読み聞かせ」です。

物語を聞いている1年生の目は真剣そのもの。

読んであげている高学年のお兄さんも、相手は1年生ですから、ゆっくりと感情を込めて読み聞かせています。

 

 「相手意識」という言葉があります。

どんなことでも、相手がいます。その相手の立場になって、相手を想定して行動することです。

 給食も始まりました。

 給食の配膳も、視点変えれば「相手意識」です。

食べやすいように、お皿を並べることもそうですし、箸の持ち手を聞き手に合わせて置くのもそうです。

 

 昨日、玄関で素敵な状況を目の当たりにしました。

 午前授業だった1年生を、2年生のお姉さんが見送っているのです。

「また明日ね。」

「うん!」

「じゃぁね。」

1年生にとって、うれしいことです。

 

 そして、先生たちも子供たちを最後まで見送っていました。

 「明日も元気で来るんだよ…。」

と背中が語っているのでした。

 

 人はつながって生きていきます。

一人じゃ生きていけないから、違いを認め、助けあいながら学んでいきます。