地球を感じて(西部耕地~稲刈り)
午後から、西部耕地に稲刈りに出掛けました。
職員の方から、稲を刈るときの説明を受けています。
稲を刈るときに使う鎌の切れ味は鋭く、「安全面」に注意した指導を受けます。
道具を使うときの指導はとっても大切で、「効率」「安全」について学ぶ絶好のチャンスでもあります。
高学年は手慣れた感じで、
「サクッ」
といい音をさせて刈り上げていきました。
稲を刈ったあと、稲をまとめて干していきます。
稲をまとめてひもで縛る作業も一苦労です。
職員の方々が、それはそれは親切で、
でも、子供たちの作業を奪うわけでもなく、
絶妙な手助けをしてくれていました。
流石です。
子ども達の手慣れた作業で、あっという間に終了しました。
でも、稲の数も少なく感じたのです。
すると、職員の方が説明してくれました。
「みんなのおかげであっという間に終わりましたね。
でも、それだけじゃなく、気付いたと思いますが、
稲の数が少なく感じたのではないでしょうか?」
☆うん、そう思った。
「その原因はね、6月に稲を植えたんだけど、その時の気温が平均8度くらいだったんだ。
その後、ゆっくり気温が上がればよかったんなけどね。
『分結』と言って、茎が増えて、数を増やせればよかったのに、その時に寒くて、
増えないまま、今度は熱くなりすぎて縦に延びちゃったってこと。」
☆へぇ~。
数の減少にも科学的に理由があり、気温などが綿密に関わっていることが分かりました。
時間が余ったので、機転を利かせてくれた職員の方が、次回の活動の説明をしてくれました。
職員の方々の動き、配慮が温かかったです。
素敵な体験をさせてくれた皆さんに感謝です。
取材に来ていた方から、インタビューを答える子供も、
慣れたものでした。
食べることは生きること
生きることは人とつながること
ゆえに、食べることは人とのつながり
の理論を教えてくれた感じがします。
なにより、大地にこんなにも近づいて作業することこそ、いい体験だと感じます。
朝の話…。
登校した子供がなぜかそわそわしていました。
「校長先生…。」
小さな声で私を呼び止めます。
「じつはね…、
〇〇さん(公務補)が誕生日なの。
昨日ね、プレゼント作ってきたんだ…。」
と教えてくれたのです。
「へぇ、そいつはいいねぇ。
よろこんでくれるかな?」
そして、プレゼントを渡していました。
公務補もにっこりです。
渚滑っ子の健気さ、純粋さを感じた時間でした。