今日、中休みに体育館をのぞいてみました。
子ども達の歓喜の声が聞こえます。
遊び方は様々。
長縄を跳んでいたり、バドミントンをしたり、ボール遊びをしたり…。
その中に、先生の姿もありました。
とても素敵な空間でした。
こうした遊びの時間に、子どもの「素」の姿が見えるものです。
いつもは走り回っているのに、元気がなかったり、ルール上のトラブルで喧嘩になったり…。
こうして、子どもの様子を把握する場でもあります。
そんな場面で、大人はどうかかわるべきか…。
「解決策を教えない」ことに尽きると思います。
せっかくトラブルになったのに、その解決策を大人が提示して、子どもは何を学ぶのでしょう?
そんな状態が続くことで、「トラブルは誰かが解決してくれる」という間違った学びをしてしまうのです。
つまり、大人がいないと遊べない子を育ててしまうと言っても過言ではないのです。
しいて出番があるとすれば、
「どうしてあなたは、そうしたかったの?」
「〇〇さんの立場なら、どうする?」
といった、解決のための整理をしてあげることかもしれません。
遊びのルールは変わっていいのです。変え方を学べばい...
今日の子ども達の様子を観ていると、思わず楽しくなってきました。
2年生の算数の時間で、24+15の計算の仕方を説明していました。
ここでのねらいは、24を20と4に、15を10と5に分け、10のまとまり、1のまとまりで考えることです。ひっ算の位取りにつながる学習です。
「…ということです。質問はありますか?」
という子の問いに、私は思わず、
「どうして、10と5に分けるの? 8と7でも、12と3でもいいじゃない?」
と揺さぶりました。
少し考えた子は、
「だって、10のまとまりと1のまとまりに分けて足した方が分かりやすいから。」
『じゃぁ、15じゃなく、28だったらどうするの?』
と続け様に尋ねると、他の子が、
「20と8に分けるんじゃない?」
と口を挟みます。
そうです。この状態が大切です。
1人が分かればいいのではなく、ほかの子もみんなが理解するように、仕向けるのです。
この学級では、〇m×△m×□mの立方体の体積を求める学習をしていました。
ただ公式を使って計算するのではなく、1㎥の実物大を用意して、
「この大きさが何個分だろうね…。」
と考えさせていました。
子が学ぼうとする時とは、「や...
「躾」(しつけ)について、考えることがあります。
「躾」と「習慣」は表裏一体の関係にあると思います。
皆さんは、歯を磨くとか顔を洗うという行動が、「習慣」になっているはずです。
休みの日だからといって、歯を磨かずにいるとなんだか気持ち悪い感じがしませんか?
だから、自然と歯を磨いたり、顔を洗うことをしているはずです。これが「習慣」です。
こうした習慣を身に付けるために、親は口うるさく言うはずです。
「歯を磨きなさい。」
「顔を洗いなさい。」
しつけとして、その動作の意味を何度も何度も諭すのです。
「靴を揃える」
という動作を見てみましょう。
脱いだ靴を揃えるという動作は、実は面倒な動作が1つ入ります。
「かがむ」
ということ。
この動作がなければ、家に入ることがもっと早くできるはず。
子どもは、何も言わなければ靴を脱ぎ散らかします。面倒だからです。
でも、家から出るときに、靴を揃えていた方がそのまますっと靴を履くことができるし、そのことを意味付けて意義を理解できれば、自然と靴を揃えます。
つまり、その習慣が身に付けば、良いこともあるし、やっぱり見ていて気持ちがいいものです。
...
ふと考えることがあります。
一日が終わり、その日の出来事を思い出したとき、その中で記憶に残っている言葉ってなんだろう…と。
先生に褒められたとか、叱られたとか、
友達にうれしい言葉を掛けられたとか…。
学校の先生の言葉って子供のやる気を促すこともできるし、よかれと思って掛けた言葉が逆効果になることもあります。
本日、全校体育があり、縄跳び検定をしました。黙々と取り組む子供たちです。
先生たちも子供たちに声を掛けています。
たっぷり縄跳びに取り組んだ最後に、担当の先生が次のように話しました。
「みんなが頑張っている姿はもちろんよかったのですが、
〇〇さんの姿がよかったです。お友達の頑張っている様子をみて、『がんばれ!』って声を掛けていたからです。」
すぐにできなくても、自分のできることを表現するのは、これからの体育では必要な視点です。そこを価値付ける言葉で、認められた子は自分の行動を肯定することができますし、他の子供たちも「次はそうしよう!」と目指すすがたが明確にもなるのです。
その後、縄跳びの「目標」を設定している高学年の教室を覗いてみました。
担任が面白い声掛けを...
本日、全校参観日でした。
学校あるあるの1つですが、始業式から全校参観日までの期間、担任の気持ちは何とも落ち着かないものです。
学級組織(係活動)や学級の約束を決めたり、担任の思いを話す「黄金の三日間」を経て、今日の保護者との対面が、4月の大切な出来事なのです。
私は、全体懇談会で、
「年間1,000時間の学習時間を、子供たちが自分の学びとして『必要感』を感じ、仲間たちと交流しながら学びの質を高めていく。」
その前提として、家庭の役割「挨拶・返事・早寝、早起き、朝ごはん」を再確認してほしいことを述べました。
1週間、各学級の授業の導入を観察していました。
ある学級では、1年生のお世話をする高学年の役割について、話し合い活動をしていました。
担任が一方的に活動を紹介するのではなく、1年生の立場になった時、どんな活動がうれしいか、何が必要かを想起させ、そのために何ができるか?を考えていました。
国語の授業で、本単元を通してどんな言葉の力を身に付けるのかを、「学びの山」を使って考えていました。
この学習が終わったとき、自分はどんな姿になっているのか見通しを立てるのです。
体育で...
毎日、学級の様子を見ていると面白い発見と、変わらないものに気付きます。
低学年の図工の時間に、教科書を見ながら「探し物」をしています。
図工教科の見方として、「いろ・形・大きさ」があります。
お友達が言った、「黄色!」を探したり、「四角!」「歯ブラシ!」を指さしたりします。
その時、バディ(相棒)とともに、探したりすることでかかわりをもつこともできます。
ある子が、こう言いました。
「おひさま!」
すると、一斉に探し始める子ども達。
「えぇえええ、ないよぉ!」
「どこ???」
私も一緒に探しましたが、どこにもありません…。
「どこだぁ…?」
そんなとき、
「あったぁ!」
キャンディの中に、お日様の形が隠れていたのです。
その形を探し当てた子もすごいけれど、そこに着目した子もすごいと思いました。
「へぇ、すごいよ。」
思わず言葉が出ました。
子は、いろいろな視点で物事を観ています。
そんな子に、「しっかりみなさい。」とか「よくみなさい。」と抽象的な指示をしても焦点化されていないことが多いものです。
ですから、私たち大人(教師)は、着目してほしい視点、考えさせたい観点を短い言葉で的...
入学して2日経った1年生。
早速、高学年との関りが始まりました。
「読み聞かせ」です。
物語を聞いている1年生の目は真剣そのもの。
読んであげている高学年のお兄さんも、相手は1年生ですから、ゆっくりと感情を込めて読み聞かせています。
「相手意識」という言葉があります。
どんなことでも、相手がいます。その相手の立場になって、相手を想定して行動することです。
給食も始まりました。
給食の配膳も、視点変えれば「相手意識」です。
食べやすいように、お皿を並べることもそうですし、箸の持ち手を聞き手に合わせて置くのもそうです。
昨日、玄関で素敵な状況を目の当たりにしました。
午前授業だった1年生を、2年生のお姉さんが見送っているのです。
「また明日ね。」
「うん!」
「じゃぁね。」
1年生にとって、うれしいことです。
そして、先生たちも子供たちを最後まで見送っていました。
「明日も元気で来るんだよ…。」
と背中が語っているのでした。
人はつながって生きていきます。
一人じゃ生きていけないから、違いを認め、助けあいながら学んでいきます。
本日、7名の新入生を迎え、入学式を行いました。
教室で担任の先生からお話を聞くときも、緊張している様子がうかがえました。
「また明日ね!」
「さようなら。」
と挨拶ができる新入生。チーム渚滑小の一員として、素敵な毎日を過ごしてほしいものです。
さて、私は今日を迎えるまでの職員の様子と、今日の子供たちの動きを観察していました。
式場の掃除を入念にする先生や、教室の掲示を丁寧にする先生。
水回りを掃除する先生など、
渚滑小学校にやってくる新入生だけでなく、進級した子供たちのために…という視点で準備を進めていました。
そして、式が終わった後、
手分けして後片付けが始まりました。
このように、膝をつけて丁寧に作業する子供たちです。
入学式自体は30分間で終わりますが、その準備と後片付けというものは、何倍もの時間と労力を費やします。
私は、こうした目には見えない、「縁の下の力持ち」の存在がチームを育てるものだと考えています。
式の中で私は、
「今年のチーム渚滑小のテーマは『気付く』ことです。」
と話しました。
そのために、みんなで関わること(挨拶、返事、感謝の言葉)を伝え合うこと。周りの変...
令和6年度の目指す子どもの姿は、「気付き、築く子」です。
① 「自分と向き合う」→ありのままの自分を受け入れる(自己認識の力)。場の状況を把握する(環境把握の力)。② 「自分を高める」→目標や課題を設定できる。課題を乗り越える。③ 「他者とつながる」→相手の存在を受け入れ、違いを認める。自分の思いを伝える、その伝え方。態度の出し方。
特に、①を大切にした教育活動を展開していきます。4月からもどうぞよろしくお願いいたします。
本日、第76回卒業証書授与式及び修了式を行い、今年度の教育活動すべてが終了(修了)しました。最後の授業にふさわしい、卒業生も在校生もこれまでの力の集大成としての場になっていました。
保護者のみなさまをはじめ、地域のみなさまや関係機関のみなさまのご協力により、今年度の重点教育目標「関わり合える子」の育成に努めることができました。この場をお借りしてお礼申し上げます。
子どもたち全員に言えることですが、「関わり合える子」の特に「振り返る力」(自己評価能力)が高まったと感じております。この力は、計算ができた、とか、漢字が書けるようになった、とか、なかなか見える力ではないかもしれません。しかし、何かを行った後に振り返る…「できた・できない」「楽しかった」だけではない何かを自分なりに考え、言葉にできることは今後の人生の中で大きな力になると信じています。
令和6年度は、「気づき、築く子」の育成に努めてまいります。特に「自分と向き合う力」(自己認識の力、自分の心を安定させる力)を大事にしていきます。ゆったりと自分を見つめ、自分を大事にできるよう、職員一同取り組んでいきますので、変わらぬご支援・ご協力を...
今日ははじめての卒業式全体での取組(練習)がありました。本校の卒業式の取組にはいくつか特徴があります。1.いわゆる「呼びかけ」では、原稿を見ながら伝えてもよい(当日も同様)2.うまくいかなくても流れを止めない
1.については、暗記して覚え、言えることが最も大事なことではないと思うからです。それよりも、卒業生に向けて(または在校生に向けて)語れることが大事であり、語るために原稿が必要なのであれば手元にあってもよいと押さえています。2.については、流れをつかむためにはうまくいかなかったたびに動作を止めていると、「長い時間かけてやること」(姿勢や時間感覚等)の体験ができなくなってしまう。また、うまくいかない中でもどうするかを考えられることが大事であることから、最初から最後まで通してやることを大事にしています。
日常の「関わり合える」姿を追い求めてきた子どもたちです。今日卒業式でも問題ないくらい素敵な姿がたくさん見られました。卒業式も大事な「授業」です。
学校だより2月号を掲載しました。
今日は6年生の保健の授業を紹介します。内容は、自分たちで調べた「たばこについて」「飲酒について」「薬物乱用について」の発表の時間でした。
発表の内容も素晴らしいのですが、・相手に話をするような「語り」ができる・聞く側の質問が内容を深めるものになっていることが挙げられます。
それだけではなく、質問して発表者が答えられなかったときには、一人一台端末を活用し、わからないことを調べながらみんなで解決する場面が見られたことがすごいと思いました。
このような学びを成立させるためには、「話をしているときに手を置く」といった指導「だけ」ではうまくいかないと思います(もちろん、そのような指導も必要な場面もあります)。今日の授業は「動く」授業だったと感じましたし、「関わり合える」子どもたちの成長した姿を授業を通してみることができました。
学校だより1月号を掲載しました。
本校では体力向上の一環として、年間通した縄跳びの取組を進めています。1学期は個人の取組、2学期は学級での取組(大縄跳び中心)、3学期はまた個人の取組に戻す流れで取り組んできました。行事があるときは無理をせず、できる範囲で取り組むことも確認しながら進めてきました。
得意・好きな子、苦手・嫌いな子はそれぞれ当然いますが、その子なりの取組を尊重しながらの活動です。苦手・嫌いな子も笑顔で取り組める一つの環境づくりとしては、全教員がそこにかかわり、学年・学級を超えた「関わり合い」があることです。子ども自身、縄跳びを通して自分の存在を見てもらえるという意識をもつ可能性があることを考えると、教員の力は大きいです。
自分の目標に向かって楽しく取り組んでいる子どもたちの成長を知っていただければありがたいです。
3学期がスタートして3日が経ちました。子どもたちは2学期と変わらない姿を見せ、一生懸命学習に取り組んでいます。とはいえ、この姿は私たちから見える姿の一つに過ぎず、もしかすると子どもたち一人一人にとっては私たちの想像をはるかに超える(慣れるまでの)大変さを抱えているかもしれません。冬休みは家庭での生活が中心だったのが、3学期がスタートしたとたん、学校での生活が中心となります。すぐにその調子を取り戻せる子もいれば、時間がかかる子もいます。
始業式で伝えた「いきなり頑張ろうとしない」とは、子ども自身の心の中で「○○ができなければならない。」など、自分を追い込み過ぎない、ハードルを上げ過ぎないでほしい、という思いも込めて伝えたことです。学校では子どもたちの心がそうならないように配慮しています。もちろん、学習に取り組む以上は一生懸命にやる子たちです。その一生懸命さのあまり、その時間がいつもより続かなかったり思った通りにできなかったりすることもあることから、うまく心が整わないときには先生方に伝えてください、とも伝えています。
そのような子どもたちの姿・心、そして授業を中心とする学校生活に向き合って...
今日から3学期がスタートです。残念ながら2学期終業式は臨時休業のためできませんでしたが、子供たちの元気な顔を見ることができ、うれしくなりました。
今日の始業式で2つ子どもたちに話をしました。1.「いきなりがんばろうとしない」こと今までと生活が変化するのだから、ちょっとずつでいいから慣れていく。2.相手の「違い」や「よさ」を見つけることそのために、相手をよく見て、会話(おしゃべり)を大事にしてほしい。
その他、児童代表の挨拶があり、3学期は振り返りをして次の学年で生かしてほしい、という話がありました。また、冬休みの思い出発表もありました。楽しかったことや3学期につなげたいことを相手に伝わるように発表できていました。能動的に話を聞く子どもたちの姿はいつ見ても素晴らしいです。
今年度途中から校歌を子どものピアノ生伴奏で歌っています。
今日の中休みに大縄跳びの集会を行いました。2学期の体育の時間を中心に各学級で取り組んできた成果を発表し合いました。(低・高学年は一度にみんなで跳ぶ大縄跳び、中学年はどんどん入れ替わって跳ぶ大縄跳び)この取組は広い意味での体力向上の一環ですが、それ以上の”得られるもの”がある取組であると押さえています。他の学級が跳んでいる姿を見て、・応援する(頑張ってとの声掛けに「頑張る」と反応することも含めた姿)・数を数える(とんでいる人に対しての励ましにもなる)という姿・失敗しても責めなかったりどんどんチャレンジしたりする姿このような姿からも、「望ましい人間関係の形成」を見取ることができます。とても素敵なかかわりができる本校の子どもたちは、すごく成長しています。
学校だより11月号を掲載しました。
今日は収穫祭でした。春から育ててきた野菜を使ってカレーをつくりました。カレーをつくるだけでなく、これまでの活動の振り返りをスライドで発表したりクイズを出したりして楽しんでもらうなど、子どもたちの工夫が見られた取組となりました。
「関わり合える子」(自己評価能力・自己調整能力・望ましい人間関係の形成)の視点からこの活動を捉えたとき、それぞれの力が発揮できても、それを総合的に活用するとなると、課題が残ります。今回の活動で考えてみたとき、「自分たちで」の視点が十分でなかったため、いざ活動を子どもたち自身の手で運営するとなるとなかなか進みませんでした。今までは指導者からの指導・支援・援助があってこその取組でしたが、少しずつ子どもたちが主体的に活動に取り組める力を身に付けさせる必要があると思い、この活動で意識的に取り組ませました。なかなかスムーズに事が運びませんでしたが、だからこそ価値ある学びになりました。2学期も折り返し地点に来ました。今後の教育活動について、「関わり合える子」の視点を総合的に活用できるよう、指導・支援していきます。
今日はマラソン記録会でした。記録会までの期間、体育の時間や休み時間に走る子どもたちのや先生方の姿をたくさん見ました。個人目標カードには「自分の目標タイム」が書かれている学級もありました。記録会ですから順位が確定します。しかし、それは人との比較であり、人によってはその比較だけで考える必要がないとも言えます。(自分なりの順位、友達よりも速く走りたいという意欲はもちろんあってよいです。)
例えば、・自分が目指したタイムを超えたとか、・自分が目指したタイムがちょうどよかったとか、・走り切るのは自信がなかったけど、完走できたでもよいのです。自分自身の振り返りの材料を自分軸で考えることこそ、「自己評価能力」「自己調整能力」が高まった姿の一つと捉えることができます。
記録会の運営には地域のみなさまにたくさんのご支援をいただきました。ありがとうございました。
市内小中学生(小学校4年生~中学校3年生)が一堂に会し(オンライン)、紋別市子どもサミット2023が行われました。いじめの未然防止、早期発見、いじめの考え方など、いじめについて深く考える時間でした。今年度で3回目になります。今年度は、日常の何気ないやり取りがいじめにつながっていくという事例(LINEでの言葉だけのやり取りの誤解が仲間外しにつながっていくというストーリー)から、「相手を思うとは?」について話し合いを通して考えていきました。・自分にはそういうつもりがないのに言葉の使い方ひとつで誤解を受けること→書き言葉の難しさ(ニュアンスや表情などから判断する会話とは違う。逆にコミュニケーションはそういうところも大事だということ)・相手の行為の意図を聞かず、悪く思うことでいじめにつながるながれをつくってしまったこと(LINEを送った側)→せめて、その意図や気持ちなどを聞くだけで仲間外しにつながらなかった(聞くことの大切さ)(LINEを送った人に対し、文字だけで判断して攻撃する側)などのことが見えてきました。大事なのはこの考えの応用です。今回はLINEの使い方(いわゆるネットトラブル防止)の観点での話ではあり...
昨日からマラソンの取組がスタートしました。9月の学芸会をマラソンで生かすとすると、どのようなことが考えられるか、整理してみます。例えば、・マラソンを楽しむ(楽しく走る)・友達や先生と走れると頑張れる・自分に合った目標を立てたり、次の練習で目標を変えたりする・マラソンを走る意味(よさ)を考えるこういったことが生かすにつながると考えます。もちろん、マラソンでなくてもよいです。大事なのは今までを振り返り、何を学んできたのかをもう一回思い出すことです。このことが、「関わり合える子」を育てる一つの取組であると押さえています。
(全校のマラソンの時間、ちょうど雨が降ってきたので室内の体育に変わりました。)
学校だより9月号を掲載しました。
本日は小学校・中学校合同学芸会・学校祭がありました。小中学生一人一人が輝き、よさを最大限発揮した1日となりました。(以下、挨拶文の一部。)
紋別市で唯一小中学校が合同で実施する貴重な教育活動と押さえております。今年度は昨年度よりも一歩でも二歩でも小中連携を進めようと試行錯誤してきました。小中連携を図ると言っても同じ演目に出ることばかりではありません。それぞれの発達の段階やねらいがありますので、どのような意識や行動の連携、「関わり合い」ができるのか模索している段階でもあります。学校行事が児童生徒を成長させる効果は計り知れません。お互いの学びの姿を見て刺激を受けたり感謝したりそのような一連の学びも大切にしています。今年度は、それぞれの自己紹介や見た感想の交流を通して、お互いを成長させる機会をつくっています。今年度の小学校のテーマは「お客さんに楽しんでもらえるように協力して、関わり合える学芸会」、中学校のテーマは「昇華」です。どちらも学校行事を通してより成長したいという願いが込められています。このことは、本番当日だけでなく取組の過程も大事にしてきたことを意味しますので、そのこともご理解いた...
明日、渚滑小学校学芸会・渚滑中学校学校祭が行われます。明日の学芸会に向けて、今年度の重点「関わり合える子」を大事にしながら進めてきました。大事にしながらと言っても特別なことをするのではなく、4月からの教育活動の成果を発揮する場と押さえています。学芸会のための取組ではないと押さえていますので、いわゆる「出来(完成度の高さ)」で評価するのではなく、取組を通した子どもたちの姿・成長を軸に捉えていきたいと考えています。・自己調整能力…自分に合っためあてを考えて取り組む、粘り強く取り組む、など。・自己評価能力…取組を通して振り返る、振り返ったことを次につなげる、など。・望ましい人間関係の形成…取組を通して、人との関わり方に気付く、人あっての取組に気付く、など。このような視点で、学芸会という教育活動を捉えていただければ幸いです。
本校は中学校と同じ日・時間帯に学芸会・学校祭を行います。小中学校それぞれの目的がありますので、演目は異なります。しかし、小中のつながりを生かし、それぞれの取組をお互い共有し、励まし合うなど、一歩進めた「関わり合い」の取組にチャレンジしています。今年度はお互いのことを知る意味での「ココ見てねカード」の取組を始めました。小学生は中学生に向けて、中学生は小学生に向けて書いています。現在、中学生が書いたカードが掲示されています。
【カードに書かれていること】・小中学生にひとこと ・みんな笑って楽しめるような行事にしよう! ・みなさんで最高の学芸会・学校祭にしよう。 などが書かれています。・学芸会・学校祭のここを見てほしい! ・全校政策をみんなで取り組んでいるので見てほしい。 などが書かれています。・そのためにこんなところをがんばる!工夫する! ・セリフを丸暗記するようにがんばる。 などが書かれています。お互いの想いを知ることで、当日の演技・演奏に想いを込めて臨む(見る)ことができます。「関わり合い」はこういうところからもはぐくむことができると考えます。
23日の学芸会に向けて、少しずつ取組がスタートしました。決して出来(完成度)を求めることなく、重点教育目標(関わり合える子)が達成できるかどうかを軸に教育活動として取り組んでいます。本校は全校で取り組むことや全校での表現ができる学校です。今まで以上の異学年の交流を通して「望ましい人間関係の形成」を図ることを大事にしていきたいです。今月の全校朝会で、一人一人に課題を出しました。1・2年生のみなさんへ学芸会を楽しんでほしいです。学芸会では劇や音楽を上手にやることが大事ではありません。学芸会を通して楽しさを見つけ、笑顔で相手に発表できるように頑張ってください。
3・4年生のみなさんへ3・4年生は学芸会を通して、友達と協力することの大切さや楽しさを学んでほしいです。3・4年生ですから少しハードルを上げ、難しいことにチャレンジしてほしいです。そのことが、終わったときの達成感につながります。より達成感を得るためには、ぜひ友達と学芸会をつくりあげてください。
5・6年生のみなさんへ5・6年生のみなさんには、1~4年生とは違った、少し難しいことをお願いします。学芸会の取組を通して、“なぜ学芸会をやるの...
学校だより8月号を掲載しました。
学校評価前期結果を「特色ある教育活動」に掲載しました。
電子黒板も活用しています。
夏休みにつくった作品や自由研究を発表しました。自分で考え、つくりたいと思ってつくってきた作品であれば、そのこと自体が素晴らしいことす。このことを生かすとすれば、学校生活でもやってみたいという気持ちを大事にし、一つでもよいので探してみてほしいです。自分で考えるとは言っても、おうちの人の手助けは大歓迎だと思っています。いろんなきっかけが今後の子どもたちの人生にどんな影響を与えるかわからないからです。自由研究をきっかけにそのことにはまり、ライフワークにしている人はたくさんいます。何が自分の将来に役立つかわかりません。いつもそのような想いをもって子どもたちの作品と向き合っています。
ご出席いただいた保護者のみなさまにはご多用のところ、また暑い中子どもたちの姿を見に来ていただきありがとうございました。
今日から2学期がスタートしました。
2学期に頑張ってほしいことを伝えました。「自分の気持ちや想いを言葉で伝え、相手にわかってもらうことを大事にする。」ことです。「みんな仲良く」や「ケンカをしない」関係ではなく、また、誰かが我慢をしたり遠慮したりする方法を取らない、「関わり合える」姿です。
この「関わり合える」姿は、コミュニケーションの仕方ではありません。自分自身の心の在り様を考えてほしいという想いで伝えました。不満や怒りは最終的には自分を傷つけることにほかならず、解決にならないことから、気持ちや想いを言葉で伝えることを学ばせていきます。
子どもたちから夏休みの思い出と2学期にみんなで頑張ることの発表がありました。どちらも「関わり合える」ことを意識した発表でした。子どもたちの中に今年度大事にすることが根付いている表れであることがわかります。
本校の子どもたちの素晴らしいところは、・人の話をしっかり聞こうとする意識や態度が見られる・「静かにしてください」と言われなくても静かにできる(待てる)ことです。
25人の子どもたちにさらなる力を身に付けさせたいと思いますので、ご支援をどうぞよろしくお願...
学校だより7月号を掲載しました。
今日は1学期終業式でした。授業日で、73日間の教育活動が終了しました。一人一人の成長を伝えたり、1学期の頑張りを振り返ったりする場となりました。今回は、児童会長、1年生・4年生代表から1学期頑張ったことと夏休みの過ごし方について発表がありました。振り返る力を身に付いてきたことを改めて実感でき、夏休み明けにまた会うのが楽しみになりました。
また、今日はALTとのお別れの会でもありました。渚滑小での思い出を英語と日本語で伝えていました。
保護者・地域のみなさまには、1学期のあいだ、本校の教育活動に対したくさんのご支援をいただきましたことに感謝申し上げます。
2学期は8月17日(木曜日)からスタートとなりますが、変わらずのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
今年度、力を入れていることの一つに「自己評価能力」があります。自分の考えを言葉にできることを大事にしています。一つの例を挙げてみます。
図工の作品(木工作品:題名は『カギかけ』)ですが、工夫したところや見てほしいポイントを以下のようにまとめています。【工夫したところ、見てほしいポイント】・工夫したところは、倒れないように、土台を頑丈にしたところです。・横の鍵をかけるところをボンドで付けるところが難しかったです。
他にも、(図工の作品:題名は『月光花』)
【工夫したところ、見てほしいポイント】・満月の夜にしか咲かなくて、水辺にしかない花です。・普段はそこらへんに生えている草のような姿で、満月の時だけ花になります。・Vのような形のものは種です。
このような振り返り(自分の言葉にすること)は、1年生段階から進めています。それぞれの学年や子どもによって達成したらよい文章量や視点は異なりますが、どの子も自分の考えを言葉にできるのが上手になってきています。
特色ある教育活動に「学校運営協議会(コミュニティ・スクール)通信」を掲載いたしました。
学校だより6月号を掲載しました。
今日は児童会活動の日でした。児童会活動の中の創意工夫が生かされる活動です。今までも創意工夫の活動を行ってきましたが、これまでと大きく異なる点として、「自分たちでやりたいものを実現させる」ことが大きく異なります。活動の条件として、「関わり合えるもの=協力して何かをやり遂げるもの」と押さえ、その目的に合う活動(アイディア)を出していました。例えば、・運動系(ドッジボール、野球、鬼ごっこ)・創作系(器楽合奏、作品づくり)子どもたちは新しいものを生み出すことに慣れていないせいか、なかなか意見が出てこなかったのですが、少しずつアイディアが出されるようになりました。どのアイディアが採用され、実現できるか楽しみです。
今日は交通安全教室がありました。紋別自動車学校様のご協力いただき、多くの体験をさせていただきました。
【主な内容】・シートベルトの大切さ(急ブレーキをかけたとき、身体に与える影響)・横断歩道の渡り方・内輪差による巻き込み・夜は運転をする人にとって歩行者が見えにくいこと等を学びました。今回の交通安全教室では、「振り返りを通して、今後の日常生活に生かそうとしている。」(自己評価能力)が挙げられます。これからの生活でどのようなことに気を付ければよいかを考え、実践するという意味では今年度の重点「関わり合える子」の3つの視点の中の「自己評価能力」が大事になってきます。その力を高めるための大切な教育活動でした。
紋別自動車学校のみなさまにはたくさんのご協力をいただきました。ありがとうございました。
今日は全校朝会の日でした。全校朝会では、「関わり合える子」につなげるために頑張ってほしいことを一つ伝えるようにしています。4月は「あいさつ」5月は「最後まで人の話を聞く」でした。子どもたちに聞いてみると、うなずく子がたくさんいました。できたかできなかったかを確かめるものではなく、自分自身がそう(できたと)思えればよいと伝えています。そして6月は、「笑顔をつくる」です。自分の心を明るくする、そして、人にやさしい気持ちになってもらうために大事であることを伝えました。
5・6年生からは、運動会に向け、もっとこうしたらよいアドバイスが全校のみんなに向けて伝えられていました。
あと、今年度の体力向上の大きな取組の一つ「年間を通した縄跳びの取組」で、5月に頑張った人を表彰しました。
また、自主学習(宿題とは違い、自分で頑張って取り組む学習)の紹介をしました。全校朝会後、1年生から「縄跳びを頑張る」という声が聞かれました。自分事として受け止められる…とても素晴らしいです。
学校だより5月号を掲載しました。
本日遠足がありました。気温が上がらず寒くなるのが心配でしたが、少し風が冷たかった以外は日も出ており、とてもよい遠足日和となりました。今年度は、流氷科学館、オホーツクタワーを中心に歩きました。流氷科学館では、視線見学とプラネタリウムを見ました。オホーツクタワー付近でお弁当を食べたり児童会が企画した遊びを楽しんだりしました。この行事は4月から大事にしてきた重点「関わり合える子」の力がうまく発揮できるかどうかが試される場でもありました。また、行事同士のつながりで考えますと、1年生を迎える会を迎える会からどれくらい進歩したのかを見極める場でもありました。子供たちはバスに乗るときや施設を使用するときの挨拶や話の聞き方、友達と楽しんで臨む姿一つ一つから成長を感じることができました。この成果を日常の生活をはじめ、来月の運動会にもつなげていきたいです。
学校だより4月号を掲載しました。
本日、1年生を迎える会がありました。「ルールを守って仲良く楽しめる会」をテーマに、2~4年生、5・6年生、1年生の出し物を通して「良好な人間関係の形成」について学ぶ場となりました。ルール…よりよくするために存在すること、ルールがあるからこそ楽しめるものであることを再確認できました。鬼ごっこやだるまさんがころんだ、じゃんけんなど、複雑なルールではなく、そのときにルールを確認してもできる(特に1年生ができる)ように考えたのも相手意識がある成果と捉えることができます。
また、今年度はより自分たちの手で進めることを意識しながら取り組むことができました。この学びが日常生活をはじめ、次の教育活動につながっていくこと、そして今回の活動をどう振り返るのか…ここが「自己評価能力」を高めるために大事にしていきます。
【いじめ防止基本方針】を更新しました。※追加した点・関係機関に、SC、SSWを追加・重大事態への対応について、「直ちに警察に相談・通報を行い、適切に援助を求める。」を追加(重大事態についての、保護者・地域への周知も追加)
【特色ある教育活動】の情報を追加・更新しました。・学力向上プランを更新しました。・体力向上プランを更新しました。
【学校行事】の情報を更新しました。・年間行事予定表(スクールカレンダー)を更新しました。
【特色ある教育活動】の情報を追加・更新しました。・グランドデザインを更新しました。・スクールガイドを更新しました。
本日、3年生の外国語活動がありました。
外国語は3年生から本格的に学習し、5・6年生になると外国語科と活動から教科に変わります。入門段階の3年生は外国語に親しむことができれば十分です。少しでも楽しさを体験できると苦手意識をもたずに学習に臨むこともできます。外国語ですから、コミュニケーションも高めることやその言語(英語)をある程度使えることは大事です。コミュニケーションというと、今年度の「関わり合える子」の「良好な人間関係の形成」にもつながる考え方ですが、それ以上に、「自己調整能力」の自分の気持ちをコントロールする…初めての出会いに戸惑いながらも、またできなくても「こんな感じかな」と緩やかに捉える心も大事です。角度を変えると、コミュニケーション以上に大きなことを子供たちは学んでいることになります。
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