地味を大切に
人によって「当たり前」は当たり前ではないことが多いものです。
でも、私たちが大切にしたいことは変わりません。
例えば、「挨拶」、「整理整頓」、「目標に向かって頑張る」などです。
こうした当たり前って、続けることは難しいものです。
今日、学校を観て回っていると、大切なことを大切に指導している先生たちの姿がありました。
月曜日の朝の時間、「縄跳び検定」をしています。
昨年度まで、休み時間を利用していたのですが、「子供たちの休み時間を確保しよう」という視点で、
朝の活動としました。
昨年、縄跳びが上手く回せていなかった子が、
4回跳ぶことができるようになっていた姿を見て、
「継続は力なり」の言葉がぴったりでした。
2年生の教室では、カードを糊で貼り付ける作業をしていました。
その中で担任は、「カードのどこに糊をつければいいんだっけ?」
と何気なく問うていました。
低学年だけでなく、こうした指導が徹底していなかった子は、
紙一面にべったりと糊を塗り、紙がしわしわになっていることがあります。
提出したときに、周りの紙とくっつき、作品が台無しになることも…。
紙の端にそって一本の線で…
そういう声掛けが大事なのです。
そして、6年生の教室。
机の上がきれいに整頓されています。
これは休み時間です。
前の授業の後、教科書類を出しっぱなしにすることなく片付けたことがわかります。
机の中も整理整頓されています。
担任の声があったことでしょうが、この先、これが言われなくても当たり前になるといいですね。
最後は、職員間で情報を共有するときに使う、職員室内の校務パソコンの画面です。
ふと見ると、教頭が先生たちの机の上の整理整頓について価値付けるコメントがありました。
「職員室の机の上がきれいで、感動しています。」とのこと。
こういうふとした場面に価値を見出せるチームがいいと思っています。
案外、「地味」なことに大切な要素があるものです。