2024年6月の記事一覧
最近の渚滑っ子
やっと暑くなってきました。
欠席する子もなく、学校内に子供たちの声が響いています。
体力づくりの一環で、子供たちは体を動かしています。
体育館改修工事のため、場を確保するために、校舎内全部を利用しました。
廊下にマットを敷いて、後転したり倒立前転をしたり…、
ラダーを追いてサーキットトレーニングをしたり…、
玄関前スペースで縄跳びにチャレンジ。
他に、けん玉、こま回しをしている子もいます。
学年の枠を外して取り組むことができることも渚滑小の特徴です。
翌日、なぎさ学級をのぞくと、算数の学習をしていました。
「測る」学習です。
黒板の長さを図っています。
一人じゃ測れないところは二人で協力して…。
測る前に長さの予想をして活動に入る手もありそうでした。
「そっちもって!」
「いいよ!!」
そんな声を掛け合いながら学習が進んでいます。
玄関前には、
生活目標とそれに対する自分の評価を可視化したボードがあります。
言葉による子供自身の振り返りの言葉が書かれていたり、友達への言葉、
教員から価値付けの言葉や頑張る視点が書かれています。
「気付く子」への一つの手段です。
やっぱり、毎日の積み重ねが大切です。
子供たちが急に変容することはないですし、
教職員も子供の実態を把握し、分析しながら地道な指導を繰り返すしかありません。
その時、教職員が向かうベクトルが同一方向でありたいと思っています。
大人はかたい!?
先日のクマ出没の際には、送迎にご協力いただきありがとうございました。
熊の習性を学び、同じ場に留まることはないとの判断と、その後、目撃情報がないことから解除いたしました。
さて、天気がすぐれない毎日ですが、子供たちは元気です。
渚滑小学校の体育館は、床の改修工事に伴い、現在使用できない状態にあります。
毎日、体を動かすことを楽しみにしていた子供たちにとって、欲求不満な思いをさせてしまっています。
そんなある日、校長室の戸を叩く女の子たち。
「校長先生! 見てください。」
と言って柔軟体操をその場(校長室前の廊下)で始めたのです。
『おおおおお!!! 柔らかいねぇ!!!』
と声を挙げると、得意そうなしたり顔です。
その様子を見た先生たちがやってきました。
その先生たちにも、
「こんなことできる?」
と話し、大人たちをあざ笑い始めます。
「いててててて…。」
『大人は硬いからねぇ…。』
と、馬鹿にします。
「じゃぁ、これできるかい?」
と言って、職員の一人がバランスを取り始めました。
子供たちはむきになります。
みんなで体操教室が始まりました。
どこでも体を動かすことはできます。
廊下にマットを敷いておいても、子供たちは楽しむかもしれません。
大人も思考はやわらかくありたいものです。
お客様の前でも
昨日、「教育委員会文教施設視察」のためお客様が来校されました。
教育長や教育委員の方々が授業の様子を参観しました。
なぎさの学級では、算数の足し算の問題作りをしていました。
「〇〇が△ あります…。 あわせて…。」
といったように、足し算のキーワードをおさえながら、
子供たちが〇〇の中に言葉を入れていきました。
「扇風機が、16台あります…。」
そう話すと、
「扇風機が16台もあったら寒いね!!」
と突っ込む先生。
学級がドッとわきました。
問題作りを通して、その状況をイメージできることも大切な指導なんですね。
1,2年生の教室では、
子供たちが黒板を使って「神経衰弱」をしています。
算数でなぜ?と思われるかもしれませんが、
子供が、「右から〇番目」と指示すると、前に出た子がそのカードをめくります。
この「〇番目」という要素が算数の学習です。
神経衰弱の中に、「〇番目」の学習をする必然性をもっているのです。
ゲームの楽しさを教師が意図的に取り入れ、子供たちが自走している姿を参観していただきました。
6年生は、分数の割り算の計算について交流しています。
渚滑小は、お客様がいつ来たとしても、
普段の授業の様子をいつでも見せられる状況です。
廊下ですれ違う子供たちは、
「こんにちは!!」
と、自分たちから挨拶ができます。
毎朝、挨拶をしに校長室にくる子が増えています。
「今日も元気だね。」
先生も子供たちも、普段から意識していることが習慣となれば、
本物の力となっているはずです。
いつでも、「笑顔いっぱい・本気いっぱい」の渚滑小でありたいです。
渚滑小の自慢を教えます(学習サポーター歓迎!)
子供たち、とってもいい顔をしています。
その視線の先にあるのは…、
新たな先生です。
19日に、「学習サポーター」が配置され、原先生の歓迎式をしました。
先に私から、
「原先生に自己紹介してもらう前に、
校長先生から原先生に、渚滑小のみんなの自慢を話しますね。
まず…、」
子供たちも私が何を自慢するのか、興味津々。
「挨拶を自分からする人が多いです。
今日も、『〇〇(友達の名)、おはよう!』
って、あちこちで挨拶の声が聞こえました。素敵です。」
「2つ目は、時間を守るってこと。
今日の歓迎式も、15分から始めるって決まってたから、
その前に、みんな勢ぞろいして、15分ぴったりに始めることができた。
この自慢、ずっと続けられるかな?」
みんなで、名前を確認して、
原先生の自己紹介。
「みなさん、たくさんお話しましょうね。」
そうして、早速、教室へ。
1,2年生は集中して学習に取り組んでいました。
職員室に戻ってきた原先生に、
「子供たちの印象はどうです?」
とたずねると、
「元気で素直な子が多いです。」
との返信でした。
原先生には、おもに低学年のサポートに入ってもらいます。
これから、渚滑っ子をよろしく!
ちなみに、1,2年生の聞く姿勢が変容していました。
お話している人にへそを向けて聞いています。
低学年の今後の学びが楽しみです。
達成感と次へつなぐ視点を
とってもいい天気のもと、「渚滑小中学校合同運動会」を開催しました。
グラウンドに集う人たちの笑顔がたくさんの運動会でした。
開会式でのPTA会長のユニークな挨拶に始まり、
子供たちが全力で取り組む姿、
応援している方々の、手拍子、拍手。
見どころが満載でした。
小学校の「リズム」の時、放送席にいる中学生全員が手拍子をしていたり、
奥に見える保護者の方々が、そのリズムに乗って一緒に踊っていたり…。
演者を育てるのは、観客であることがうなずけました。
踊っている子供たちの動きが変わるのです。
この他に、
総練習のあと、さらに練習をした形跡が残る場面もありました。
放送原稿を読むスピード、強弱、間が明らかに向上変容しています。
次の競技への「間」も激変し、キビキビ感が表れ進行がスムーズに。
閉会式後、みんなで後片付けをして、解散です。
こうした動きを目の当たりにして、職員の頑張り、子供たちの変化を実感することができました。
多分、参観した保護者の方々は、
「観てよかった。」
と思ったでしょうし、子供たちも、
「やってよかった。」
と思えたと思います。
でも、この行事は今後の序章でしかありません。
今後の指導に向けて、今の子供たちの実態を把握し、次の一手を職員みんなで創造していくことが大事です。
満足はたくさんしたほうがいい。
でも、満足を長く続けると成長するタイミングを逃すものだと思います。
ですから、みんなで作り上げた運動会を、今後のみんなのために
どのように生かすかという視点を持ちたいものです。
運動会の来賓の方々も、
「見どころいっぱいでした!」
と満足していました。
保護者の方から、
「子の成長がみられました。ありがとうございました。」
とねぎらいのお声を掛けていただいた職員も数人いたようです。
最後まで片付けを手伝っていただいた保護者の皆様、ありがとうございました。
職員も明日はゆっくり休んでください。
では、また…。