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輝く瞳のある授業を

外には「雪虫」が飛んでいます。

朝はめっきり冷え込んできて、冬がやってくる準備をしなければ・・・、と思う今日この頃。

 

私が校長室で校務にあたっていたところ、

どこからともなく、とても素敵な歌声が聴こえてきました。

笑い声だけでなく、「イェ~イ!」

といった掛け声まで聴こえます。

 

私は、その楽しそうな音に誘われて、校長室を後にしました。

なにやら、音楽室から発信されているようです。

 

静かに、後ろのドアをあけ、中をのぞいてみました。

「こげよマイケル」を歌っています。

和音(ハモリ)を楽しむ学習でした。

3つのパートに分かれて、音をとっていました。

 

その時の様子を見ていると、とにかく楽しそうで、

みんな笑顔でした。

 

さぁ、歌ってみようか!

と指導者が言うと、

「よし! 全力で!」

と答えます。

全力で歌う曲だっけ?

「ちがった、響かせるんだ。」

 

子どもたち全員の感性を磨いている授業でした。

 

 

低学年では、算数の「学びの山」(学習の進め方)を見て、本時の学習内容を確認していました。

四角形、三角形のちょうてんとへんに視点を当て、身の回りから、その形を探す学習です。

 

「失礼します!!!」

と校長室に入ってくる子たち。

「三角形と四角形を探してます。」

そういう子供たちに、

 

☆いままでの校長先生の中に、三角形の顔をした校長先生がいるかな?

と聞いてみると、

子ども達が、写真を見ています。

少し怪訝な表情をしています。

 

「えっ!? 顔が三角形の人っているの?」

☆いるでしょ? 三角形ってどんな形のこと?

「頂点が3つあって、辺が3本で…。」

「そんな顔をしてたら怖いよ。」

 

三角形の概念を理解していました。

 

その後、四角形はすぐ見付かるけど、三角形はなかなか見付かりません。

私は、ヒントとして、

☆このCDデッキにありそうだけど…。

と再生ボタンに目を向けさせました。

 

「あったぁ!!!!」

「進めの記号とか、矢印の記号にありそうだね。」

 

関連付けて思考するとはこういうことです。

 

授業終了の時間になった時、

「休み時間も探してみようっと。」

「家でも、探してみようかな。」

 

そうつぶやく子供たちをみると、

学びのスイッチが入っていることが分かります。

 

こういう風に子供たちの学びを分析しながら観察するのはとても面白いです。

子供たちが学ぶことを楽しみ、学び続けようとしているときの「瞳」は輝いています。

そんな授業をしていきたいものです。

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