渚滑からのつぶやき

今週発行の学級通信に目を通しました。

先日の渚滑フェスタの子供たちへ価値付けが多く記載され、

共に準備を進め、指導してきた担任だからこそ分かる価値がメッセージとして掲載されていました。

 

「とどける、つながる」は日常でも必要な力です。

「当日までの過程を振り返った時、それまで自分の役割を成し遂げるために、考えて考えて取り組んでいた。」

「見ている人に思いを届けたいという気持ちが伝わってきた。」

 

などです。

 

今回の行事を実施するのは、通過点であり、今回の学びを次へつなげる手立てです。

 

先生たちも、子供たちもすでに次を見つめて活動しています。

 

マラソン記録会です。

コースの石拾いをして、場の準備をしていました。

これからは、自分を知るために準備を進めます。

つらい、苦しい…思いが募る行事ですが、その中で、新たな自分に気付いてほしいものです。

10月15日まで、目標を設定して取り組みます。

 

「ゆくりば」 には、新たな掲示がありました。

 

マラソンのプロにきく

 

と題して、マラソンのコツを掲示してあります。

あらたな自分への気付きを促す手立てです。

 

マラソンランナーの職員の言葉がうれしいです。

今年度から、通知表の配布を二回としました。

4~9月を前期、10~3月を後期として、評価期間をこれまでの3回から2回としたということです。

 

今日、前期間の教育活動を終え、通知表を渡しました。

 

 

高学年学級をのぞいてみると、担任が一人一人に声を掛け、前期間の様子を価値付けていました。

「あなたのそういうところがいいと思っていたよ。」

 

こんなことを言ってくれて、いやに思う子はいないと思いました。

 

小学校の頃の私は、通知表の「よい」の数が何個だった という見方しかしなかったのですが、

そんな自分に、担任が補足してくれた言葉にこそ、価値があったことを思い出します。

 

よかったね。だけでなく、「次はこう思えるようにするために、どんな行動をしようか?」

とか、「ここは気を付けるべきだと思う。」

という、身近で接している担任だからこそ伝えられる助言が、

その子を変えるきっかけになることも多いものです。

 

他人を気にするあまり、自分の思いを伝えられないことはありますが、

叱ってくれる人、自分の鏡となってくれる人こそ、

本当は貴重なんだと思います。

そういう人は、

「自分を認めてくれる」人なのかもしれません。

 

 

明日は、開校記念日です。渚滑小学校、125歳です。

渚滑フェスタが終了しました。

 

義務教育学校に向けて舵を切り始めた両校ですが、目的や文化が違う小中学校が

1つの行事を開催することで、たくさんの成果と、クリアすべき課題が見えてきました。

 

そこに集える人々の眼が生き生きとして、

学び続ける場であるべきことは変わりません。

両校ともに、そこにこだわった行事だったと思います。

 

中学校の実行委員が主催したオープニングで、全員制作を完成させ、

小学校の劇へと進んでいきます。

 

低学年の「はじめのことば」は、オープニングにふさわしい始まりでした。

 

 

 

種目説明のアナウンスの声も、張りがあってよかった。

 

 

中学生の合唱を観る小学生たちの眼がビームとなっていました。

 

小学生の合唱を聴く中学生の眼も真剣でした。

 

全校合唱では、指揮者のファインプレーが何度もありました。

 

合同練習では、リズムがずれてしまい、合唱になりづらく、急遽、指揮者を設定ました。

その大役でしたが、

指揮をしながら表情を柔らかくするように、自ら笑いの表情をしたり、

リズムが取りやすいように、手拍子をしたり…。

 

「あの場で、そうしたほうがいいかなと思って、臨機応変にしてみました。」

と、終わった後に答えてくれたお兄さんが頼もしく思えました。

 

中学校の劇では、笑いを誘う演技があり、観客を沸かせていました。

 

 

 

両校の代表挨拶を経て、今年のフェスタが終了しました。

 

準備の段階で、小学生と中学生が交流する機会が増え、その時、感じたことを聞いてみると、

「中学生の行動は素早い」」

「自分で考えてから、行動してた。なんでも人に頼っていなかった。」

 

「小学生と一緒に活動していると、とにかく一生懸命さが伝わってきた。

 自分たち(中学生)も頑張らないと! と思わされた。」

 

「これからも、一緒に勉強したい。」

といったつぶやきが聞こえてきました。

 

これからの生活や生き方につなげるかかわりができたと思います。

今後も、一緒に創るコミュニティーでありたいと思いました。

 

参観していた来賓の方が、

「とにかく、子供たちの返事がいいですね。

 これは、どの子も刺激になるはずです。」

といった、返事、あいさつ、整理整頓を大切にしている学校として、

評価していただけたことはうれしかったです。

 

参観していた方が、予想以上に多くなりましたが、

観覧のマナーも反応も素晴らしく、子供たちにとって快く、力強かったことでしょう。

 

今日まで、子供たちも頑張りましたが、教職員も様々な視点で想定しながら、準備と指導、支援を重ねてきました。

頼もしく感じた教職員にも、機会があればねぎらいの言葉を掛けていただけると幸いです。

 

みなさん、お疲れさまでした!!

また、進んでいきましょう!!

明日、いよいよ渚滑フェスタ開催です。

今日は前日の最終リハーサルです。

小学校では、それぞれの学級で最後の調整を進めています。

 

会場の中学校玄関にはポスターが貼られています。

小、中合同制作を完成させる動きを確認しました。

縁日の出し物の準備も進めていました。

 

中学校の劇の振り返りもしていました。

担当ごとに集まっています。

「あそこ、よかったよね。」

拍手!!

 

中学生の表情がとてもよかったです。

多分、小学校との連携は大変だったと思います。

疲労感の中に、成就感もあることでしょう。

実行委員の生徒たち、ありがとう。

 

いよいよ明日、幕が開きます。

お祭りの始まりです。

 

【玄関にあった寄せ書き】

本日、「渚滑フェスタ」に向けて総練習をしました。

各学級がこれまでの練習の成果を発表し、全員で振り返るための時間です。

どの学級も演劇をするということで、物語の主旨をどのように「とどける」か、

練習を進めてきました。

 

眼が生き生きとしている子もいれば、まだ不安なのか、きょろきょろとしている子がいました。

 

一度小学校に戻って、各学級ごとに振り返りをしていました。

撮影した動画をみることで、自分の動きを確認できます。

 

中学年では、合唱の様子をを振り返っていました。

その中で担任は、

「この人をみてみようか。」

と観察の視点を与えました。

 

歌っているときの表情、リズムの取り方に気付いてほしかったのでしょう。

「ちょっとやってみて。」

と振ると、

ニコニコ表情で、みんなの見本となっています。

 

昼から、再度中学校に出向き、最後の合同合唱の練習です。

体育館に入場する子供たちは、元気よく挨拶しています。

「こんにちは!!!」

「よろしくお願いします!!」

 

合同合唱では、中学生が指揮をしてリズムを合わせてくれます。

本校の教員が、指揮者にアドバイスをしています。

 

最後に、全員で、

「がんばるぞ!! おおおおお!!」

と声を掛けました。

 

フェスタに向けた練習で、疲労もたまってきているかと思いますが、

教科の学習も気を抜かずに、集中して学習に取り組んでいます。

こんなにまっすぐな眼で、学習に取り組む姿に、子供たちを誇りに思う気持ちが強くなりました。

 

放課後になり、先生たちの振り返りが始まりました。

 

どの先生も、次を見ていました。

「こうしたいんだけど、どんな手段があるかな?」

「それなら、こうしたらどうだろう?」

「あそこは、もっとこうしたほうがいい。」

 

建設的な意見がどんどん出されます。

渚滑小の強みは、こうした、「だれでも自分の考えを主張できて、違うことも認め合える」

ところだと改めて感じます。

何でもかんでもいい ではなく、もっとこうしたらどうだろう?

と知恵を集約できるということです。

私はそのような情報と考えを共有し合う姿を目の当たりにして、思わず目じりが下がってしまうのです。

 

頼むよ、みんな!

本日、2回目の合同合唱練習がありました。

中学生の実行委委員が本日の練習メニューを説明しています。

小学生と中学生のつながりも、物理的に増えてきましたが、

小中学校の職員同士のつながりも増えてきました。

「あそこ、どう思う?」

「こうしたらどう?」

 

こういう共有があちらこちらで始めることが大事。

来週にせまったフェスタに向けて、最終調整が始まりました。

 

小学校では、朝の合唱練習が始まっています。

高学年が、前回の振り返りと、本日の見通しを確認しています。

 

その奥で、低学年が声出しをしています。

 

担当教員が、子供たちの前に立ちました。

すると、子供たちがその様子に気付き、練習の体制に入りました。

ブログの中で、何度もこの場面について取り上げていますが、

「静かにして。」

「前を向いて。」

などという指示は、ここでは必要ありませんし、

「けじめ・切り替え・準備」につながる態度を意識して生活することはとても大切なことです。

 

低学年が自分たちで作った道具や、用意した衣装を着て練習をしていました。

その練習後に、振り返りをしています。

自分の取組、友達とのかかわりについて言葉にしています。

 

高学年が、裁縫をしていました。

外部講師をお呼びして、ナップサックを作っています。

「玉止め、苦手なんだよなぁ…。」

とつぶやきながら、手先を動かしていました。

 

休み時間、児童会主催の「スタンプラリー」が行われていました。

夏休み前から、先日まで、「挨拶運動」を進めていましたが、

その活動と、スタンプラリーをつなげて、あいさつにかかわるクイズを答えてスタンプラリーをしていきました。

 

 

活動を点にしないで、線や面でつなぐ発想が素晴らしいと思います。

 

低学年の算数では、言葉と足し算、引き算をつなぐ学習をしています。

「あわせて」「のこりは」

などといった計算につながる言葉に着目して立式する学習は、とても大切です。

 

私は子供たちに訊ねることがあります。

「掛け算ってどういうこと?」

「割り算の意味は、2つあるけど知ってる?」

「6センチメートルってどういうこと?」

「8平方センチメートルの四角形をかいてみて。」

 

どれも算数においては基本中の基本。

みなさんは答えられますか?

今日、児童が体育館に集まって合唱練習をしていました。

フェスタに向けた練習です。

ここで、子供たちに2つの観点で声を掛けていました。

 

「観客の人たちに、みんなは声を届けるんだど、楽しい様子も伝えられたらいいと思うんです。

どうしたら、その様子を届けられるかなぁ。」

 

担当教員の問いに、つぶやき始める子供たち。

ある子が、こうしたらどうだろう?

と前に出てきて見本をし始めました。

歌に合わせて手拍子をしています。

その時の表情も明るく、周りの子供たちも笑顔になっています。

「いいねぇ!」

「みんな、元気なのはいいんだけど、この声を届けるのはどうおもう?」

 

元気と怒鳴るは違うことに気付かせたいようです。

歌は周りの声を聴きながら、「高い音は響かせて、低い音は丁寧に」がコツです。

小学生の声はとてもきれいに響かせることができるので、ポイントが大切です。

 

フェスタに向けて、低学年が小道具を作っていました。

「そっち持って。」

楽しそうですね。

 

高学年が、西興部小学校と道徳の授業をオンラインで進めていました。

 

 

5,6年生が複式授業を展開しています。

「思いやり」について、自分の考えを体験をもとに語っていました。

他校の児童と議論できるまで深まると効果的だと思いました。

 

中学年が、畑で育てた野菜を使って、みそ汁を作っていました。

「校長先生! この中には内が入っているでしょうか?」

クイズを出してきました。

 

できたみそ汁を、校長室まで持ってきてくれました。

出汁が効いていておいしかったです。

クイズの答えは、「ジャガイモ、玉ねぎ」でした。

 

フェスタに向けてあわただしくなってきましたが、

毎日の教科学習も大事に進めている渚滑小学校でした。

 

もし皆さんが、「〇月□日から3泊の予定で沖縄に旅行に行く」とします。

その時、皆さんはどんなことを気にしますか?

 

沖縄までの工程(移動手段)

当日の天気予報

沖縄のスポット検索

帰宅予定日の天気予報

持ち物

 

等ですね。

まさか、アメリカの天気予報を調べる人はいないでしょうし、日本の国会の議事を気にする人はいないでしょう。

おのずと必要な情報を取捨選択する能力を身に付けているからですし、

その情報を手に入れる術(スキル)をもっているからです。

その結果、実践力として旅行に行くことができます。

 

この能力は黙っていて磨きがかかるものでしょうか。

3泊4日の旅行に、コンテナ1つの着替えが必要ですか?

季節によって選択する服装も違うはずです。

何も持たずに現地で調達。

という人もいるかもしれません。

 

私は、こういう能力、判断力を身に付けるために必要な能力が、

「はてな力」と「ねらい力」だと思います。(この言葉は存在しませんが、私が定義付けた俗語です)

ある事象を目の当たりにしたときに、「どうなってるの?」「どうしてなの?」

と不思議に思う力が「はてな力」

そのはてなを解決するために、「こうしてみよう」と

目標を定める力が「ねらい力」です。

 

この力を学校で培うとしたとき、どんな手立てがあるでしょうか?

 

そんな問いに焦点を当てた取組がありました。

この写真、プリンです。

これは、低学年の家庭学習で紹介されたものです。

学級通信によると、

このプリンを作った子には、目的がありました。

自主課題(じぶんできめたねらい・めあて)がノートに書かれています。

「レベルアップの料理をがんばる」

としたそうです。

 

どの点がこの子にとってレベルアップかというと、

「クリームをしぼる」だそうです。(クリームを三角形にするみたいな具体が出るともっといいですね。)

こうした家庭での取組を視覚化するだけで、「家庭学習」として成立していると思います。

ノートには、作ってみた後の「振り返り」も書かれています。

 

もう一人。

漢字の練習を自主学習に選択したようです。

 

「はね、とめに気を付けて書く」

というめあてを設定しています。

担任は、その視点でチェックしています。

最後に、この子がそのねらいに向けて取り組んだ結果、どんな変容があったか、自分で振り返っています。

今後、どのような場で生かそうとしているかを振り返ってもいいでしょう。

 

2つの取組に共通しているのが、

「こうしよう」という目標・ねらいの設定で、その目標を自分で決めているということです。

そして、自分の取組を振り返り、文章という形で視覚化しています。

 

このような、自主学習を地道に進めたり、

はてなを見付け、こうしようというねらいをさだめ、解決の手段をさぐり、結果をまとめて分析する

という学びのサイクルを、毎日の授業で身に付けることが、求められています。

 

宿題として、「漢字を10個ノートに書き写す」というより、「同じ漢字を10個使って文を作る」というほうが、楽しいですし汎用性があります。

宿題として、「家であった出来事を文章にしなさい」とするより、

「お手伝いするときの大変な点とは?」というような視点を自己設定したほうがやらされ感は減るはずです。

 

「物は考えよう」とはよく言ったもので、これは、

「ものを見るときは違う角度で、異なる視点でみたほうがいい」ということです。

 

その感覚を求められているのは、子供たちより、まずは大人たちなのかもしれません。

ここ数年、情報の伝え方、使用方法が明らかに様変わりしていることに気付かされます。

買い物に行くと、「セルフ会計」が増え、商品のバーコードを読み取ることで、会計を済ませています。

 

某大手アパレル店に行くと、

商品を会計ボックスに入れるだけでアッというまに合計金額が表示されます。

どんな仕組みだ!? と驚いた記憶があります。

 

便利であると同時に、リスクも高まるため、その対応は欠かすことができません。

 

学校に目を向けると、「クロームブック」が全員に貸与され、授業の形式もずいぶん変わってきました。

 

今年になり、「学級通信」にも変化が現れ、

QRコードを読み取ると、担任が作った専用のドライブのファイルにつながり、

子供たちの写真や学習の動画などを家庭で参観できるようになっています。

 

先日、高学年は宿泊研修に出掛けました。

右上のQRコードを読み取ると、1泊2日の研修の様子が映った写真を見ることができます。

 

この学級の通信のQRコードを読み取ると、

「宿泊研修の振り返り」

を読むことができます。

 

気付きを日常生活に生かす視点でまとめてありました。

 

先生たちの指導スキルも、子供たちの身に付ける能力も、時代に即した内容を目指していますが、

人とのつながりは不変です。

 最近の子供たちの様子を一気にご紹介しましょう。

 

今月の全校朝会で、先生たちが合奏を披露しました。

今月担当の先生が発起人になって、楽器を用いてすぐにできる曲を披露したということ。

 

数日前から、職員室でなにやら相談が始まり、放課後、音楽室に集まって音合わせをしていました。

先生たちは流石でした。

 

次の写真は、「渚滑フェスタ」に向けた、小学校でのオリエンテーションです。

担当教員が、

「学芸会と学校祭が合わさって、『渚滑フェスタ』になります。

 今回のテーマは、「つながる・とどける」です。

 さぁ、誰にとどける? 何をとどけようか。」

 

そういうと、子供たちは近くの友達と自分の考えをシェアし始めました。

自分の考えを共有して、友達の考えを知ったり、自分の考えを深化させたりするために、

友達との話し合いや振り返りは有効なのです。

 

次の写真は、なぎさ学級の合同体育です。

私がいつも感心するのは、子供たちに「自己決定権」があるということです。

サーキット運動をするとき、教師が決めたコースや運動をするのではなく、

道具を組み合わせて「運動を創り出す」ことを大切にしていることです。

 

自分で考えた運動を、友達に説明する時間があり、その時にプレゼンする経験を通して、

コミュニケーション能力をはぐくむと同時に、運動を確保しているということ。

子供たちが思考して、施行する時間がここにありました。

 

ずいぶん前の活動ですが、夏休み作品発表の様子です。

硬貨の選別機を作った子に、

「本物のお金でも分けてくれるのですか?」

と質問すると、

 

☆できますよ!

 

という答え。実際にやってみたのですね。

ネイルを作ってきた子のプレゼンを見ると、キラキラして興味を引く作品でした。

私は、

「校長先生ね、最近包丁で爪を切ってしまいまして…。

 この指に合うネイルがあるとしたら、あなたはどれをお勧めしますか?」

と訊ねると、

 

☆そうですねぇ…。

 校長先生には、青いキラキラしたネイルが合うかと…。

 

私は、そんなイメージだそうです。

 

参観にきた保護者の方や、子供たちから笑いが起きました。

こうした、予定にない質問や要求に、その場で対応する力も大切だと思います。

 

この写真は、児童会会議の様子です。

児童会三役が司会をしながら、企画を形にしていきます。

この時の話し合いの様子をみていると、子供たちの自主性がはぐくまれていることが分かります。

その一つの判断基準に、「教員が口出ししない時間が多い。」

ということ。この時間は、ほぼ、子供たちの声で進んでいました。

 

先生たちが、こういう状況になるまで、「話し合い方」「決めるときの視点」などの指導を、

積み重ねていたようです。

 

 

本日、「避難訓練」を実施しました。

地震による火災が発生し、グラウンドに避難するということ。

「安全に、素早く」がねらいです。

 

私は、

「あなたたちは、体育館の玄関から出てきましたね。

 でも、もし、その玄関が開かなかったとしたら、次はどう行動しますか?」

 

訓練のための訓練になりがちですが、こうした、予期しない行動が要求されるのも事実です。

私も消防の方に質問しました。

「校長って、誰よりも先に旗を持ってグラウンドに行くんです。

 でも、責任者がそれでいいのかなと思うのですが…。」

 

☆「そうですよね。時と場合によって、校長だろうと最前線で動かなくてはならないですよね。

  そういう疑問を先生たちと協議してください。」

 

という言葉をいただきました。

 

消火体験をした高学年が、校舎に戻ってきたとき、担任がこんな振り返りの視点を与えていました。

「消火訓練したけど、ところで、学校にはどこに消火器があるんだろうね…。」

 

そういうと、子供たちのスイッチが入りました。

案外、消火器の場所は意識していないものです。

先ほどの消火体験と現実を結び付ける、効果的な問いでした。

 

☆ここにある!!

 〇個目だ!!

 

 校舎内を探し回る子供たちです。シンプルな問いが、ダイナミックな学習につながるいい機会でした。

 

 

ブログをアップしていなかった数週間を一気に振り返りました。

また、渚滑っ子と先生たちの学びをご紹介していきます。

 

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