しばらくアップせずに時間と出来事だけが過ぎていきました。
先月の末、渚滑中学校体育館にて、紋別市教育委員会より、今後の渚滑地区学校について
説明がありました。
「令和9年度、渚滑小、中学校を1つの義務教育学校とします。」
教育長、学務課長より説明があり、話を聞いていた地域の方、PTAの方から質問がありました。
「現在の中学校の間取りで、教室は足りるのか?」
「スクールバスの対応はどうなるか?」
「開校後、中学生の制服は?」
「学童の開設を願いたい。」
といった、二年後の状況を、現状と比較した質問が続きました。
この説明会の数日後、私は全校朝会で子供たちに話しました。
「あと二年たったら、中学校のお兄さん、お姉さんと一緒の学校で勉強することになります。
義務教育学校といって、小学校1年生から9年生までになります。」
☆「えぇえええ!!???」
「どうしてそんなことをするのかというとね…。」
一通り説明した後、
「何か心配なことあるかな?」
と訊ねると、
「私たちの教室は中学校にあるんですか?」
という、ごくごくまっとうな質問が…。
わたしはすっとぼけて、
「う~ん、どうしたらいいと思う?」
と訊ね返しました。
☆やっぱり、自分の教室があったほうがいいと思う。勉強するんだし。
「そうだね。あなたの意見はしっかり考えます。
他には?」
☆校歌はどうするんですか?
「すごいなぁ。そういうことに気付くんですね。
でも、校歌はいらないんじゃないかな?」
またすっとぼけてみると、
☆やっぱりあったほうがいいと思います。
みんなで歌うことあるし、学校の歌だから…。
今、当たり前に存在する物事について、子供たちがどんな価値をもっているのか、
すっとぼけながら確認してみました。
子供たちは自分事として、校長の説明を聞いていたようです。
そして、しばらく時間は経ち、本日、中学校と合同の取組がありました。
今月末に行われる、「渚滑フェスタ」(これまでの学芸会、学校祭)に向けた、
合同制作の取組です。
中学校では、実行委員会(生徒会)が企画した構想を形にしようとしてくれました。
これまでなかったことを実行するには、経験したことのない体験をすることになります。
これまで、小中学校では、運動会も合同で実施してきましたが、
令和9年度に義務教育学校開校という、ひとつのめざす山が設定されたことで、
これまでと違う視点が出てきたことも事実です。
これまでの文化を大切にしつつ、新たな文化を創り出すことに、やりがいを感じたいものです。
話は変わります…。
先日、強風により畑のハウスが飛んでしまいました。
帰宅しようと前を通ると、
鉄骨が曲がっていました。
「おおおおおおおおお!!!!」
職員室にいる職員に声を掛け、
一斉に片付けをしました。
ハウスの中にあった「すいか」にも影響が…。
そんな心配もしていたのですが、
昨日、子供たちが職員室に、すいかを持ってきてくれました。
真っ赤に熟したすいかは、甘くておいしかったです。
「校長先生! 食べた後、すいかの点数を教えてくださいね。」
そう自信満々に話す子供の眼は、輝いていました。