渚滑からのつぶやき

7月15日、紋別市の担当者の方々をお招きして、児童を対象とした「未来の紋別を考えるワークショップ」を実施しました。これは、10年後の紋別市がどのようなまちであってほしいかを子どもたち自身が考え、市の新しい計画に意見を反映していただくための特別な授業です。
 
子どもたちはグループごとに頭を寄せ合い、「紋別のよいところ」や「改善したいところ」を出し合いながら、未来の「こうなってほしい」姿をまとめました。
 
 
あるグループでは、「東京ディズニーランドが欲しい!」と書いた子がいました。
先生が「どうしてそう思ったの?」と尋ねてみると、
「だって、人がいっぱい来て楽しくなるから」という答えが返ってきました。
先生や友達との対話を通して、単に遊園地が欲しいのではなく、
「人がいっぱい来て楽しめる町にしたい」という自分の本当の願いに気が付いたようです。
 
 
 
ほかにも、低学年の子どもたちからは
「ごみが0のまちになってほしい」
「でんしゃがきてほしい」というまっすぐな願いが寄せられました。
さらに、「仕事のはばがひろがってほしい」「みんなに紋別のよさを伝えたい」と、10年後のまちづくりをすっかり「自分事」として捉え、未来に希望を抱く頼もしい児童の姿も見られました。
 
別グループが書いたワークシートを熱心に読む子供たちです。
 
本校の教育目標には「夢を語り合う」「夢を社会につなげる」という指標があります。
友達と本音で意見を交わし合う姿や、学校での学びを教室内で終わらせず「自分の住む社会(まち)」に結びつけて考える姿は、まさに私たちが目指す「夢を社会につなげる」姿そのものです。
 
子どもたちが出してくれたたくさんのアイディアが、これからの新しい紋別市を創る大きな力になると信じています。貴重な学びの場を提供してくださった紋別市の皆様、本当にありがとうございました。
 
7月に入り、5月中旬の「総合的な学習の時間」に子どもたちが植えたブロッコリーが、見事に大きく育ちました。
子どもたちは大喜びです。
しかし、ここで一つ問題が起きました。一緒にカレーに入れたい「じゃがいも」や「にんじん」は、まだ生長の途中なのです。子どもたちは「どうしよう…」と頭を悩ませています。
そこで私が「ブロッコリーって、切ったところからまた伸びてくるのかな?」と尋ねてみると、「わからない…多分、生える?」と、新たな「疑問」をもったようでした。
また、保管方法として「冷凍する」というアイデアにも気が付いたようです。
 
さらについ先日、本校のジャガイモ畑の茎が、野生動物(おそらくシカ)に食べられてしまうというショッキングな出来事がありました。
子どもたちは、びっくりした顔と残念な顔が入り混じった様子で私に報告してくれました。
落ち込んで終わってしまうかと思いきや、その後担任の先生に様子を聞いてみると、
なんと子どもたちは「銀色のビラビラをつけたら、追い払えるかもしれない!」と、自分たちで対策に乗り出す話し合いをしているというのです。
 
予定通りにいかない野菜の生長や、シカに食べられてしまうというピンチ。これらは子どもたちにとって強い切実感と必要感を伴う、「なぜ?」「どうしたらいい?」というまさに「自分事」の出来事です。
 
本校の重点教育目標には、「問いをもって学び続ける力」を掲げています。
これは、ただ席に座って指示を待つのではなく、自ら「問い」を立て、試行錯誤や失敗を自然に受け入れながら、自分たちで解決に向けて探究していく「自己調整力」のことです。
ハプニングに直面し、それを自分たちの力でどうにかしようと乗り出す子どもたちの姿には、まさに探究的な学びの醍醐味が詰まっています。
これからも、こうした日常の小さな疑問を大切な「学びの種」として拾い上げ、子どもたちが自ら考えて行動する力へとつなげてまいります。
7月に入り、全校児童を対象に「防犯教室」を実施しました。
発達段階に合わせて、1・2年生は不審者対策を、3年生から6年生はインターネットの安全な利用について学びました。
まず、3年生から6年生は、北海道警察の方とZoomでつないだ「遠隔防犯教室」です。クローム端末と電子黒板を活用し、インターネットを利用する中で起こりうる危険性について学習しました。
「もしも、自分の悪口がSNS上で拡散されてしまったら」
「もしも、インターネット上の友達から『自分の写真を送って』と頼まれたら」
このような問いに対し、子どもたちはZoomのチャット欄に自分の考えをどんどん書き込んでいきます。
「かなしい」「こわい」「人を傷つけてしまう行為だ」など、被害者にも加害者にもなってしまうネットの怖さについて、双方向で深く学ぶことができました。
 
 
私が特に「すごい!」と感心したのは、ある部屋の写真(机のPC周り)を見て
「これをネットに投稿したら、どんな危険があるか」を見つける場面です。
子どもたちは、
 「カレンダーが映っているから、予定が分かってしまう!」
 「PCの画面に自分の顔が反射しているから、顔がバレる!」
 「荷物が映っていて、そこに住所が載っているから自宅が特定される!」 と、大人が驚くほどたくさんの危険を見つけ出していました。
 
一方、1・2年生は警察官の方をお招きして「不審者対策」の学習です。
自分の命を守る合言葉「いかのおすし」について学んだあと、実際に警察官が扮する不審者に対して実践訓練を行いました。
 
 
特に「しらせる」の訓練では、逃げたあとに不審者の特徴を大人に伝える体験をしました。
「めがねをかけてた!」
「マスクをしていた!」
「スマホで写真を撮られそうになった!」など、実際の体験を通して、しっかりと特徴を覚えて伝えることができていました。
 
本校の重点教育目標には、「日常生活につなげる力」を掲げています。
これは、「今の自分の行動が次にどう影響するか」を予測し、安全を見据えた行動を自ら選択(自己決定)する力です。今回の防犯教室で学んだことを知識だけで終わらせず、ネットトラブルの未然防止や、日常の安全管理意識へとしっかりつなげていけるよう、これからも学校全体で指導を続けてまいります。
6月後半は、保護者や地域の皆様、そして教育関係者の方々に、
渚滑の子供たちの「日々の頑張り」を見ていただく機会がたくさんありました。
 
まず6月22日には、オホーツク教育局の指導監や紋別市教育長が来校され、授業の様子をご視察いただきました。
少し緊張する場面もあったかもしれませんが、子供たちが本校の重点教育目標に向かう姿を、しっかりと見ていただくことができました。
 
続いて6月26日は、全校参観日でした。
お忙しい中、多くの保護者の皆様、そして学校運営協議会の皆様にも足を運んでいただきました。
学校の様子を見ていただくだけでなく、この参観日が、保護者の方々や地域の皆様同士の温かい「つながりの場」になればと願っております。
 
当日、参観してくださった地域の方から、こんな嬉しいお言葉をいただきました。
「複式なので先生たちは忙しそうですね。でも、子ども達も先生たちも笑顔で授業に向かう姿があって、いいですね!」
 
このお言葉は、私たち教職員にとって何よりの励みになります。
本校が大切にしている「仲間と語り合う力(温かい風土)」が、日々の授業の中に確かに根付いていることを実感できた瞬間でした。
 
これからも、開かれた学校としてたくさんの方々に「本校の良さ」を見ていただきながら、皆様と力を合わせて、未来に向かって歩み続ける子供たちを育ててまいります。
 
6月22日、23日の2日間にわたり、全校で体力テストを実施しました。
私が体育館へ参観に行くと、子どもたちが嬉しそうに駆け寄ってきてくれました。
 
「校長先生、握力の記録が伸びたよ!だって、前は〇〇だったのに!」
 「上体起こしの記録が、△△回も増えたよ!1年生のときなんかね、▼▼回だったのに!」
目を輝かせて報告してくれる子どもたちに、
「どうして記録が伸びたと思う?」と尋ねてみると、
「だって授業とかで(運動を)やってるから!」という、とても頼もしい返答が返ってきました。
本校の体力テストでは、過去の記録がいつでも確認できるファイル形式を活用しています。
これは、人と比べるのではなく「過去の自分と比較する」ためです。
自分の成長が目に見えることで目標がはっきりとし、「もっと記録を伸ばしたい!」と何度も挑戦する子どもたちの姿がたくさん見られました。
本校では、体力向上の取り組みにおいても、今年度の重点教育目標(3つの柱)を意識した指導を行っています。今回の体力テストでは、次のような子どもたちの姿を目指しました。
1.【学び続ける力】 正しい測定方法を理解し、自分の自己ベストを目指して本気で挑む姿。
2.【仲間と語り合う力】 測定する友達の横で「がんばれー!まだいけるー!」と温かい声援を送ったり、記録を伸ばすコツを教え合ったりして、互いの頑張りを認め合う姿。
3.【日常生活につなげる力】 テストを通して自分の体力の現状を知り、「これからどんな運動をしようかな」と、自分自身の運動習慣や生活の仕方を「自己決定」していく姿。
体育館は、自己ベストに挑む真剣な表情と、友達を応援する温かい声、そして「できた!」という最高の笑顔にあふれていました。
これからも、日々の授業や様々な活動を通して、子どもたちが自らの成長を実感し、未来の自分を創っていく(自己決定していく)ことができるよう、教職員一丸となって支援してまいります。
廊下を歩いていると、「校長先生、次の時間は理科だから見に来てください!」と6年生から声をかけられました。
やる気満々の笑顔を見て、学習に向かうワクワクした気持ちが育っていることをとても嬉しく思います。
 
今回は、来年度の義務教育学校開校を見据えて行われた、6年生の理科の様子をお伝えします。
この時間は、中学校の理科の先生も参加する「教科乗り入れ授業」として実施されました。中学校の先生がTT(ティームティーチング)として小学校の授業に加わることは、来年度の本格的な授業がスタートする前に、小学校の子どもたちの実態や学びの様子を直接知るための大切な機会となっています。
本時の課題は「心臓はどのように血液を運んでいるのだろうか」です。
 
ユニークで鋭い予想が次々と飛び出しました。
 
その後、教科書や電子黒板の資料にあたりながら全体で結果を整理しました。
 
そして、ここからが本校の授業の「みそ」です。全体での共有後、個々が「自身の言葉でノートにまとめ記述する(振り返る)」時間をしっかりと確保しました。本校が重視しているこの「振り返り」のプロセスが、「分かったつもり」を確かな「分かった!」へと変えていきます。
 
 
さらに素晴らしいのは、学びの中で
「じゃあ、子どもとおじいちゃんではどっちが脈拍が早いの?」
「ネズミとゾウはどうだろう?」と、子どもたちの中から新たな疑問が次々と生まれていたことです。
 
本校が目指す「問いをもって学び続ける力」が、子どもたちの尽きない好奇心からしっかりと育っているのを感じた瞬間でした。
 
6月16日、本校にて「人権の花」の贈呈式が行われました。
人権委員の皆様にご来校いただき、「花を大切に育てながら、人権(自分や周りの人を大切にすること)について考えてほしい」という温かいメッセージとともに、お花のプランターを贈っていただきました。
贈呈式の中で、私からは子どもたちに次のようなお話をしました。
「きれいな花を育てるためには、毎日『水』をあげる必要がありますね。それと同じように、人を大切にするためには『言葉』が必要だと、校長先生は思います。これからこのお花に水をあげるとき、そんなことを少し考えてみてほしいなと思います。」
 
本校の今年度の重点教育目標の中には、「仲間と語り合う力」の育成を掲げています。これは、渚滑の伝統である「優しさ・挨拶・返事」を大切にし、仲間と対話しながら協力できる子どもを育てるというものです。相手を思いやる温かい「言葉」をかけ合うことは、まさにこの力を育むための最も大切な「水」となります。
 
今日いただいたお花は、これから子どもたちが協力して育てていきます。毎日の水やりという活動(日常生活につなげる力)を通して、命を慈しむ心とともに、自分や友達を大切にする「優しい言葉」が学校中にあふれていくことを願っています。素敵なお花と、子どもたちにとって大切な気付きの機会をくださった人権委員の皆様、本当にありがとうございました。学校全体で、思いやりの心とともに大切に育てていきます。
6月5日、心地よい風と青空に恵まれ、絶好の遠足日和となりました!
朝から子どもたちは元気いっぱい。「楽しみで昨日なかなか寝られなかった!」と嬉しそうに話してくれる児童もおり、ワクワクした空気が学校中に広がっていました。
 
目的地である「せせらぎ公園」に到着してからは、各学年が今日のために一生懸命考えた遊びのスタートです。広い芝生を思い切り使った「だるまさんがころんだ」や「氷鬼」、公園のアスレチック遊具を活かした「色鬼」など、低学年から高学年までみんなが楽しめる工夫がたくさん見られました。
 
子どもたちが自ら遊びを計画し、仲間と対話しながら協力して楽しむ姿には、本校が大切にしている「自己決定」の力や「仲間と語り合う力」が存分に発揮されていました。元気いっぱい遊ぶ子どもたちの表情は、どれも最高の「にこにこ笑顔」でした。
そして、遠足の大きなお楽しみであるお弁当とおやつの時間。愛情たっぷりのお弁当を囲み、子どもたちの笑顔がさらに弾けました。早朝からご準備いただいた保護者の皆様、本当にありがとうございました。
帰りは、担当教諭からの「帰るまでが遠足です!」というめあてを胸に、学校を目指しました。
帰り道では、高学年が低学年の手をごく自然に引き、歩幅を合わせて歩く姿が見られました。たくさん遊んで疲れた道のりでしたが、高学年のお兄さん・お姉さんからの温かいパワーをもらい、低学年の子どもたちも最後までしっかり歩き切ることができました。
 
このように、他者を思いやり、より良い関係を築く姿は、まさに本校の目指す姿です。
身体を動かし、いっぱい自然に触れ、いっぱい友達と温かく触れ合った一日でした。
いよいよ迎えた5月30日、小中合同運動会が開催されました。
 
当日に向けて、ある児童が「いい天気になればいいな」と、かわいらしい「てるてる坊主」を作って校長室にプレゼントしてくれました。その手作りのてるてる坊主からは、子どもたちが今日という日を心から楽しみにしている気持ちがひしひしと伝わってきて、「絶対に晴れてほしい!」と強く願うとともに、これまでの練習が子どもたちにとってどれほど充実したものだったのかを感じて胸が熱くなりました。
 
当日は残念ながら雨が降ったりやんだりと不安定な天候となってしまいましたが、子どもたちの心は少しも曇っていませんでした。
開会式 児童会長挨拶
 
開会式の挨拶では、子どもたちにこんなお話をしました。 「これまでの練習中、小中学生のみなさんから聞こえてきたのは『楽しもう!』という言葉でした。私も本当にそう思います。ただ勝ち負けにこだわるだけでなく、仲間を全力で応援し、励まし合い、すべての競技に『真剣に取り組んだ成果』こそが、本当の楽しさとなって表れるのだと思います。」
 
その言葉通り、子どもたちは最高の姿を見せてくれました。
 
総練習の時から、小学生がキラキラとした目で中学生の力強い走りを応援する姿がありました。そして本番でも、勝ち負けだけにとらわれず、でも決して手を抜かずに真剣に挑む姿が輝いていました。
何より嬉しかったのは、練習中や本番中、大道具を片付ける子どもたち同士の間で「ありがとう!」という感謝の言葉が何度も何度も飛び交っていたことです。懸命に競技する仲間にも「がんばれー!」と全力で応援し合う姿は、本校が大切にしている「優しさ」そのものでした。
 
 
不安定な天候の中、最後まで子どもたちに温かいご声援を送ってくださった保護者の皆様、地域の皆様、本当にありがとうございました。 天候には恵まれませんでしたが、子どもたちは自分たちの力で「自分を伸ばし 明日を創る」最高の運動会を創り上げてくれました。この運動会で深まった小中の絆と、仲間と励まし合いながらやり遂げた経験を、明日からの学校生活にもしっかりとつなげてまいります。
先日、本校の全教職員で「全国学力・学習状況調査」の分析を行いました。
これは単に点数を確認するためだけでなく、「これからの時代に、子どもたちに必要な力は何か」を先生自身が学び、「明日からの授業をどう工夫するか」を話し合う大切な研修です。
 
 
 
 
本校の「小中合同グランドデザイン」では、めざす先生の姿として次の3つを掲げています。
 
①児童生徒の自主性や対話を引き出す指導法について確実に実践している
②同僚や地域と連携し、柔軟かつ創造的に教育を進めている
③学び続け、児童・生徒と一緒に成長する姿勢をもち続けている
 
 
教育の世界には、「教師の学びは子どもの学びの相似形」という言葉があります。
先生自身が自ら学ぶ姿勢があってこそ、子どもたちも同じように学ぶ楽しさに気付くという意味です。
また、本校で目指すキーワードである、「自己調整」「コミュニケーション」は教師の姿でもあります。
 
本校が大切にしている「問いをもって学び続ける力」を子どもたちに育むため、まずは私たち教職員自身がこの3つの姿を大切にし、常に学び続けてまいります。引き続きの温かいご支援をお願いいたします。
 
 
7月15日、紋別市の担当者の方々をお招きして、児童を対象とした「未来の紋別を考えるワークショップ」を実施しました。これは、10年後の紋別市がどのようなまちであってほしいかを子どもたち自身が考え、市の新しい計画に意見を反映していただくための特別な授業です。   子どもたちはグループごとに頭を寄せ合い、「紋別のよいところ」や「改善したいところ」を出し合いながら、未来の「こうなってほしい」姿をまとめました。     あるグループでは、「東京ディズニーランドが欲しい!」と書いた子がいました。 先生が「どうしてそう思ったの?」と尋ねてみると、 「だって、人がいっぱい来て楽しくなるから」という答えが返ってきました。 先生や友達との対話を通して、単に遊園地が欲しいのではなく、 「人がいっぱい来て楽しめる町にしたい」という自分の本当の願いに気が付いたようです。       ほかにも、低学年の子どもたちからは 「ごみが0のまちになってほしい」 「でんしゃがきてほしい」というまっすぐな願いが寄せられました。 さらに、「仕事のはばがひろがってほしい」「みんなに紋別のよさを伝えたい」と、10年後のまちづくりをすっかり「自分事」として捉え、未来に希望を抱く頼もしい児童の姿も見られました。   別グループが書いたワークシートを熱心に読む子供たちです。   本校の教育目標には「夢を語り合う」「夢を社会につなげる」という指標があります。 友達と本音で意見を交わし合う姿や、学校での学びを教室内で終わらせず「自分の住む社会(まち)」に結びつけて考える姿は、まさに私たちが目指す「夢を社会につなげる」姿そのものです。   子どもたちが出してくれたたくさんのアイディアが、これからの新しい紋別市を創る大きな力になると信じています。貴重な学びの場を提供してくださった紋別市の皆様、本当にありがとうございました。
7月に入り、5月中旬の「総合的な学習の時間」に子どもたちが植えたブロッコリーが、見事に大きく育ちました。 子どもたちは大喜びです。 しかし、ここで一つ問題が起きました。一緒にカレーに入れたい「じゃがいも」や「にんじん」は、まだ生長の途中なのです。子どもたちは「どうしよう…」と頭を悩ませています。 そこで私が「ブロッコリーって、切ったところからまた伸びてくるのかな?」と尋ねてみると、「わからない…多分、生える?」と、新たな「疑問」をもったようでした。 また、保管方法として「冷凍する」というアイデアにも気が付いたようです。   さらについ先日、本校のジャガイモ畑の茎が、野生動物(おそらくシカ)に食べられてしまうというショッキングな出来事がありました。 子どもたちは、びっくりした顔と残念な顔が入り混じった様子で私に報告してくれました。 落ち込んで終わってしまうかと思いきや、その後担任の先生に様子を聞いてみると、 なんと子どもたちは「銀色のビラビラをつけたら、追い払えるかもしれない!」と、自分たちで対策に乗り出す話し合いをしているというのです。   予定通りにいかない野菜の生長や、シカに食べられてしまうというピンチ。これらは子どもたちにとって強い切実感と必要感を伴う、「なぜ?」「どうしたらいい?」というまさに「自分事」の出来事です。   本校の重点教育目標には、「問いをもって学び続ける力」を掲げています。 これは、ただ席に座って指示を待つのではなく、自ら「問い」を立て、試行錯誤や失敗を自然に受け入れながら、自分たちで解決に向けて探究していく「自己調整力」のことです。 ハプニングに直面し、それを自分たちの力でどうにかしようと乗り出す子どもたちの姿には、まさに探究的な学びの醍醐味が詰まっています。 これからも、こうした日常の小さな疑問を大切な「学びの種」として拾い上げ、子どもたちが自ら考えて行動する力へとつなげてまいります。
7月に入り、全校児童を対象に「防犯教室」を実施しました。 発達段階に合わせて、1・2年生は不審者対策を、3年生から6年生はインターネットの安全な利用について学びました。 まず、3年生から6年生は、北海道警察の方とZoomでつないだ「遠隔防犯教室」です。クローム端末と電子黒板を活用し、インターネットを利用する中で起こりうる危険性について学習しました。 「もしも、自分の悪口がSNS上で拡散されてしまったら」 「もしも、インターネット上の友達から『自分の写真を送って』と頼まれたら」 このような問いに対し、子どもたちはZoomのチャット欄に自分の考えをどんどん書き込んでいきます。 「かなしい」「こわい」「人を傷つけてしまう行為だ」など、被害者にも加害者にもなってしまうネットの怖さについて、双方向で深く学ぶことができました。     私が特に「すごい!」と感心したのは、ある部屋の写真(机のPC周り)を見て 「これをネットに投稿したら、どんな危険があるか」を見つける場面です。 子どもたちは、  「カレンダーが映っているから、予定が分かってしまう!」  「PCの画面に自分の顔が反射しているから、顔がバレる!」  「荷物が映っていて、そこに住所が載っているから自宅が特定される!」 と、大人が驚くほどたくさんの危険を見つけ出していました。   一方、1・2年生は警察官の方をお招きして「不審者対策」の学習です。 自分の命を守る合言葉「いかのおすし」について学んだあと、実際に警察官が扮する不審者に対して実践訓練を行いました。     特に「しらせる」の訓練では、逃げたあとに不審者の特徴を大人に伝える体験をしました。 「めがねをかけてた!」 「マスクをしていた!」 「スマホで写真を撮られそうになった!」など、実際の体験を通して、しっかりと特徴を覚えて伝えることができていました。   本校の重点教育目標には、「日常生活につなげる力」を掲げています。 これは、「今の自分の行動が次にどう影響するか」を予測し、安全を見据えた行動を自ら選択(自己決定)する力です。今回の防犯教室で学んだことを知識だけで終わらせず、ネットトラブルの未然防止や、日常の安全管理意識へとしっかりつなげていけるよう、これからも学校全体で指導を続けてまいります。
6月後半は、保護者や地域の皆様、そして教育関係者の方々に、 渚滑の子供たちの「日々の頑張り」を見ていただく機会がたくさんありました。   まず6月22日には、オホーツク教育局の指導監や紋別市教育長が来校され、授業の様子をご視察いただきました。 少し緊張する場面もあったかもしれませんが、子供たちが本校の重点教育目標に向かう姿を、しっかりと見ていただくことができました。   続いて6月26日は、全校参観日でした。 お忙しい中、多くの保護者の皆様、そして学校運営協議会の皆様にも足を運んでいただきました。 学校の様子を見ていただくだけでなく、この参観日が、保護者の方々や地域の皆様同士の温かい「つながりの場」になればと願っております。   当日、参観してくださった地域の方から、こんな嬉しいお言葉をいただきました。 「複式なので先生たちは忙しそうですね。でも、子ども達も先生たちも笑顔で授業に向かう姿があって、いいですね!」   このお言葉は、私たち教職員にとって何よりの励みになります。 本校が大切にしている「仲間と語り合う力(温かい風土)」が、日々の授業の中に確かに根付いていることを実感できた瞬間でした。   これからも、開かれた学校としてたくさんの方々に「本校の良さ」を見ていただきながら、皆様と力を合わせて、未来に向かって歩み続ける子供たちを育ててまいります。
6月22日、23日の2日間にわたり、全校で体力テストを実施しました。 私が体育館へ参観に行くと、子どもたちが嬉しそうに駆け寄ってきてくれました。   「校長先生、握力の記録が伸びたよ!だって、前は〇〇だったのに!」  「上体起こしの記録が、△△回も増えたよ!1年生のときなんかね、▼▼回だったのに!」 目を輝かせて報告してくれる子どもたちに、 「どうして記録が伸びたと思う?」と尋ねてみると、 「だって授業とかで(運動を)やってるから!」という、とても頼もしい返答が返ってきました。 本校の体力テストでは、過去の記録がいつでも確認できるファイル形式を活用しています。 これは、人と比べるのではなく「過去の自分と比較する」ためです。 自分の成長が目に見えることで目標がはっきりとし、「もっと記録を伸ばしたい!」と何度も挑戦する子どもたちの姿がたくさん見られました。 本校では、体力向上の取り組みにおいても、今年度の重点教育目標(3つの柱)を意識した指導を行っています。今回の体力テストでは、次のような子どもたちの姿を目指しました。 1.【学び続ける力】 正しい測定方法を理解し、自分の自己ベストを目指して本気で挑む姿。 2.【仲間と語り合う力】 測定する友達の横で「がんばれー!まだいけるー!」と温かい声援を送ったり、記録を伸ばすコツを教え合ったりして、互いの頑張りを認め合う姿。 3.【日常生活につなげる力】 テストを通して自分の体力の現状を知り、「これからどんな運動をしようかな」と、自分自身の運動習慣や生活の仕方を「自己決定」していく姿。 体育館は、自己ベストに挑む真剣な表情と、友達を応援する温かい声、そして「できた!」という最高の笑顔にあふれていました。 これからも、日々の授業や様々な活動を通して、子どもたちが自らの成長を実感し、未来の自分を創っていく(自己決定していく)ことができるよう、教職員一丸となって支援してまいります。
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