2022年10月の記事一覧
みんなで決める(児童会の取組)
今日は4~6年生による児童会の取組がありました。
来週予定されている収穫祭についての話し合いでした。
話し合いの様子を見ると、子どもたちなりに考えを伝えようとしている姿が伝わってきます。
話の流れを捉え、多数決によって決める方法を取らず、結論に導いている場面もありました。
話し合いの難しいところは、
・今、何について話しているのか
・話し合いのゴールはどこにあるのか
について、参加者「全員」が同じ土俵に立つことです。このことは大人でも難しいです。
子どもたちは学校でのこのような経験を積み重ね、大人になったときに適切な決め方ができる力を蓄えています。
お互いが力を得る(マラソン記録会)
本日マラソン記録会を行いました。
実施予定は水曜日でしたが、先週にクマ出没情報が入ったため、屋外での練習が十分にできなかったことから、本日実施となりました。
子どもたちは今日の記録会で、一人一人目標を決めて臨みました。
例えば、完走することであったり、歩かずに走り続けることであったり、順位やタイムを意識したりと一人一人が考える目標に向かっていました。
保護者のみなさまや完走した子どもたちからの温かい声援・応援によって、子どもたちは力を得て、みんな完走できていました。
御多用のところ子どもたちの姿を見ていただき、ありがとうございました。
一方、ひたむきに走る子どもたちの姿から、見ている私たちも感動や力をもらいました。
本日のために交通安全協会のみなさまや紋別警察署のみなさまの協力をいただき、安全に実施することができました。本当にありがとうございました。
活動の「つながり」を考える(稲刈り体験)
本日、西部耕地様のご協力をいただき、稲刈り体験を行いました。
6月に苗植え体験をしてから約4か月経ちました。
苗植えや稲刈りの体験を通して作物を育てる大変さなどに気付くことを大事にしています。
昨年度も稲刈り体験がありましたが、昨年度よりも早く作業を終えることができました。
早ければよいというわけではありません。早い理由がとてもよいと感じました。
よいと思ったことは、一人一人が「考えて」行動している。だから全ての取組が早い結果につながりました。
【一人一人が「考えて」とは】
・自分で何をしたらよいかを「考える」
・自分が稲刈りをやりたいと思ったら声をかけ、声をかけられた友達は「考え」、すぐに交代できる
・昨年度は稲を束ねる作業は西部耕地様にやっていただいていましたが、今年度は子どもたちが加わっていた
・稲を運ぶ、束ねる、どれくらい稲刈りを(自分の担当分)したらよいのか、自分なりに判断し行動できている
など、これらがうまくかみ合った成果であると押さえています。
活動の「つながり」を考えるとは、前後の活動だけでなく、昨年度の活動など、様々な視点から考えることであり、本校としてはそのような長期的な視点も大事にするようにしています。
天板拡張くん
上の写真は、子どもたちの机に取り付け、机の面積を広げたものです。
取り付けた器具を「天板拡張くん」と言います。
一人一台端末(クロームブック)の活用により、端末を机に置くと、教科書やノート、筆記用具などを置くスペースが狭くなったり、筆記用具を床に落としやすくなったりすることを防ぐためのものです。
取り付けたばかりでまだ違和感を覚えるところもありますが、少し広くなった机を有効に活用し始めています。
本校は教室における机の数が少ないので教室を圧迫することはありませんので、「天板拡張くん」を活用することができています。
人への好意的な関心をもち、人とつながろうとする【自己存在感】(こどもサミット2022)
本日、学活の時間に市内小4~中3全員でいじめについて考えました。(オンラインで実施)
これまでも、道徳の時間や学級活動、全校朝会等の活動を通していじめについて考えてきました。
どちらかというと、「いやな思いをしている人」の視点に立ち、だからいじめはよくないという考えをもてるようにすることが多かったです。
しかし、今回のこどもサミットでは、少し違う視点から考えてみました。
・いじめの加害者、被害者ではなく、第三者的(傍観者)の視点から考えた
・いじめとは言えない事象について、それをいじめと捉えられるか、いじめに気付くためにどのような考えや行動が必要か
【動画の具体】
・学校生活の中で一見じゃれ合っているような様子に見えるが、それがいじめにつながる可能性を秘めている
・学校生活の中で、お互いがわかっている言葉を使っているように見えるが、それがいじめにつながる可能性を秘めている
いじめに気付くためには、「相手の性格やテンション、行動や表情を知り、いつもと同じか違うかを一つ一つの行為から知る必要がある」という趣旨の発言が出ていました。
つまり、積極的な他者理解(本校の目指す子どもの姿の「つながる子」の中の「人への好意的な関心をもち、人とつながろうとする【自己存在感】」とも一致します。)
動画の中で、「(動画の行為が)みんなにとって楽しいと言えるか」という投げかけ(感想)がありました。
つまり、被害者にとって嫌な思いだけでなく、第三者が客観的に見て、それはよい行為なのかどうかを判断できる、そして嫌だと思えることが大事であることも考えていく必要がありそうです。
貴重な時間でしたが、児童会や高学年を中心に、学んだことをどのように学校全体に広げていくか楽しみです。
【お知らせ】
保護者向けリーフレット「学校と家庭が協力した『いじめ対応』」について(北海道教育委員会)
https://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/fs/6/9/0/9/7/6/0/_/kyouryoku.pdf
ぜひご覧いただき、ご家庭でお子様との話題にしていただければ幸いです。
(下は二次元コードです。どちらからでもリーフレットが閲覧できます。)