2024年7月の記事一覧

毎日の積み重ね

 今日も予報通り暑かった…。

午後の外での活動に制限をかけました。

教室内は、暑さ指数が「26」程度ですが、配慮が必要です。

 

 さて、今日のブログでは、「渚滑小の取組」を視察にきたお客様のお話です。

内容が少し専門的になってしまい、保護者の方には「?」がつく内容かもしれませんが、

学校の教員って、何を考えて授業をしているのかうっすらと分かるかも(?)しれません。

どうぞななめ読みしていただけると幸いです。

網走市のある学校の教員が、渚滑小学校の様子を視察にきました。

「複式学級での授業の進め方について学びたい。」

とのことで、高学年学級の授業を参観しました。

高学年担任は普段通りの授業を進め、

子供たちも普段通りに授業を進めます。

(授業を受けるという立場で参加しません。)

 

担任はファシリテートに徹し、授業のキーワード、核になる内容を

子供たちに気付かせる学習形式です。

 

6年生は、円の半分の面積から、内接する三角形の面積を除いた面積を求める学習です。

5年生の学習は、

倍数、公倍数の学習です。

 

リーダーを中心に授業が進み、

担任は、問い返したり価値付けて授業が終了しました。

 

その後、

協議をしました。

私はその様子を少し離れて観察していました。

視察に来た先生たちが、どのような視点でどのような質問をして、

担任がどのように答えるのか楽しみだったからです。

 

事前に送ってくれた質問のほかに、授業を参観したからこそ生まれるするどい質問に、

授業者も答えます。

「リアル」なやりとりが続きました。

とっさに出される質問にどのように答えるのか、その質によって、

今後に生かされるかが決まります。

 

複式学級であろうとなかろうと、

子供たちは、「学び方」「課題の解決の方法」を学習していく必要があります。

 

「円の面積なんて、これから使うことないのに、どうして勉強するの?」

という批判をよく聞くことがあります。

その批判に、教員は何と答えるでしょうか?

 

その答えに、今後子供たちが身に付けるべき力があると思います。

 

今日、来校した先生たちのギラギラとした参観の眼、

子供たちの未来について熱く語り、

学校を背負っている若者教員たちを目の当たりにして、

嬉しく思いながら見送りました。

 

毎日の積み重ねが大切。

渚滑っ子の未来を豊かにする教育はまだまだ続いていきます。