2021年6月の記事一覧

食について知る(栄養指導)

本日、潮見小学校から栄養教諭に来ていただき、栄養指導をしていただきました。

1・2年生は、「おはし名人になろう」という内容で、箸の持ち方について改めて学びました。正しく箸が持てるとどんなよいところがよいのかを考えたり、実際に正しい箸の持ち方を箸を使って体験したりと、学校で体験することで改めて気付くこともありました。

3~6年生は、「残食減らそうプロジェクト ~給食をたくさん食べるためにはどうしたらよい?~」という内容の学習でした。

給食がどのように作られているかを映像を見ながら理解を深めていました。

この時間の目的は「残食の原因に合った解決策を自分なりに考えることができる」ことであり、完食を目的にするものではありません。給食を作っている人の想いやどのように作られているのかを知ることで、食に対する興味や関心を高めることが大切です。

また、残食の原因はいろいろ考えられます。思いつくのは、苦手(嫌い)なものが出たとき、となりそうですが、そればかりではなく、

・量が多いため、全部を食べることができなかった

・給食時間が短いため、全部を食べることができなかった

・おなかがすかなかったため、全部を食べることができなかった

等の理由も考えられます。これらのたくさんの理由があることを知り、そのときどきの原因にどう向き合うかで解決策が変わってきます。そのような「考える力」を身に付けるための一つの場ととらえていただければありがたいです。

自分の”今”と向き合う心(新体力テスト)

本日、新体力テストを実施しました。明日は室内の種目を実施します。

自分の体力がどれくらいあるのかを知り、目標に向かって取り組むことを大切にしています。

どの子も自分の力が発揮できるよう、力いっぱい取り組んでいました。ボール投げについては、普段なかなかボールに触れることがないため、日常的に「投げる」動作を取り入れた授業や遊びが必要があると感じました。

子供たちの意識の中に、

・「今日は○○回を目標にしている。」(シャトルランの回数)

・「今日は○○mくらい投げたい。」(ボール投げの距離)

があることが素晴らしく、前向きな気持ちになっていることがとてもよいと感じました。

全国平均は自分の記録と向き合うための”目安”にはなりますが、他人の記録と比べるものではありません。もちろん、相手を意識して”もっと頑張りたい”というきっかけになるのであれば望ましい比較になりますが、自分の”今”と向き合い、次年度以降は”今”の記録よりも伸ばしたいという心を育てるのも大切であると感じております。

 

本日から2日間、中学生が職場体験学習に来ています。本日の新体力テストの測定にもかかわっていただきました。

学んだことを発揮する大事な機会として(児童会活動)

月曜日に児童会の活動がありました。

これからの児童会の取組についての話し合いでした。

「何を」やるのかを考える際、

・時期は適切なのか

・目的に合っているのか

なども踏まえながら児童会みんなで考え、一つの方向性を導き出していました。「話す・聞く」「一つの考えにまとめる」など、児童会の場を日常的に学んだことを発揮する大事な機会の一つとして押さえています。

今後、話し合われたことが実現していくのが楽しみです。

自分の体力の状況を知る(新体力テストに向けた取組)

今月に入ってから、体力テストに向けた取組を行っています。

体力テストには、50m走、握力、長座体前屈、上体起こし、20mシャトルラン、ボール投げ、立ち幅跳び、反復横跳びがあります。それぞれの種目にどんな運動能力を測定するのかが決められています。例えば、長座体前屈であれば、「柔軟」などです。

これだけの種目で運動能力を測定するのですから、得意なものもあれば苦手なものもあります。もしかすると、全て苦手かもしれません。それでも、自分の中でどれが得意で苦手なのか、どれくらいの力があればよいのかを知る機会として体力テストがあります。自分の運動能力を知り、2年生以上であれば、昨年度よりも自分の記録を伸ばすという意識が大切です。

また、この体力テストは「体育の授業を改善する」ためでもあります。全校的に苦手にしているものがあるとすれば、授業の中にどのような運動を取り入れればよいのかを見直すことを大事にしております。

今週の体力テストに向けた取組を紹介します。

反復横跳びの取組です。

20mシャトルランの取組です。

熱中症予防のため、種目によってはマスクは外すよう確認しながら行っています。

小規模校であることから、休み時間を活用し、全校で取り組めることが、本校の特色(よさ)でもあります。

共に学ぶ・対話を大切にする(日常授業で大切にしていること)

本校の教育活動で大切にしていることの一つに、「共に学ぶ」ことが挙げられます。「共に学ぶ」こととは、人とのかかわりを通して、より深く学んだり”わかった”という気持ちを増やしたりする学びです。

例えば、1年生は国語の時間にみんなで相談し、考えることで、より深くお話の世界に浸っていました。

3・4年生は、友達に自分の考え(この場合では、算数の問題の考え方・解き方)を伝えることで、伝えた側の理解をより確かなものにできますし、伝えられた側は、自分の考えと比べて聞くことができます。この活動では、伝える側が途中まで考えを伝え、その続きを他の友達が説明するということに取り組んでいました。

6年生は租税教室があり、税務課のみなさまから税金のことについて学んでいました。1人だったら「共に学ぶ」ことにならないのでは、と思いますが、そうではなく、担任、職員も加わり、子供と一緒に考えることもできます。

大切なのは、「共に学ぶ」とは”こうでなければならない”という唯一の答えがある学びではなく、学習のねらいや学習環境に合わせたものであり、そこに人との関わりが成立することです。

想像力を働かせる(交通安全教室)

本日、交通安全教室がありました。自動車学校様のご協力をいただき、自分の身を守るために必要な知識と行動の仕方について学びました。

まず、運転手の死角となるところについて学びました。ミラーがないといかに車から歩行者や子供が見えにくい(小さければ小さいほど見えにくい)かを学びました。

あと、内輪差(車の前輪と後輪では曲がり方が違う。特に後輪の曲がり方に気を付けなければならない)についても学びました。

次に、衝突した時のダメージについて学びました。自転車よりもスピードを出していないにもかかわらず、衝突した時の衝撃は相当なものです。

最後に、横断歩道の渡り方について確認しました。

子供たちにとっては「知っている!」と思うことばかりかもしれませんが、毎年行うにはそれなりの理由があります。このような場をつくって確認しないと忘れていることもありますし、頭でわかっていても実際に行動するとなったらできないこともありますので、そのことを振り返るために必要なことです。

また、「(衝突や巻き込みが)怖い」と思える人ほど、想像力があり、そのことが危険を回避する力につながることも考えられます。いかに真剣に、想像力を働かすことができるか、こういった危機管理の学習をするときに大事になってきます。

 

 

目的・相手によって異なる「発信」(日常授業の姿)

本校が今年大事にしている子供の姿に、「受信」「発信」「自尊心」が挙げられます。これらは、日常を通して育み、学校行事等で生かしながらさらに高めていくイメージです。

その日常ですが、2つの実践について紹介いたします。

1つ目は、「国語」の実践です。環境問題について調べ、実践できることなどを”全校のみんな”に向かって「発信」するという活動に取り組んでいます。この「発信」の対象は”全校のみんな”です。1年生にもわかるような説明の仕方だけでなく、実践できるかどうかも吟味しなければなりません。

2つ目は、「道徳」の実践です。友達について教科書のお話教材を活用して、考えていく学習です。ここでの「発信」の対象は、友達と「自分自身」です。特に、「自分自身」について「発信」していくというのは、言葉をかえると「自分自身に問いかける」「自分自身の心について見つめ直す」と言えます。そう考えると「発信」の姿も少し異なり、いわゆる発表だけではない姿も想定されます。

どちらにしても大切なのは、学習の意図を明確にし、その教科・活動に合った「発信」を考えていくことです。

安心・安全な行動を(集団下校訓練)

本日、集団下校訓練を行いました。

お迎えの子、バスで帰る子、徒歩で帰る子様々ですが、大切なのは、「安全に家に帰る」「確実に保護者のみなさまやバスの運転手さんに引き渡す」ことです。

ケースによっては、全てお迎えに来ていただくなど、色々な対応を取る必要がありますが、緊張感をもって真剣に先生の話を聞き、取り組むことが大切です。このような訓練を繰り返し行うことで、いざという時にパニックにならずにすみます。

お迎えに来ていただいたり、本日の対応がどうなるかを連絡していただいたり、保護者のみなさまにご協力いただきました。ありがとうございました。

新たな気持ちで(全校朝会)

本日、全校朝会がありました。

今回は、児童会からトイレの使い方についての「お願い」がありました。

次に使う人が気持ちよく使えるように、後始末の仕方を伝えていました。わかりやすい言葉を使い、禁止的な物言いにならないようにしていること、絵を使って説明しているところに、上手な「発信」の姿を見ることができました。

また、聞く側も真剣に聞き、ときには「はい」と返事が聞こえるなど、立派な「受信」の姿もありました。

令和3年度がスタートして2か月が終わりました。

慣れてきたからこそ、お互いの言葉遣いや受け止め方などを意識させ、気持ちよい学校生活が送れるように、学校として努力していきます。