学校からのお知らせ

子どもの視点

 毎日、学級の様子を見ていると面白い発見と、変わらないものに気付きます。

 低学年の図工の時間に、教科書を見ながら「探し物」をしています。

図工教科の見方として、「いろ・形・大きさ」があります。

お友達が言った、「黄色!」を探したり、「四角!」「歯ブラシ!」を指さしたりします。

 

その時、バディ(相棒)とともに、探したりすることでかかわりをもつこともできます。

 ある子が、こう言いました。

「おひさま!」

 

 すると、一斉に探し始める子ども達。

「えぇえええ、ないよぉ!」

「どこ???」

 私も一緒に探しましたが、どこにもありません…。

「どこだぁ…?」

そんなとき、

「あったぁ!」

 

キャンディの中に、お日様の形が隠れていたのです。

その形を探し当てた子もすごいけれど、そこに着目した子もすごいと思いました。

「へぇ、すごいよ。」

思わず言葉が出ました。

 

子は、いろいろな視点で物事を観ています。

そんな子に、「しっかりみなさい。」とか「よくみなさい。」と抽象的な指示をしても焦点化されていないことが多いものです。

 

 ですから、私たち大人(教師)は、着目してほしい視点、考えさせたい観点を短い言葉で的確に指示することも大切です。

 

子の観察をしていると、学ぶこと多し

 

 追伸

 明後日は、全校参観日です。

保護者の皆様と担任が、初顔合わせします。素敵な出会いになるように、職員は準備を進めています。

お待ち申し上げます。

一年生初めて物語

 入学して2日経った1年生。

早速、高学年との関りが始まりました。

 「読み聞かせ」です。

物語を聞いている1年生の目は真剣そのもの。

読んであげている高学年のお兄さんも、相手は1年生ですから、ゆっくりと感情を込めて読み聞かせています。

 

 「相手意識」という言葉があります。

どんなことでも、相手がいます。その相手の立場になって、相手を想定して行動することです。

 給食も始まりました。

 給食の配膳も、視点変えれば「相手意識」です。

食べやすいように、お皿を並べることもそうですし、箸の持ち手を聞き手に合わせて置くのもそうです。

 

 昨日、玄関で素敵な状況を目の当たりにしました。

 午前授業だった1年生を、2年生のお姉さんが見送っているのです。

「また明日ね。」

「うん!」

「じゃぁね。」

1年生にとって、うれしいことです。

 

 そして、先生たちも子供たちを最後まで見送っていました。

 「明日も元気で来るんだよ…。」

と背中が語っているのでした。

 

 人はつながって生きていきます。

一人じゃ生きていけないから、違いを認め、助けあいながら学んでいきます。

入学式のために(準備する大切さ)

 本日、7名の新入生を迎え、入学式を行いました。

教室で担任の先生からお話を聞くときも、緊張している様子がうかがえました。

「また明日ね!」

「さようなら。」

と挨拶ができる新入生。チーム渚滑小の一員として、素敵な毎日を過ごしてほしいものです。

 

 さて、私は今日を迎えるまでの職員の様子と、今日の子供たちの動きを観察していました。

  

式場の掃除を入念にする先生や、教室の掲示を丁寧にする先生。

水回りを掃除する先生など、

 渚滑小学校にやってくる新入生だけでなく、進級した子供たちのために…という視点で準備を進めていました。

そして、式が終わった後、

手分けして後片付けが始まりました。

このように、膝をつけて丁寧に作業する子供たちです。

入学式自体は30分間で終わりますが、その準備と後片付けというものは、何倍もの時間と労力を費やします。

私は、こうした目には見えない、「縁の下の力持ち」の存在がチームを育てるものだと考えています。

 

 式の中で私は、

「今年のチーム渚滑小のテーマは『気付く』ことです。」

と話しました。

 そのために、みんなで関わること(挨拶、返事、感謝の言葉)を伝え合うこと。周りの変化に気付くことについて説きました。

 

 もう1つ。

新担任と出会う子供たちの様子を見ていました。

 

 お気付きでしょうか?

そうです。「聞く姿勢」です。

担任の指示、説明を聞く態度です。

 話をしている人にへそを向け、目をみてうなずいて聞いている姿がありました。

 私たちは、自分のことをアウトプットできる子に育てたいと思っています。

そのためには、先に「情報を聞く態度」「聞き方」「聞くポイントを押さえる」がとても大事です。

 素敵な癖(習慣)が身に付いた次に、アウトプットできる子に育てたいです。

 

さぁ、新生「渚滑小」がスタートしました。

「明日も来たい・(期待)学校」を実現し、学校に携わる人たちが「幸せ」を感じられるように、進んでいこうと決意を新たにしました。

 地域の皆様、保護者の皆様、これからよろしくお願いいたします。

 

 下校前に、職員室に会釈する子供の姿が…。

「さようなら。」と職員室の先生たちに挨拶をしているのです。素敵でした。 

令和6年度グランドデザインを掲載しました。

令和6年度の目指す子どもの姿は、「気付き、築く子」です。

① 「自分と向き合う」→ありのままの自分を受け入れる(自己認識の力)。場の状況を把握する(環境把握の力)。
② 「自分を高める」→目標や課題を設定できる。課題を乗り越える。
③ 「他者とつながる」→相手の存在を受け入れ、違いを認める。自分の思いを伝える、その伝え方。態度の出し方。

特に、①を大切にした教育活動を展開していきます。4月からもどうぞよろしくお願いいたします。

令和6年度は「気づき、築く子」の育成を目指します。

本日、第76回卒業証書授与式及び修了式を行い、今年度の教育活動すべてが終了(修了)しました。最後の授業にふさわしい、卒業生も在校生もこれまでの力の集大成としての場になっていました。

保護者のみなさまをはじめ、地域のみなさまや関係機関のみなさまのご協力により、今年度の重点教育目標「関わり合える子」の育成に努めることができました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

子どもたち全員に言えることですが、「関わり合える子」の特に「振り返る力」(自己評価能力)が高まったと感じております。
この力は、計算ができた、とか、漢字が書けるようになった、とか、なかなか見える力ではないかもしれません。
しかし、何かを行った後に振り返る…「できた・できない」「楽しかった」だけではない何かを自分なりに考え、言葉にできることは今後の人生の中で大きな力になると信じています。

令和6年度は、「気づき、築く子」の育成に努めてまいります。
特に「自分と向き合う力」(自己認識の力、自分の心を安定させる力)を大事にしていきます。
ゆったりと自分を見つめ、自分を大事にできるよう、職員一同取り組んでいきますので、変わらぬご支援・ご協力を賜りますようお願いいたします。

何を大事にするか(卒業式の取組)

今日ははじめての卒業式全体での取組(練習)がありました。
本校の卒業式の取組にはいくつか特徴があります。
1.いわゆる「呼びかけ」では、原稿を見ながら伝えてもよい(当日も同様)
2.うまくいかなくても流れを止めない

1.については、暗記して覚え、言えることが最も大事なことではないと思うからです。
それよりも、卒業生に向けて(または在校生に向けて)語れることが大事であり、語るために原稿が必要なのであれば手元にあってもよいと押さえています。
2.については、流れをつかむためにはうまくいかなかったたびに動作を止めていると、「長い時間かけてやること」(姿勢や時間感覚等)の体験ができなくなってしまう。また、うまくいかない中でもどうするかを考えられることが大事であることから、最初から最後まで通してやることを大事にしています。

日常の「関わり合える」姿を追い求めてきた子どもたちです。今日卒業式でも問題ないくらい素敵な姿がたくさん見られました。
卒業式も大事な「授業」です。

お話の世界に浸る(今年度最後の読み聞かせ)

今日は学校図書館司書が来校し、読み聞かせをしていただきました。
(今日が今年度最後の読み聞かせでした。)

今日は昔話の読み聞かせでした。
司書の語りに引き込まれながら、お話の世界に浸っていました。

(1年生から6年生まで網羅する内容を扱うのは難しいですが、どのお話でも聞ける子どもたちです。)

6年生を「安心」させて送り出す(6年生を送る会)

本日は6年生を送る会がありました。
6年生に「安心」してもらい、楽しんでもらうために在校生が企画した出し物やプレゼントの発表がありました。

1~5年生が(今回の教育活動を通して)自分たちで計画し、協力して取り組む姿が見られることが、6年生にとって「安心」すると言えます。
今日の姿を見て「安心」して卒業することができると6年生は話していました。

6年生は最高学年として1~5年生の先頭に立っていろいろなことを進めてきました。
特に「自分たちで考え、進んで行動する」ことができる姿は本校にとって大きな財産です。

1~5年生は6年生の背中を見て、自分たちに生かそうと今取り組んでいます。

1年間の「関わり合える子」の集大成(全校参観日)

本日は全校参観日でした。ご多用のところご参観いただきありがとうございました。
本日の授業を「1年間の関わり合える子」の集大成として位置付けております。

・自己評価能力…自分のことを振り返ったり見つめたり考えたりする
・自己調整能力…自分なりのめあてをもったり学習を進めたりする
・望ましい人間関係の形成…友達や先生、(今日の体育の時間は保護者のみなさま)と関わり、お互いを知る

どの授業からもそのことが伝わってきました。
今日の授業の姿から子どもたちの成長を感じ取っていただけたらうれしいです。

異学年と「関わり合える」場として(クラブ活動終了)

本日で今年度のクラブ活動が終了しました。

本校のクラブ活動の特長として、色々な内容のものを体験できるところにあります。
・野球(雨天時:バドミントン)
・アイビスペイント(お絵かきアプリを使ったお絵かき)
・編み物
・理科実験

異学年と「関わり合える」場として、とても貴重な時間を過ごしました。
特に、その時間のクラブ活動を進める担当を毎回変えたこと、6年生中心に縦割りで進めたことも「関わり合える」子を育てるために大事にしてきました。

※この写真は4~6年生で振り返りを行っている場面です。