学校からのお知らせ

世代を超えて「つながる」(5・6年総合的な学習の時間)

5・6年生の総合的な学習の時間に、社会福祉協議会の方をお招きし、高齢者についての理解を深める学習を行いました。
社会福祉協議会の方からは、紋別市の人口に対する高齢者(65歳以上を高齢者と定義)が約37%いること、高齢者の特性について説明をいただきました。
子どもたちの中にはそれなりのイメージはありますが、実際にどのような特性なのかはイメージだけでは難しいところがあります。
今回は説明中心でしたが、来週は高齢者の体験を通して、その特性をより深く理解していく予定です。

子どもたちと本を「つなぐ」(学校図書館司書)

週に1回、学校図書館司書の方に来ていただき、本の整理や学校図書館(図書室)の環境整備をお願いしています。
子どもたちが本を手に取りたくなるような展示の工夫や、今の学習に合った図書をピックアップしています。
司書の方にお話を聞くと、教室の黒板に書かれている情報から”こんな本を展示するとよいかも”と考えていただき、ピックアップすることもあるとのことでした。
子どもたちと本が「つながる」ように工夫していただき、とてもありがたいです。

地域との「つながり」を学ぶ(社会科見学)

3・4年生の社会科の学習で、消防署へ見学に行きました。
3年生は「地域の安全を守る」
4年生は「災害にそなえるまちづくり」
ということで、同じ消防署の見学でも目的や学習内容が異なります。
3年生は消防署の主な役割(消防署そのもの)
4年生は災害に消防署が「災害に対して」どのように地域とつながっているのか(消防署と災害のつながり)
について学習してきました。
消防車や救急車の中を見せていただいたり、様々な道具の説明や消防署のみなさまの仕事内容を聞いたりしながら消防署や防災に対する理解を深めていました。

取組の意図を共有する(縄跳び週間事前指導)

本日、全校学活の時間を設定し、明日から始まる縄跳び週間の事前指導を行いました。
事前指導の目的は2つです。
1 縄跳びをやるとよい理由
2 個人目標の設定

1については、本校の体力向上の取組の一環でもありますが、ただ子どもたちに取り組ませるのではなく、縄跳びをやるとどんな力(体力)を付けることができるのかを子どもたちと共有することを大事にしています。
2については、たくさんの縄跳びの技から3つ重点的に取り組む個人目標を設定することで、自分に合った取組を可能とします。

このような指導を全体で行うことで学年を超えた共有が可能となります。
小規模校のよさの一つと押さえています。

縄跳びの取組と体力向上についての説明の時間

動画を使い、様々な跳び方を見せることで、自分はどこを頑張るかなど、個人目標を設定しやすくしました。

「感謝」と「協力」(10月26日(水)の収穫祭)

10月26日(水)に収穫祭を行いました。本校の大きな教育活動の一つです。
今年度から児童会が主体となり、学校行事としての位置付けで取り組んでいます。
児童会では収穫祭に向けどのような取組ができるか、できる限り子どもたち中心で考えてきました。
収穫祭に向けての話し合いの中で、子どもたちが大切にしてきたのは「感謝」と「協力」でした。
・「感謝」…収穫祭ができるために、どのような人にかかわっていただいたのかを改めて振り返り(かかわりは人との「つながり」、振り返りは自分自身との「つながり」)、「活動報告」という形で発信する。
・「協力」…収穫祭の準備などを通して、子どもたち同士の「つながり」を大事にする。
今回の「活動報告」は新たな取組であり、活動を学びにした大きな取組であったと押さえています。

「つながる子」の育成の根幹は授業(学校教育指導2次協議)

20日(木)にオホーツク教育局のみなさま、紋別市教育委員会のみなさまにお越しいただき、全学級の授業と一つの授業をみんなで見合い、授業について学ぶ場を設定しました。
本校の授業は今年度の重点教育目標(具体の姿:「つながる子」)を育成するための授業であり、そうなっているかどうかを客観的な立場で見ていただき、検証する場でもあります。
本校で大事にしていることとして、
・子どもたちにどんな力を身に付けさせればよいのか(指導・目標の明確化)
・明確した目標に子どもたちがどのように迫っており、それをぞのような姿・方法で見取ればよいのか(評価の在り方)
この2つを通して、子どもたちが、「ひと・もの・こと」とどう「つながっているか」を大事にしています。

一つの授業を見合う場では、授業参観及び研究協議に中学校の先生方にも御参加いただきました。
小中連携の一歩として貴重な場となりました。
ありがとうございました。

より充実した「つながり」を求めて(収穫祭にかかわる全校学活)


来週の収穫祭に向けた全校学活がありました。
収穫祭に込める想いや願いを児童会や児童会担当から伝え、価値観を共有する場です。
児童会代表や担当から伝えたことは、
・収穫のために、様々な人が関わっていることを改めて踏まえ、感謝の気持ちをもつこと
・収穫祭の準備では怪我をせずに気を付けながらとりくむこと

価値観の共有はとても難しいです。わかっているつもりでも細部や具体になるとどうしても違いが生まれます。
たとえ難しくても言葉で伝え、少しでも分かり合えるようにしていく…そこが学校の大切な役割(場)でもあります。
より充実した「つながり」を大事にしていく…ただ作って食べて楽しかった、ではない教育的価値を生むかどうかは、このような事前指導(活動)からはじまっています。

様々な「つながり」をつくりながら(学習の様子)

3・4年生の国語の時間では、話し合いの進め方や仕方について学習していました。
本校は少人数のため、話し合いなど相手が必要な場面があります。
そのような場合、事務職員や養護教諭が子ども役として授業に入り、一緒に話し合いをしていました。(指導者は担任)


本校が大切にしていることの一つに、「全ての教職員で全ての子どもを育てる」があります。
授業に参加することをもって育てるとしているわけではありませんが、全教職員が子どもたちと「つながる」ことで、子ども理解やその子に合った指導・支援を考えています。

みんなで決める(児童会の取組)

今日は4~6年生による児童会の取組がありました。
来週予定されている収穫祭についての話し合いでした。
話し合いの様子を見ると、子どもたちなりに考えを伝えようとしている姿が伝わってきます。
話の流れを捉え、多数決によって決める方法を取らず、結論に導いている場面もありました。

話し合いの難しいところは、
・今、何について話しているのか
・話し合いのゴールはどこにあるのか
について、参加者「全員」が同じ土俵に立つことです。このことは大人でも難しいです。
子どもたちは学校でのこのような経験を積み重ね、大人になったときに適切な決め方ができる力を蓄えています。

お互いが力を得る(マラソン記録会)

本日マラソン記録会を行いました。
実施予定は水曜日でしたが、先週にクマ出没情報が入ったため、屋外での練習が十分にできなかったことから、本日実施となりました。
子どもたちは今日の記録会で、一人一人目標を決めて臨みました。
例えば、完走することであったり、歩かずに走り続けることであったり、順位やタイムを意識したりと一人一人が考える目標に向かっていました。

保護者のみなさまや完走した子どもたちからの温かい声援・応援によって、子どもたちは力を得て、みんな完走できていました。
御多用のところ子どもたちの姿を見ていただき、ありがとうございました。
一方、ひたむきに走る子どもたちの姿から、見ている私たちも感動や力をもらいました。

本日のために交通安全協会のみなさまや紋別警察署のみなさまの協力をいただき、安全に実施することができました。本当にありがとうございました。

活動の「つながり」を考える(稲刈り体験)

本日、西部耕地様のご協力をいただき、稲刈り体験を行いました。


6月に苗植え体験をしてから約4か月経ちました。
苗植えや稲刈りの体験を通して作物を育てる大変さなどに気付くことを大事にしています。
昨年度も稲刈り体験がありましたが、昨年度よりも早く作業を終えることができました。
早ければよいというわけではありません。早い理由がとてもよいと感じました。
よいと思ったことは、一人一人が「考えて」行動している。だから全ての取組が早い結果につながりました。
【一人一人が「考えて」とは】
・自分で何をしたらよいかを「考える」
・自分が稲刈りをやりたいと思ったら声をかけ、声をかけられた友達は「考え」、すぐに交代できる
・昨年度は稲を束ねる作業は西部耕地様にやっていただいていましたが、今年度は子どもたちが加わっていた
・稲を運ぶ、束ねる、どれくらい稲刈りを(自分の担当分)したらよいのか、自分なりに判断し行動できている
など、これらがうまくかみ合った成果であると押さえています。

活動の「つながり」を考えるとは、前後の活動だけでなく、昨年度の活動など、様々な視点から考えることであり、本校としてはそのような長期的な視点も大事にするようにしています。

天板拡張くん

上の写真は、子どもたちの机に取り付け、机の面積を広げたものです。
取り付けた器具を「天板拡張くん」と言います。
一人一台端末(クロームブック)の活用により、端末を机に置くと、教科書やノート、筆記用具などを置くスペースが狭くなったり、筆記用具を床に落としやすくなったりすることを防ぐためのものです。
取り付けたばかりでまだ違和感を覚えるところもありますが、少し広くなった机を有効に活用し始めています。

本校は教室における机の数が少ないので教室を圧迫することはありませんので、「天板拡張くん」を活用することができています。

人への好意的な関心をもち、人とつながろうとする【自己存在感】(こどもサミット2022)

本日、学活の時間に市内小4~中3全員でいじめについて考えました。(オンラインで実施)

これまでも、道徳の時間や学級活動、全校朝会等の活動を通していじめについて考えてきました。
どちらかというと、「いやな思いをしている人」の視点に立ち、だからいじめはよくないという考えをもてるようにすることが多かったです。
しかし、今回のこどもサミットでは、少し違う視点から考えてみました。
・いじめの加害者、被害者ではなく、第三者的(傍観者)の視点から考えた
・いじめとは言えない事象について、それをいじめと捉えられるか、いじめに気付くためにどのような考えや行動が必要か
【動画の具体】
・学校生活の中で一見じゃれ合っているような様子に見えるが、それがいじめにつながる可能性を秘めている
・学校生活の中で、お互いがわかっている言葉を使っているように見えるが、それがいじめにつながる可能性を秘めている

いじめに気付くためには、「相手の性格やテンション、行動や表情を知り、いつもと同じか違うかを一つ一つの行為から知る必要がある」という趣旨の発言が出ていました。
つまり、積極的な他者理解(本校の目指す子どもの姿の「つながる子」の中の「人への好意的な関心をもち、人とつながろうとする【自己存在感】」とも一致します。)

動画の中で、「(動画の行為が)みんなにとって楽しいと言えるか」という投げかけ(感想)がありました。
つまり、被害者にとって嫌な思いだけでなく、第三者が客観的に見て、それはよい行為なのかどうかを判断できる、そして嫌だと思えることが大事であることも考えていく必要がありそうです。

貴重な時間でしたが、児童会や高学年を中心に、学んだことをどのように学校全体に広げていくか楽しみです。

 

【お知らせ】
保護者向けリーフレット「学校と家庭が協力した『いじめ対応』」について(北海道教育委員会)
https://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/fs/6/9/0/9/7/6/0/_/kyouryoku.pdf

ぜひご覧いただき、ご家庭でお子様との話題にしていただければ幸いです。

(下は二次元コードです。どちらからでもリーフレットが閲覧できます。)

活動を「つなげる」(全校朝会・収穫)

本日、全校朝会がありました。
全校朝会ではその月の生活目標(特に頑張ること)についての説明があります。
今月は、「落ち着いた生活をしよう」です。そのために、
・明るい挨拶
・周りに気を付けた遊び方
・正しい姿勢で本を読む
この3点を具体の取組として子どもたちに伝えました。
「落ち着いた生活」を自ら意識しながら取り組むのはとても難しいです。時には担任や先生方からその時々の状況がどうなのかを聞きながら取り組んでほしいです。
また、今取り組んでいるマラソン記録会に向け、実際に走るところで危険なところを説明しました。

本日は児童会中心で取り組んできた畑の作物の収穫を行いました。今月予定されている収穫祭の食材にもなります。
全校で楽しく、協力しながら取り組んでいました。このことも学芸会の「学び」を生かしている…活動を「つながる・つなげる」意識がもてるといいなあ、と思っています。

自分自身・相手と「つながる」(マラソンの取組がスタート!)

本日からマラソンの取組が始まりました。
人によっては「疲れた」という気持ちだけが残る運動かもしれませんが、日常的に体を動かしていないのであれば、「大きくなって自分の体を動かすのに困らない体力を備える」くらいの気持ちで臨んでほしいです。
もちろん、マラソン=体力と単純に捉えることはできませんが、その子なりの意味を見いだしてほしいです。
その子なりの意味(=自分自身と「つながる」)とは、
・自分の目標を決め、達成できるように取り組む
 その目標がタイムでも順位でもよい
・順位であれば相手を意識することになり、それは他者との「つながり」でもある
・歩かずに走り切る
・完走する
・走ることそのものを楽しむ(自分の価値観を変えることにもつながる=自分自身との「つながり」)
何か一つ、この取組を通して体育的な知識・技能以外の「何か」をつかんでほしいです。

「みんなで協力して、自信をもっておもいを伝える」(学芸会)

本日は小中合同学芸会・学校祭でした。

それぞれの目標に向かい、今までの学びを力いっぱい表現していました。
市内唯一、学校行事を小中合同で行っている学校ですので、小中連携で何ができるのかを模索しながら進めています。
それぞれの発達の段階もありますので、演目をそろえる(同じものに出演する)という形ではなく、お互いの成果を見合うだけでも大きな連携と押さえています。
・お互いの発表を見て感動する、楽しむ、心を動かされる。
・小学生の頑張りを中学生に感じてもらう。中学生のすごさを見て小学生が憧れる。
こういったことも大事にしています。

このような学びを大事にしながら次の教育活動に向け、成果と課題を次に「つなげて」いきます。

御参観いただきましたみなさまには改めてお礼申し上げます。

 

テーマ「みんなで協力して、自信をもっておもいを伝えられる学芸会」に向けて(総練習)

本日は学芸会総練習でした。
今年度の学芸会のテーマ「みんなで協力して、自信をもっておもいを伝えられる学芸会」を達成するために、
・(みんなで)協力
・自信
・(おもいを)伝える
ことを意識しながら臨みました。
この目標(テーマ)には
・自分たちも楽しむ
 それがないとお客様は楽しめない
 楽しんでいる姿を見るとお客様もうれしい
という思いも込められています。

各学級、今日の取組について振り返り、残り1日で何ができるのかを考えています。

南極と「つながる」

本日は、市内小学校対象の南極教室がありました。
本校から5・6年生が参加しました。南極とオンラインでつなぎ、極地研(国立極地研究所)の隊員のみなさまの説明を聞いたり質問に答えたりして交流しました。


説明には、
・約6時間の時差がある(この日の教室開始時刻は14:30、南極は8:30)
・この日の気温はマイナス14度(寒いときはマイナス45度くらい、世界で最も低い気温を観測したのは、マイナス89度くらい)
・日本から約14,000キロメートル離れている。
など、子どもたちが驚く情報ばかりでした。

学校から一つ質問をしました。
「地球温暖化の影響を感じますか」
回答
「雪が増えている」
とのことでした。
今、大雪が多くなっていることを踏まえると、南極も同じ状況かもしれないと思います。

一生懸命話を聞いたりメモを取ったり、「すごい!」「オーロラがきれい!」と言葉を発せられる5・6年生がとても素敵でした。
貴重な経験をさせていただきました。オンラインで「つながる」よさを感じたひと時でした。

学芸会の取組は、これまでの教育活動の成果を生かす場

本校の学芸会は9月25日に行います。
中学校と合同開催ということもあり、会場を中学校をお借りし、取り組んでいます。


昨年度も地域・保護者のみなさまにお伝えしてきましたが、学芸会では完成度を求めることはしておりません。
特に大事にしていることは、
(1)4月からの教育活動で学んだことを生かす場となっているか
(2)取組の過程を大事にし、特に人と人との「つながり」を意識できているか

(1)(2)については、子どもたちにどんな力を身に付けさせたのかを踏まえた曲選びや表現選びとしております。また、この学芸会でねらいたい子どもの姿について、指導部(学芸会を中心に進める学校の担当)から以下のことが示されています。
1…学芸会の取組でわからなかったり困ったりしたときには友達や先生に相談してほしい。
2…できなくても粘り強く取り組み、努力したり協力したりすることの大切さを知ってほしい。
3…友達の考えを受け入れたり自分の考えを伝えたりしながら決めていってほしい。
いずれも今年度の重点「つながる子」からきております。

このことを達成できるように教職員や子どもたちが意識して取り組むことの方が、完成度を求めることよりも大切であると押さえております。
ぜひともそのような姿を取組の具体や子どもたちのおうちでの話から感じ取っていただければうれしいです。

学んだことを「経験」に(3・4年生見学学習)

本日、3・4年生が北海道立オホーツク流氷科学センターに見学学習に行ってきました。
職員の方の説明を真剣に聞いたり大事なところをメモしたりと学校での学びを活用した学びとなりました。
このような学びのを繰り返し、経験を積むことで、5・6年生で経験する見学・修学旅行に生きてきます。

・説明を聞く力(教師だけではない色々な人の説明などを聞き取り、理解する)
・メモを取る力(個人的にはノートよりも大事だと思っています)
・挨拶や公共物の仕様の仕方
これらは、学校の中にいるだけでは身に付きません。説明だけでは「わかったこと」にならないからです。
これからも貴重な経験をたくさんさせていきたいです。