学級通信というメッセージ便
毎週末、学級担任から発行される、「学級通信」。
これは、発行することがマストではないのですが、担任の大切な業務になっています。
この学級通信を手にした子供たち、そして保護者の皆さんはどのような心境で目を通しているでしょう…。
昨日、全校朝会があり、その中で「校長からのお話」というコーナーがありました。
そこで私は、「反応(レスポンス)」の話をしました。
先に結論を言うと、「どんなことでも反応が必要であり、自分にできる反応をしてほしい。」
ということでした。
話を聞いてうなずいたり、手をたたいたり、「なるほど!」「どうして?」などのつぶやきをすることが重要だということです。
今日、校長の机に「学級通信」が配布されていました。
高学年の学級通信には、以下のような記事が掲載されています。
全校朝会で、校長から、「優しいの反対は何だろう。」という話があり、「話をしているのに目が合わなかったり、反応がなかったりすると嫌な気持になるよね。逆に…。(中略)
この言葉について、学級でも話をしました。
担任から、『特別なことをするのではなく、自分に置き換えてみたり、相手の立場になって考えたりしながらやるべきことをやることが大切。』と話しました。
と書かれていました。
手前みそになりますが、このように、全校児童に話した校長の話を、学級で振り返らせ、担任の味(指導)に生かしていくことがとても大切で、子供たちにどんな思いで、何を伝えたのかを通信に書くことで、メッセージ性が強くなると思います。
親として、自分の子の担任が、日々どんなメッセージを届けているのか、興味、関心のない保護者はいません。
他の学級通信にも目を通してみますと…、
「言葉というツールを使って、有意義に効果的にコミュニケーションをとろう。」
という目的で進めている学習活動について紹介がありました。
その中で担任は、
「たくさんの言葉に触れる機会を増やしていきたい。」
と結んでいます。
学級通信には、担任からのメッセージが必要です。
それが、正解か間違いかではなく、学校として、担任として、一人の人間として、読む人の皆様にメッセージを届けることができたらいいな。と思っています。
担任は、そのメッセージに対する、皆さんの反応を楽しみにしています。
「先生、あの記事読みましたよ。家でも話し合ってみたんだけどね…。」
「先生、あの記事について、賛成するよ。」
「先生、私の考えはね…。」
というものです。
通信を介して学校と保護者の皆様がつながるといいなと思うのです。
もし、この他にご批判、ご意見ありましたら、校長の私もうけたまわりますので、いつでもどうぞ。
では、GW後半。有意義な休日を…。