朝の玄関

 子供たちを迎える準備として、

公務補が玄関先を掃いています。

枯れ葉を掃いているようですが、

実は、これです。

お分かりですか?

「クスサン」という蛾の羽です。

今年は異常発生しているようです。

電気に集まったクスサンを食べたカラスによって、

無残に散らかった、羽があちこちに…。

 

玄関がきれいになったころ、

地域の「見守り隊」の方が、やってきます。

 

最近、学校一番乗りの子は、

「校長先生 おはようございます!」

と、自分から先に挨拶します。

周りの大人たちを見付けて、

挨拶をしています。

『自分から先に挨拶できるんだね。

 立派だな。』

というと、にやにやしています。

 

その頃、スクールバスが到着し、

一気に明るい玄関になります。

「おはようございます!」

自分から私たちに声を掛ける子は、全校児童のうち三分の一ほどでしょうか。

 

7時45分 玄関開錠まで、雑談をします。

この時間がとってもいいです。

「校長先生! 今日も黒ですね。」(服の色)

「昨日、〇〇に行ってきました。」

(絆創膏を貼っている子を見掛けて…)

『ん? そこどうしたの?』

「昨日、転んじゃって…。(どこで?)遊んでた時に…。」

「マラソン記録会の練習してます。

家の周り、5周してます。」

『へぇ!やるね!』

 

なんていう世間話から、話に花が咲きます。

こうして、一日がスタートします。

眠たい目をこすりながら来る子もいます。

 

朝の玄関は、情報の玉手箱なのです。

 

【机の中を整理整頓する】

この指導、とっても大事です。