先日、ある大学の教授から連絡が来ました。
4月21日のブログ「地味を大切に」を見て共感したとのこと。
教頭が職員室の机の上の整理整頓に感動したという価値付け記事を見て、
「整理整頓に価値を見出せるということは、自分も意識して率先して取り組んでいること。
整理整頓を子に指導できる人は、いろいろな場所の整理整頓を心掛けている人。」
という内容。
数多くの大学生を相手にしている彼は、自分と関連付けて読んだようです。
結びにこう書いてありました。
「私は、汚れている教室を見て、自分で掃除をしていた。
でも、改善しないことに疲れ、見て見ぬふりをして怠けてしまっていた。
これではだめだ!
学ぶ環境を自分たちで整える人(学生)となってほしいから、また、掃除を再開する。」
私は、この言葉に、彼の奮闘する姿を想像したのと同時に、
私が日々とっているアウトプット手段に反応してくれる人がいるということに価値を感じました。
今、私がとっている手段とは、言葉によるアウトプットです。
事実をもとに、自分のフィルターを通してその価値を皆さんにお伝えしているということ。
ともすれば、一方通行で終わってしまいがちな情報ですが、それに反応してくれることに、
うれしく思います。
反応が好意的でなかったとしも、
自分が届けたいメッセージとは違う視点で受け止められたとしても、
このように「アウトプット」することに目的とスキルをもたなければならないことは多いものです。
毎週末、私は各学級の担任が発行する「学級通信」に目を通します。
この学級通信は、作成者の「人」が表われていて面白いです。
通信にQRコードを紹介して、リンクした子供たちの学んでいる動画を紹介するなど、
数年前とは違った方法でアウトプットしている教員もいます。
私の私見として、学級通信には何かしらの担任のメッセージがあるとして捉え、
「この人は何を伝えたいのだろう…。」
と探りを入れながら読むことが多いです。
本日発行のなぎさ1学級の担任のメッセージが目にとまりました。
本人の了承を得て、次の通り紹介します。
【ことばは意外と難しい】
最近、こどもたちと活動していて気付いたことがあります。
それは、「彼らは私たちが思っているよりも、言葉を知らないのではないか。」ということです。
ある日、みんなの楽しかった出来事を説明する学習をしていたとき、
「休みの日にどんな楽しいことがありましたか?」と聞いてみました。
子どもたちは口々に答えてくれますが、
「北見!(北見に行った)」
「家!(家にいた)」
など単語での返答が多く、
「では、北見のどんなことが楽しかったですか?」とたずねると、
「……。」
なかなか言葉がでてきません。
「誰と行きましたか?」
「どんな食べ物を食べたの?」
と一つずつ質問していくと答えが少しずつ帰ってくる…といった様子が多く見られました。
学習の最後に「説明しづらかったですか?」と質問してみると、ある子が、
「どういえばいいかわからないなぁ」と素直に教えてくれました。
思い返してみると、私たちが普段何気なくしている会話は、
意外と内容よりも「表情」や「動作」、「テンポ感」「熱量」など言語以外で成立している場合も多いように感じま す。
ただ、そういった非言語に多くを依存するコミュニケーションに頼ったままでいると、
思うように言葉で説明できずに勝手にしたいことをしてしまい、トラブルになってしまうなど、思わぬコミュニケーションエラーが起きることがあります。
「ここでこういえばいいのに…。」と周りは思っていても、本人からすると、
「何を聞かれているかわからない…。」
「なんて言えばいいか分からないけど考えなきゃ…。」など、必死にいろいろなことを思考していることが多いです。
今回の学習で、私はみんなの困りに気付くことができました。自立活動ではこうした子どもの困りにアプローチして学習を行っていきます。ぜひ、おうちでもお気付きの点があれば教えていただけると幸いです。
という内容。
この担任が体験した事実を、自分の思いを通して価値付けて、保護者にアウトプットしています。
私は、その考えが正解かどうかではなく、自分は担任としてそう判断しているから、この次にこうしたい。という発信が必要だと思っています。
もし何かあれば、相談すればいい。
こうした、メッセージには「人」が表れるのだから、言葉に味を出して欲しい。
そう思っています。
ゴールデンウィーク後半突入を前に、教頭がこんな言葉を、職員掲示でアウトプットしていました。
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【感謝】一か月お疲れ様です。
おかげ様で、無事、1か月が終わろうとしています。先生方の日々の意図的な関わりにあらためて感謝します。本当にありがとうございます。
ゴールデンウィーク前、最後の一日ということで、子どもたちの中には、うきうき、ふわふわで登校してくる子もいるかと思います。こういう時にトラブル、事故が起きやすいものです。本日も気を引き締めて一日を乗り切り、有意義なゴールデンウィークを迎えましょう。本日もよろしくお願いいたします。
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それではみなさん、よい休日を。