2022年5月の記事一覧
対象と「つながる」(日常授業の一コマから)
日常授業から見える「つながり」を紹介します。
子供たちの力を身に付けさせるためには、授業が最も重要です。
3学級の授業を通して「対象とのつながり」が見られる場面がたくさんありました。
1・2年生、3・4年生は図工の時間でした。
1・2年生は「折り紙」という対象に、3・4年生は「粘土」という対象に向き合っています。
・作ったものを他者に一生懸命説明している姿(これは人との「つながり」)。
・自分のペースで黙々と素材に向き合っている姿。
どれも大切な「つながる姿」です。
5年生は家庭科の時間でした。
5年生の家庭科の時間では、
・食材や調理器具に向き合う姿
・友達同士相談しながら活動する姿(これは人との「つながり」)。
など、たくさん見られます。
このような「つながり」こそ、学校で行う教育活動、学校でしかできない教育活動の一つと押さえています。
なお、家庭科の感染症対策として、
・できるだけ個人の教材教具を使用し、児童生徒同士の貸し借りはしない
・器具や用具を共用で使用する場合は、使用前後の手洗いを行う
(学校における新型コロナウイルス感染症対策について(道教委通知)の「感染リスクの高い教育活動等に関する留意事項・チェックリスト」)
以上のことを踏まえながら実習を行っております。
「つながる子」で最も大切な場面(授業を大事にすること)
「つながる」力を獲得するためには、授業を大事にすることです。なぜなら、学校生活の中で子供たちが一番時間を使っているのは授業だからです。
授業(人との「つながり」)では、教師-子供、子供-子供の「つながり」が大切です。
算数の場面です。
算数の問題の解き方を考えたあと、教師や友達にその考えを伝えます。
どのような考えだったのかを聞き、自分の考えと比較したりその考えに対しての自分の考えをもったりします。
他の考え方や伝え方を変えて考えを整理していきます。
あくまでも一例ですが、このような営みの繰り返しによって、「つながる」力を獲得していきます。
「だれ」と「どんな」つながりを見せるか(遠足)
本日遠足がありました。今年度は道の駅から流氷公園まで歩きました。
1週間前の予報では雨が心配でしたが、涼しい中での遠足でしたので熱中症のリスクがかなり軽減されました。
4年生以上の子たちが考えた全校遊びや遊具での遊びなど、子供たちは屋外での活動を楽しんでいました。
遠足は子供たちの「つながる姿」を見取る貴重な教育活動です。
「だれ」と「どんな」つながりを見せるか。
私たち指導者サイドは子供たちといっぱい関わり、遊びながら見取っています。
また、今回の遠足で見えたよさと課題を普段の授業や次の大きな学校行事にどのように「つなげて」いったらよいかを考えます。
その一連の流れが学校の教育活動であり、私たちの大きな仕事でもあります。
教育機器の効果的な活用(運動会表現運動の取組)
運動会でよさこい(よっちゃれ)を披露するための取組です。
これまではビデオに録りそれを再生することで動きのイメージを子供たちにつかませてきました。
今は、PCに動画をデータ保存し、それを再生しています。
ビデオよりもPCやタブレット端末の方がよい点として、
・スクリーンに投影しやすい(PCとプロジェクターを)
・止めたり巻き戻したり、ピンポイントの場所での動きを示したりしやすい。
が挙げられます。
言葉だけで説明することは難しいとともに、教師が動いて見せると、リアルタイムでの指導や支援が大変になります。
効果的な教育機器の活用を通して、子供たちが少しでもわかり、楽しく活動できるように進めています。
よりよい教育活動にするための「つながり方」(全校学活)
本日、全校で学活の時間を活用し、金曜日に予定されている遠足について話し合いました。
1 みんなで遊んで楽しもう
2 自然を感じよう
3 ルールやマナーを守ろう
どのようにすればこの3つが達成できるのか、一人一人が考え、みんなでわかるようにしていく活動です。
例えば、3「ルールやマナーを守ろう」では、
・車に気を付ける
・ごみのポイ捨てはしない
など、自分で考え、伝えることによって改めて心に残すことができます。
環境や人などとの適切な「つながり方」について、一つ一つを丁寧に学んでいます。