誇りに思う
一学期が終わりました。
7月の学校だよりに、私は
「本校職員を誇りに思う。」
と書きました。
その意味をお伝えします。
毎日、子供たちのために思考し、試行しながら仕事にあたる職員です。
一学期最後の職員会議で、私は職員をねぎらうとともに、
「懸念していることがある。」
と伝えました。
「収穫祭」です。
学校の畑が、残念ながら雑草畑です。
「私は悩んでいます。
このような畑の状況で、収穫祭をすることが子供のためなのかと…。」
明るい雰囲気で終わることができず、申し訳ない反面、
何が問題で、どんな手立てをとるべきなのか全員で考えて欲しかったのです。
会議が終わり、
校長室に戻りました。
すると、
窓の外から、
「わははははは!!!」
「ぎゃははは!!!!」
という大笑い声が聞こえます。
何事かと窓の外に目をやると…、
職員総出で草むしりを始めているのです。
そこには、世界一楽しそうに雑草むしりをしている集団がありました。
確かに、先生が世話をすることで問題が解決するわけではなく、
子供たちを巻き込むべきなのは、彼ら(職員)も重々承知のこと。
でも、何か行動しようと考え、
今できる行動に移せるところに、
我が渚滑小職員の「強さ」と「優しさ」
があるのです。
それが、間違いなく学校での教育ににじみ出ています。
全員が畑作業をしているその姿を見て、
『この学校の校長でよかった。』
と心から思いました。
アイスを差し入れしたとき、
『おれは差入れと口だけ出すから。』
と話すと、
「足りないっすよ。」
と突っ込む職員。
そんな、雰囲気が心地よい。
誇りに思う=愛おしく思う=信頼している
そんな校長の思いを、一学期最後のブログにしてしまいました。
子供たちの様子も紹介すべきでしょうが、どうかお許しください。
それでは、皆様、しばしお別れです。
毎日、校長のつぶやきが中心のこのブログに、
数多くの方が覗いてくださることに、
感謝をお伝えします。
暑い夏、ご自愛ください。