学校からのお知らせ
11月の自分を
11月の生活目標は、「新しいことにチャレンジしよう」でした。
今月初めの全校朝会で、私は、
「チャレンジするっていうけど、失敗するのこわいでしょ…。
校長先生も、小学生の時、少年団の試合で監督に、
『代打、いけるか?』
って言われたとき、打てる自信がなくて、断ったんだ。
その時のコーチに、『なぜ、代打を断ったんだ? 失敗してもいいじゃないか!』
って、叱られた…。
でもさ、やっぱり失敗するのが怖くてね…。
挑戦するって難しいと思わないかい?」
そう尋ねると、子供たちはうなずいていました。
「ただね…、成功するかどうかは分からないけど、やったぞ!って思える人は、
絶対に挑戦した人だと思う。
みなさん、今月は、何かに挑戦してみてください。」
と、声を掛けました。
…さて、一か月が経ちました。
苦手な野菜を食べることにチャレンジした子。
跳び箱に挑戦して結果を出した子。
朝学習を始めた子。
など、ボードにはたくさんの言葉が書かれています。
その言葉に返信する子もいて、仲間で価値付けています。
来月は生活目標が変わります。
「もうチャレンジすることは止める?」
という声を掛けたとしたら、子供たちは何と答えるでしょう。
6か月の変容
しばらくブログ更新がおこたり、申し訳ありませんでした。
さて、公開研を終え、1年の折り返しをして、まもなく、1年間のまとめを意識した教育を進めることになります。
今日は、6か月の変容を見てみようと思います。
これは、4月の1年なぎさ組の様子です。
机に座って学習を進めることに慣れていない子たちは、担任と支援員がマンツーマンで指導しています。
あれから、6か月が経ちました。
担任と支援員の立ち位置にあきらかな変容があります。
子供たちが、学習を進めています。とても楽しそうです。
次の写真。
先生の指導法にも変容があります。
紋別市が今年度導入した「電子黒板」です。
画面をなぞって文字を書くこともできます。
切り取って移動することもできます。
子供たちの思考の跡を残しておくこともできます。
1年生の「生活科」では、自分たちの生活の様子を振り返るために、
いくつかの朝の行動が示された端末の画面を操作して、自分の朝の様子を全体で見合っています。
目まぐるしく変化する時代で、自分の力となる大元は、「習慣」です。
この写真をご覧ください。
先週、「PTAレク」を中学校体育館で開催しました。
「ボッチャ」をして交流しました。
2時間弱の活動を終え、閉会式を行う前にある行動をする子たちがいたのです。
活動した後には、誰かが掃除するものです。
モップ掛けをする姿がありました。
私は感心しました。
「使った後の場は、片付け、掃除をするものだ。」
ということを理解しているのです。
そして、その様子をみた保護者の方が、
「並んでモップを掛けなさい。」
とおっしゃいました。
「言われなくても進んで掃除する」こと以上の指導をしていることに、
私は、渚滑地区の教育の強さを感じたのです。
本校の職員の中でも、
「学ぶ態度だけでなく、学ぶ内容、考え方のレベルをアップすべきだ。」
という声が挙がっています。
どんな人間も、常に学び、変容していく必要があります。
年齢や立場によって、その考え方や価値観は同じではありませんが、
そういう人が集まって仕事をしたり、学んだりすることに意味があり、
自分たちの足跡を分析しながら前に進んでいくことが大切だと感じています。
鹿が出没する裏庭も、
白く変容しました。
寒い冬がやってきました。
毎日の実践を(公開研究会)
朝、グラウンドは氷に覆われていました。
玄関前に張った氷の上でスケーティングをして楽しむ子供たち。
いつも通り明るく登校した子供たちを出迎えた8日は、
本校の公開研究会でした。
「公開研究会」とは、市内だけでなく他市からも先生たちが来校して授業を参観し、
その後、協議の中で本校の教育について、意見、感想、助言をもらうのです。
これまでの実践を振り返るとともに、新たな視点を見出す貴重な場です。
授業は、低学年の複式授業を設定しました。
子供たちが身に付けた「学習力」を観ていただき、
その後の協議で、意見交流をします。
「参観されたみなさんにお願いがあります。
自分が渚滑小の職員になったつもりで、忖度ないご意見をお願いいたします。
職員一同、その覚悟を決めております。」
そのような挨拶をして始まった研究協議。
多面的な視点での意見が出されています。
参観者の中には、自らの実践ノートを持参してくださったり、
「自分ならこういう手立てを用いる。」
といった、ご意見を頂戴しました。
こうして数時間が終わりました。
貴重なご意見、ご助言をいただきありがとうございました。
参観した先生方、本校職員が、
「やってよかった!」
「来てよかった!」
「明日から使ってみよう!」
といった感想をもつことができる研究会になったことを願っています。
その評価は、今回の研究会が子供たちに還元できてこそですし、
忙しいとされる教員の「働き方」「生き方」の一助となることで、
価値があるものだと思います。
【教頭からのメッセージ】
言葉のつながり
毎朝、玄関に立って子供たちを迎えていると、気付くことがあります。
仲間が2人に集まれば、「一気に話に花が咲く」ということ。
本校は、渚滑地区外からの登校児童が多いため、毎日、おうちの方が送ってくださいます。
車から降りたときは、
「・・・。」
だった子が、
玄関に仲間がいることに気付くと、
「〇〇ちゃん!おはよう!!!」
「ここにね、虫がいるよ!」
「どれどれ!!」
といった具合になります。
また、玄関に子供たちが作った掲示物が、初お披露目されると、その前に集まって、
「これ、いいね!」
「かわいいね。」
と感想の言い合いが始まります。
その様子を見ていると、
自分以外の存在がいるおかげで、「言葉を発する」機会が増えることが分かります。
校長室にお菓子をもらいに来た子供たちですが、
このお願いをするために、前日、話す内容の練習をしていました。
相手の存在を考えて、伝え方の練習です。
これは、自分以外の相手がいるから言葉を使うのです。
今日、6年生主催の「全校遊び」がありました。
6年生3名が、遊びのルール説明や、進行を務めています。
伝言ゲームでは、最後まで伝えきったチームは、
「イエエエエエエイ!!!」
と大盛り上がり。
言葉がつながるってことは嬉しいものなのですね。
玄関にある生活目標の自己評価ボードには、仲間たちの言葉に価値付ける言葉が書き込まれていています。
反応してくれるのは嬉しいことです。
自分に気付く、他人に気付くための活動をつなげる教育を進めています。
【庭の紅葉が美しいです。朝晩の冷え込みによる交通事故、気を付けましょう】
全国連合小学校長研究協議会に参加して思うこと…。
久しくブログをアップできませんでした。
…というのも、徳島県へ出向いていたからです。
公私混同しないように気を付けて、全国各地の校長の方々と交流して感じたことをお伝えします。
2、000キロを移動して着いた、阿波踊り空港。
気温が25度を超え、夏日でした。
それから、バスで徳島市内へ移動。
静かな街でした。
翌日、全体会・分科会へ。
2,200人が集う全体会場は圧巻です。
その後、行われた200名弱の分科会では、私を含め、東北、関東、関西など各地の校長と交流を持ちました。
雑談も含め、協議をしてあっという間の数時間でした。
各地で課題とされているものはやはり似ています。
学力に関すること。
いじめ・不登校。
防災。
などです。
地域によって取組の軽重はあるにせよ、「防災訓練」がそれぞれあり、
「津波対策」「地震対策」など、地域に応じた課題があり、感心しました。
渚滑地区の「熊訓練」について話すと、
「おおお!!!」
という感嘆の声があがりました。
私は、
「熊に対する避難の学習だけしても意味がないと思います。
なぜ、そこに熊が現れるのか? を問うたとき、地域の課題となる背景にまで目を向けなければ、
学習として意義をなさないと思うのです。
つまり、皆さんの地域で「津波対策」をしているのなら、津波が起こる地形背景や、もし起こった時、地域はど
のような行動を起こすのか? 未然防止策まで目を向けさせる必要があるのではないでしょうか?」
と、自論を提起しました。
その後、石川県能登半島沖地震に被災した校長が、お話する機会がありました。
次の言葉が残っています。
「災害が起きた時、予想もしない状況に陥ります。
私たちは、想定しない出来事が起こることを想定して準備しておく必要があります。」
と。
今回、貴重な交流ができたと実感するとともに、
「渚滑のよさ、北海道のよさや課題をどのように学ばせるか?」
私には狭い飛行機の座席に座りながら、物思いにふけたのでした。
ICT活用の基盤となる力
修学旅行から帰ってきて、子供たちの学習の様子を観てみました。
5,6年生は国語の学習です。
それぞれの学年で課題を設定し、空き教室を使って進めていました。
5年生は、これから学習する単元の、「単元学習計画」を相談しながら決めていました。
説明文教材で、筆者が主旨(いちばん伝えたいこと)を主張するために、
どのような工夫によって文章を構成しているかを学びます。
担任はそこにはいません。
子供たちが自分の学びとして確立しているからできるスタイルです。
一方、6年生は…、
「古典」の学習です。
ここでは、「芸」について視点をあて、動画を利用して親しんでいました。
動画で動きを観ることができるのは、端末ならではです。
1年生教室をのぞいてみます。
「漢字の成り立ち」について、学習を進めていました。
ここでは、動画をつかってその漢字がどのようにできたのか、確認しています。
「うわぁ!! すごい!」
と、形が徐々に動いて漢字に変換していく様子をみて興奮していました。
「上」という漢字がなぜ、そのような形になったのか、予想を交流するのも面白いです。
中学年教室をのぞいてみます。
音楽の学習です。
「鑑賞」の授業で、曲の様子を曲線で表して、電子黒板を利用して共有していました。
「ここで盛り上がって、ここで暗い感じがしたので下がって…。」
という発表を聞いたある子が、
『…っていうことは、そこが曲の山場ってこと?』
とつぶやきました。
実は、こういう子供たちの言葉で「価値付け・意味付け・問い返し」がなされると、
学習は「自走」に近付きます。
つまり、受け身の学習から、自分たちで学習を構築し、学び続けるということです。
『…それって、ちがう場面でも同じことが言えるの?』
『じゃぁ、視点を変えたらどうなるの?』
『つまり、〇〇ってことね。』
などが、授業の中でどんどんつぶやかれるようになるといいですね。
ICTを活用する利点が多くありますが、そもそも、子供たちは学ぶ力として、
「はてな?」
「つまり…。」
「違う方法で試してみよう。」
といった、探求心をもって学ぶ基盤が大切です。
ICTの教材は、数年前と比較して驚くほど用意されてきました。
その教材を意図的に活用する力が、教師には試されてきています。
【事務職員作成】
紋別のにおい 無事着!
お出迎えありがとうございました。
旅行団、全員無事到着です。
到着が早まりそうになって教頭がメール対応してくれました。
もう少し私が早くに連絡いれるとよかったと反省しています。
子供たち、どこでもいい顔してました。
そして担任団も近過ぎす離れすぎず、子供たちを見守っていました。
グループごとに引率者が付き、子供たちを支えていた姿を見て、私も安心して見ていました。
きっと子供たちは大満足の旅行だったと思います。
ホテルの食事も最高でした。
また、来週から渚滑の教育を積み重ねていきます。
保護者の皆様、支えてください。
在校生のお迎えカード、素敵です。
帰路につきます
イオン出発です。
イオンにきたぁ!
イオン着。
グループごとに昼食です。
みんなフードコートにいます。
旭川を出発する時にアップします
博物館、科学館で学習!
いよいよ最終目的地イオンへ!
体調崩している子はいません。
おはようございます!
修学旅行2日目。
朝食もしっかりとりました。
「何度か目が覚めました。」
「しっかり寝ました。」
そんな子供たちと2日目を迎えました。
スーパームーン!
ごちそうでした。
何でも揃っていました。
満腹です。
子供たちも楽しんでいます。
仲が良い子たちです。
これからお風呂タイムです。
ホテル着!
今夜の宿泊ホテルに着きました。
みんな元気です!
陶芸体験 上手くできた!
茶碗、カップ、皿など用途に応じた作り方を体験。
「おばあちゃんにあげる。」
「お父さんには使わせない!」
と完成した作品をイメージしていました。
完成品は冬休み前に届く予定。
さて、これからホテルに向かいます。
動物園その2
集合時刻ぴったりに全員集合!
昼食は何を食べた、何を買ったの話題で盛り上がり、これから陶芸体験です。
動物園その1
動物園に着きました。
天気の心配は無し。
集合時刻を確認して、グループ行動です。
まず、記念撮影です。
昼食もそれぞれ。
スポーツパークで絶叫!
当麻スポーツパークでグループ事にミッションクリア!
けが人なし!
これから動物園に向かいます。
バスレク開始
トイレ休憩後、バスレク開始。
早口言葉、タイム当て、10回クイズ。
頭が覚めました。
車酔いの子もいません。
出発!
いい天気。
みんないい顔で出発です!
所々でアップします。
マラソンで自分を築く
昨日、マラソン記録会を開催しました。
コースの巡視をしてくださる見守り隊の方々もいらっしゃいました。
秋晴れの天気の下、スタートです。
ゴールした後、へたり込んでしまう子もいましたが、
たくさんの声援が背中を押したのか、タイムを縮めた子が数多くいました。
最後の振り返りのあいさつの中で私は、
「今日まで、皆さんはそれぞれ「準備」をしてきたと思います。
そんな中、放課後、家へ帰ってからもう一度学校へきて、
コースを走っていた人もいたようです。
こうして準備をした人を、校長先生は観察していました。
その人は、ゴールをしたとき、とってもいい顔をしていました。
立派でしたよ! 〇〇さん!」
おうちの人と一緒に走って練習を積み重ねたようです。
一緒に走ってくれたお父さんのその存在は、力強かったことでしょう。
他にも当日の朝、校長室にやってきて、
「校長先生、マラソンをこの世から無くしてください。」
と冗談交じりに話してくる子がいました。
「なくしてあげたいけどさ、今日は、これだけはやってみようと思える
目標を作ろうか。
例えば、あの電柱までは絶対に歩かないとか、歩いてしまう回数を何回にしようとか…。」
結果、その子はタイムを縮め、振り返りにこんなことを話したそう…。
(学級通信より)
「セカンドウィンド(体が楽になって、つらさを感じなく走る状態)にはいり、
最後にペースアップできた。
そのあと、きれいな花火が心の中に打ちあがった。」
素敵な表現だと思います。
やっぱり、実際に経験しなければ感じることができない表現です。
つらい、苦しい、やりたくない という思いが先行するマラソンですが、
子供は、「自分の変容に気付くことができるか?」
大人(教員、保護者)は、「変容に気付かせることができるか?」
が大切です。
その視点が、「タイム」であり、「取り組み方」だと思います。
放課後に走る。
休み時間に走る。
この取組を通じて、普段から体を動かしてみる。
そんな自分の築きができるといいですね。
児童代表が、応援に来てくださった方々にお礼の言葉を述べています。
「皆さんのおかげで走りやすかったです。」
という言葉が印象的でした。
お疲れさまでした。
【大声援の中、気持ちよくゴールする男】