2024年11月の記事一覧
11月の自分を
11月の生活目標は、「新しいことにチャレンジしよう」でした。
今月初めの全校朝会で、私は、
「チャレンジするっていうけど、失敗するのこわいでしょ…。
校長先生も、小学生の時、少年団の試合で監督に、
『代打、いけるか?』
って言われたとき、打てる自信がなくて、断ったんだ。
その時のコーチに、『なぜ、代打を断ったんだ? 失敗してもいいじゃないか!』
って、叱られた…。
でもさ、やっぱり失敗するのが怖くてね…。
挑戦するって難しいと思わないかい?」
そう尋ねると、子供たちはうなずいていました。
「ただね…、成功するかどうかは分からないけど、やったぞ!って思える人は、
絶対に挑戦した人だと思う。
みなさん、今月は、何かに挑戦してみてください。」
と、声を掛けました。
…さて、一か月が経ちました。
苦手な野菜を食べることにチャレンジした子。
跳び箱に挑戦して結果を出した子。
朝学習を始めた子。
など、ボードにはたくさんの言葉が書かれています。
その言葉に返信する子もいて、仲間で価値付けています。
来月は生活目標が変わります。
「もうチャレンジすることは止める?」
という声を掛けたとしたら、子供たちは何と答えるでしょう。
6か月の変容
しばらくブログ更新がおこたり、申し訳ありませんでした。
さて、公開研を終え、1年の折り返しをして、まもなく、1年間のまとめを意識した教育を進めることになります。
今日は、6か月の変容を見てみようと思います。
これは、4月の1年なぎさ組の様子です。
机に座って学習を進めることに慣れていない子たちは、担任と支援員がマンツーマンで指導しています。
あれから、6か月が経ちました。
担任と支援員の立ち位置にあきらかな変容があります。
子供たちが、学習を進めています。とても楽しそうです。
次の写真。
先生の指導法にも変容があります。
紋別市が今年度導入した「電子黒板」です。
画面をなぞって文字を書くこともできます。
切り取って移動することもできます。
子供たちの思考の跡を残しておくこともできます。
1年生の「生活科」では、自分たちの生活の様子を振り返るために、
いくつかの朝の行動が示された端末の画面を操作して、自分の朝の様子を全体で見合っています。
目まぐるしく変化する時代で、自分の力となる大元は、「習慣」です。
この写真をご覧ください。
先週、「PTAレク」を中学校体育館で開催しました。
「ボッチャ」をして交流しました。
2時間弱の活動を終え、閉会式を行う前にある行動をする子たちがいたのです。
活動した後には、誰かが掃除するものです。
モップ掛けをする姿がありました。
私は感心しました。
「使った後の場は、片付け、掃除をするものだ。」
ということを理解しているのです。
そして、その様子をみた保護者の方が、
「並んでモップを掛けなさい。」
とおっしゃいました。
「言われなくても進んで掃除する」こと以上の指導をしていることに、
私は、渚滑地区の教育の強さを感じたのです。
本校の職員の中でも、
「学ぶ態度だけでなく、学ぶ内容、考え方のレベルをアップすべきだ。」
という声が挙がっています。
どんな人間も、常に学び、変容していく必要があります。
年齢や立場によって、その考え方や価値観は同じではありませんが、
そういう人が集まって仕事をしたり、学んだりすることに意味があり、
自分たちの足跡を分析しながら前に進んでいくことが大切だと感じています。
鹿が出没する裏庭も、
白く変容しました。
寒い冬がやってきました。
毎日の実践を(公開研究会)
朝、グラウンドは氷に覆われていました。
玄関前に張った氷の上でスケーティングをして楽しむ子供たち。
いつも通り明るく登校した子供たちを出迎えた8日は、
本校の公開研究会でした。
「公開研究会」とは、市内だけでなく他市からも先生たちが来校して授業を参観し、
その後、協議の中で本校の教育について、意見、感想、助言をもらうのです。
これまでの実践を振り返るとともに、新たな視点を見出す貴重な場です。
授業は、低学年の複式授業を設定しました。
子供たちが身に付けた「学習力」を観ていただき、
その後の協議で、意見交流をします。
「参観されたみなさんにお願いがあります。
自分が渚滑小の職員になったつもりで、忖度ないご意見をお願いいたします。
職員一同、その覚悟を決めております。」
そのような挨拶をして始まった研究協議。
多面的な視点での意見が出されています。
参観者の中には、自らの実践ノートを持参してくださったり、
「自分ならこういう手立てを用いる。」
といった、ご意見を頂戴しました。
こうして数時間が終わりました。
貴重なご意見、ご助言をいただきありがとうございました。
参観した先生方、本校職員が、
「やってよかった!」
「来てよかった!」
「明日から使ってみよう!」
といった感想をもつことができる研究会になったことを願っています。
その評価は、今回の研究会が子供たちに還元できてこそですし、
忙しいとされる教員の「働き方」「生き方」の一助となることで、
価値があるものだと思います。
【教頭からのメッセージ】