2021年11月の記事一覧
成すことによって学ぶ(外国語活動)
3年生の外国語活動の一コマです。
色々な人に「クリスマスプレゼントに何が欲しいか」をたずねる活動を行っていました。
実際にたずねる経験を積むことを通して外国語を活用できるようになることが大切です。
3年生の外国語活動の目的の一つに、「外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しむようにする。」とあります。この慣れ親しむがとても大切です。実際に声に出して伝え、相手の反応を受け取ることの繰り返しが活用につながります。
日常授業の改善・充実(学力・体力向上の取組)
本校の学力の課題の一つに「読解力」が挙げられます。読解力は国語科だけでなく、全ての教科等に必要な力です。視点を広げると、算数の問題の意味理解や社会や理科、総合的な学習の時間における資料を読み取ることにもつながります。
本校では読解力向上のため様々な取組を進めています。
まず、「よむYOMUワークシート」の活用です。「よむYOMUワークシート」は、児童生徒の読解力向上を目的に作成したオリジナル教材です。新聞記事を素材として問題に答えていきます。「教材文から書き抜く」「要点を正しくとらえる」などの設問があります。
低学年では「音読」の取組を紹介します。発信(アウトプット)することで、内容理解につなげます。目で読む(黙読)も大切ですが、目的を明確にし、どのスタイルがその時間に適しているのかを考えながら進めています。
最後に体力向上(体育の授業改善)についての紹介です。
体力=マラソンにイメージされる「持久力」だけではなく、走力や投げる力、握力、柔軟など様々な力を総合したものと押さえています。
当然子供一人一人の運動能力に違いがありますので、自分に合った運動、自分が取り組めそうな運動を自分なりに把握しながら進められるようにしています。
予想すること(6年:理科実験)
本日、6年生の理科の実験がありました。「地層のできるしくみ」について、実際に実験をしながら考える時間でした。
理科の学習(特に実験)では、その時間に学習することを確認したあと「その現象がどうなるか」「なぜそうなるのか」を考える(予想する)ことが多くあります。
理科の授業において予想を立てることは、見通しをもって観察、実験方法を考える出発点になります。実験の結果 「やっぱりそうだ 」と確認したり 「本当はこうなんだ 」と新しい事実を発見したりすることにつながる重要な活動です。
大切なのは、「正解しているからよい」ではなく、予想と違っていても「気付く」ことが大事であり、むしろ、違っている方が心に残りやすいかもしれません。
異学年の”意図的な”関わり(3年生読み聞かせ)
本日、1~3年生が交流する場面がありました。3年生が1・2年生に対し、絵本を読み聞かせるという活動です。
本校は小規模校なので比較的全校のお友達と関わりやすいです。学校行事や休み時間など様々な学年と関わることができます。
しかし、授業という場で改めて関わるとなると、日ごろ意識していない「相手意識」や「場面意識」、「目的意識」を再確認することができます。今回の交流では、読み聞かせをする3年生はもちろんのこと、お話を聞く1・2年も「相手意識」を高めることにつながります。
また、休み時間などではみえないお互いの「よさ」に気付くことにもつながります。
真剣に聞く1・2年生…後ろからの写真ですが、「表情」や身を乗り出している「態度」からも伝わってきます。
体力向上だけではない「何か」(縄跳び記録会)
本日、全校で縄跳び記録会を行いました。先週から縄跳びの取組をスタートさせていました。全校で取り組む場と個々人の自由な裁量で取り組む時間と分け、それぞれの目標に向かって取り組んできました。
全ての教育活動に言えることですが、一人一人の目標とするところが異なってよいのです。
今回の縄跳びについては、「回数」という記録にこだわる場合もあれば、「技の難易度」というところにこだわる場合もあります。もしかすると、「この時間だけでもいいから頑張る」という目標があってもよいのです。
自分の記録にチャレンジしている子に聞いてみました。「あきらめず頑張る」という反応が返ってきました。その考え方にとてもうれしくなりました。
縄跳びという場は人(特に好きではない人)によってはこの期間限りのものです。しかし、「あきらめずに頑張る」という価値観はどの場でも必要なことです。この活動(または体験)を通して縄跳びという技能以外の場面でこのような心を生かすことも教育活動です(もちろん、縄跳びが少しでもできるように進めていくのも学校の役割です)。