学校からのお知らせ

遊ぶということ

 今日、中休みに体育館をのぞいてみました。

子ども達の歓喜の声が聞こえます。

遊び方は様々。

長縄を跳んでいたり、バドミントンをしたり、ボール遊びをしたり…。

 その中に、先生の姿もありました。

 とても素敵な空間でした。

 

 こうした遊びの時間に、子どもの「素」の姿が見えるものです。

いつもは走り回っているのに、元気がなかったり、ルール上のトラブルで喧嘩になったり…。

こうして、子どもの様子を把握する場でもあります。

 

 そんな場面で、大人はどうかかわるべきか…。

「解決策を教えない」ことに尽きると思います。

 

 せっかくトラブルになったのに、その解決策を大人が提示して、子どもは何を学ぶのでしょう?

 そんな状態が続くことで、「トラブルは誰かが解決してくれる」という間違った学びをしてしまうのです。

 つまり、大人がいないと遊べない子を育ててしまうと言っても過言ではないのです。

 

 しいて出番があるとすれば、

「どうしてあなたは、そうしたかったの?」

「〇〇さんの立場なら、どうする?」

といった、解決のための整理をしてあげることかもしれません。

 

 遊びのルールは変わっていいのです。変え方を学べばいいのです。

 何とか自分たちで解決できたという誇らしさを感じ、そしてトラブルを乗り越えた後に、みんなで笑えたという安心感を味わえるよう、私たちは支えていきたいものです。

 

 

学ぼうとするときの姿

 今日の子ども達の様子を観ていると、思わず楽しくなってきました。

 2年生の算数の時間で、24+15の計算の仕方を説明していました。

ここでのねらいは、24を20と4に、15を10と5に分け、10のまとまり、1のまとまりで考えることです。ひっ算の位取りにつながる学習です。

「…ということです。質問はありますか?」

という子の問いに、私は思わず、

「どうして、10と5に分けるの? 8と7でも、12と3でもいいじゃない?」

と揺さぶりました。

 

少し考えた子は、

「だって、10のまとまりと1のまとまりに分けて足した方が分かりやすいから。」

『じゃぁ、15じゃなく、28だったらどうするの?』

と続け様に尋ねると、他の子が、

「20と8に分けるんじゃない?」

と口を挟みます。

 

 そうです。この状態が大切です。

1人が分かればいいのではなく、ほかの子もみんなが理解するように、仕向けるのです。

 

 

 この学級では、〇m×△m×□mの立方体の体積を求める学習をしていました。

 

ただ公式を使って計算するのではなく、1㎥の実物大を用意して、

「この大きさが何個分だろうね…。」

と考えさせていました。

 

 子が学ぼうとする時とは、「やってみたい」「できそうだ」「どうしてだろう」という学びの必要感を味わった時です。

 ですから、そう思わせるように指導者は意図的に仕向けるのです。

そんな授業を1年間(6年間)続けることが、「学び続ける」ことにつながるのでしょう。

 学ぶことが習慣付けることができれば、「学ぶことの価値」を感じ、興味があろうがなかろうが、目の前の課題を解決しようとするのです。

 

 どきどき、わくわくしながら学校で学ぶ子ども達、職員であってほしいです。

 

当たり前を続けることは難しいけど…。

 「躾」(しつけ)について、考えることがあります。

 

「躾」と「習慣」は表裏一体の関係にあると思います。

皆さんは、歯を磨くとか顔を洗うという行動が、「習慣」になっているはずです。

休みの日だからといって、歯を磨かずにいるとなんだか気持ち悪い感じがしませんか?

 だから、自然と歯を磨いたり、顔を洗うことをしているはずです。これが「習慣」です。

 

 こうした習慣を身に付けるために、親は口うるさく言うはずです。

「歯を磨きなさい。」

「顔を洗いなさい。」

しつけとして、その動作の意味を何度も何度も諭すのです。

 

「靴を揃える」

という動作を見てみましょう。

 

 脱いだ靴を揃えるという動作は、実は面倒な動作が1つ入ります。

「かがむ」

ということ。

 この動作がなければ、家に入ることがもっと早くできるはず。

子どもは、何も言わなければ靴を脱ぎ散らかします。面倒だからです。

 でも、家から出るときに、靴を揃えていた方がそのまますっと靴を履くことができるし、そのことを意味付けて意義を理解できれば、自然と靴を揃えます。

 

 つまり、その習慣が身に付けば、良いこともあるし、やっぱり見ていて気持ちがいいものです。

 でも、続けることは、案外難しいことで、習慣付けるためには何度も何度も繰り返すことが大事ということが分かります。

 

私は、集会の時にまず観察する視点があります。

 

「靴」です。

整列している子ども達の靴を見て、紐を縛っているか、かかとを踏んでいないかを観ます。

 

 こういうところに、習慣が表れ、その時の気持ちが見えることも多いからです。

 

登校したあとの玄関にも目を向けます。

 下駄箱の靴が揃っているかです。

 

 色々な学校へ行く機会があるので、私はついでに下駄箱の様子を観察します。

踵を踏んでいる子が多いなぁ…。

靴がそろっていないなぁ…。

 と感じる学校の授業を参観したとき、授業が立派でも、どうも腑に落ちない感じがするものです。

 

 人によって当たり前と思うことは違えど、不変の教育はあります。

胸を張って、「当たり前を指導しています。」

と言える学校でありたいし、そういう大人でいたいと思います。

 

先生の声掛け

 ふと考えることがあります。

一日が終わり、その日の出来事を思い出したとき、その中で記憶に残っている言葉ってなんだろう…と。

 

 先生に褒められたとか、叱られたとか、

友達にうれしい言葉を掛けられたとか…。

 学校の先生の言葉って子供のやる気を促すこともできるし、よかれと思って掛けた言葉が逆効果になることもあります。

 

  

 本日、全校体育があり、縄跳び検定をしました。黙々と取り組む子供たちです。

先生たちも子供たちに声を掛けています。

 たっぷり縄跳びに取り組んだ最後に、担当の先生が次のように話しました。

「みんなが頑張っている姿はもちろんよかったのですが、

 〇〇さんの姿がよかったです。お友達の頑張っている様子をみて、『がんばれ!』って声を掛けていたからです。」

 すぐにできなくても、自分のできることを表現するのは、これからの体育では必要な視点です。そこを価値付ける言葉で、認められた子は自分の行動を肯定することができますし、他の子供たちも「次はそうしよう!」と目指すすがたが明確にもなるのです。

 

 その後、縄跳びの「目標」を設定している高学年の教室を覗いてみました。

 担任が面白い声掛けをしていました。

「もし、高学年の君たちが、汗をいっぱいかいて縄跳びをしていたら、下級生たちは何を思うだろう…。」

 

一瞬、教室がシーンと静まりました。

この瞬間は、子供たちが思考している(真剣に考えている)表れです。

「…きっと、その姿を見たら、自分たちも負けないで頑張ろうと思うとおもう。」

「真似すると思う。」

 

自分のことはもとより、高学年とは学校のめざす姿であることを理解し、多面的に思考させる「声掛け(問い掛け)」でした。

 

 ひらがなを練習してる一年生教室を覗いてみました。

いい字を書いています。

 その時、担任が、「鉛筆の持ち方、上手ですね。」

と声を掛けました。

「きれいに書きなさい。」

と指示しても、何をもってきれいな文字なのか分かりません。

それよりも、「鉛筆の持ち方」を徹底して褒めることで、筆圧が安定し、整った文字を書くことにつながります。

 

 このように、大人の言葉は、とっても大切です。

でも、先生だって(親だって)時には、結果的に間違った声を掛けてしまうこともあるでしょう。

そんな時は、

「ごめんね。こうなってほしかったんだ。」

と謝罪して意味を説明するしかないのです。

 

 みんなが同じ声を掛けるのではなく、自分ならこう言う! 自分にしかできない声掛けとは? を考えて実行できるほうが、楽しい世の中になると思うのは、私だけでしょうか?

価値付ける大切さ

 本日、全校参観日でした。

学校あるあるの1つですが、始業式から全校参観日までの期間、担任の気持ちは何とも落ち着かないものです。

 学級組織(係活動)や学級の約束を決めたり、担任の思いを話す「黄金の三日間」を経て、今日の保護者との対面が、4月の大切な出来事なのです。

 

 私は、全体懇談会で、

「年間1,000時間の学習時間を、子供たちが自分の学びとして『必要感』を感じ、仲間たちと交流しながら学びの質を高めていく。」

その前提として、家庭の役割「挨拶・返事・早寝、早起き、朝ごはん」を再確認してほしいことを述べました。

 

 1週間、各学級の授業の導入を観察していました。

 ある学級では、1年生のお世話をする高学年の役割について、話し合い活動をしていました。

 担任が一方的に活動を紹介するのではなく、1年生の立場になった時、どんな活動がうれしいか、何が必要かを想起させ、そのために何ができるか?を考えていました。

 国語の授業で、本単元を通してどんな言葉の力を身に付けるのかを、「学びの山」を使って考えていました。

 この学習が終わったとき、自分はどんな姿になっているのか見通しを立てるのです。

 体育では、体育館に設置された器具を前に、「どんな運動をするんだろうね。」

と問い掛け、器具と運動をイメージさせる導入をしていました。

 

 このように、教師と子供たち、子供たち同士が相互に交流しながら学習を作っていく形をとることを説明しました。

 

 その後、場を渚滑中学校に移動し、「合同PTA総会」を行いました。

最後に、私が挨拶を述べることになっていました。

 その中で、

 玄関にきた私に、中学校の先生がこう言ってくれました。

『学校のブログ、楽しみに見ています。生徒たちも見ていますよ。』と。

 

 うれしく、心がほっこりした瞬間でした。

 

 どんな立場になっても、自分の行動や言葉に反応してくれるのはうれしいものです。

こうした、「価値付け」をする大切さを、改めて実感しました。

 

 本日、来校くださった方々、総会に参加してくださった保護者の皆様、お疲れ様でした。

子どもの視点

 毎日、学級の様子を見ていると面白い発見と、変わらないものに気付きます。

 低学年の図工の時間に、教科書を見ながら「探し物」をしています。

図工教科の見方として、「いろ・形・大きさ」があります。

お友達が言った、「黄色!」を探したり、「四角!」「歯ブラシ!」を指さしたりします。

 

その時、バディ(相棒)とともに、探したりすることでかかわりをもつこともできます。

 ある子が、こう言いました。

「おひさま!」

 

 すると、一斉に探し始める子ども達。

「えぇえええ、ないよぉ!」

「どこ???」

 私も一緒に探しましたが、どこにもありません…。

「どこだぁ…?」

そんなとき、

「あったぁ!」

 

キャンディの中に、お日様の形が隠れていたのです。

その形を探し当てた子もすごいけれど、そこに着目した子もすごいと思いました。

「へぇ、すごいよ。」

思わず言葉が出ました。

 

子は、いろいろな視点で物事を観ています。

そんな子に、「しっかりみなさい。」とか「よくみなさい。」と抽象的な指示をしても焦点化されていないことが多いものです。

 

 ですから、私たち大人(教師)は、着目してほしい視点、考えさせたい観点を短い言葉で的確に指示することも大切です。

 

子の観察をしていると、学ぶこと多し

 

 追伸

 明後日は、全校参観日です。

保護者の皆様と担任が、初顔合わせします。素敵な出会いになるように、職員は準備を進めています。

お待ち申し上げます。

一年生初めて物語

 入学して2日経った1年生。

早速、高学年との関りが始まりました。

 「読み聞かせ」です。

物語を聞いている1年生の目は真剣そのもの。

読んであげている高学年のお兄さんも、相手は1年生ですから、ゆっくりと感情を込めて読み聞かせています。

 

 「相手意識」という言葉があります。

どんなことでも、相手がいます。その相手の立場になって、相手を想定して行動することです。

 給食も始まりました。

 給食の配膳も、視点変えれば「相手意識」です。

食べやすいように、お皿を並べることもそうですし、箸の持ち手を聞き手に合わせて置くのもそうです。

 

 昨日、玄関で素敵な状況を目の当たりにしました。

 午前授業だった1年生を、2年生のお姉さんが見送っているのです。

「また明日ね。」

「うん!」

「じゃぁね。」

1年生にとって、うれしいことです。

 

 そして、先生たちも子供たちを最後まで見送っていました。

 「明日も元気で来るんだよ…。」

と背中が語っているのでした。

 

 人はつながって生きていきます。

一人じゃ生きていけないから、違いを認め、助けあいながら学んでいきます。

入学式のために(準備する大切さ)

 本日、7名の新入生を迎え、入学式を行いました。

教室で担任の先生からお話を聞くときも、緊張している様子がうかがえました。

「また明日ね!」

「さようなら。」

と挨拶ができる新入生。チーム渚滑小の一員として、素敵な毎日を過ごしてほしいものです。

 

 さて、私は今日を迎えるまでの職員の様子と、今日の子供たちの動きを観察していました。

  

式場の掃除を入念にする先生や、教室の掲示を丁寧にする先生。

水回りを掃除する先生など、

 渚滑小学校にやってくる新入生だけでなく、進級した子供たちのために…という視点で準備を進めていました。

そして、式が終わった後、

手分けして後片付けが始まりました。

このように、膝をつけて丁寧に作業する子供たちです。

入学式自体は30分間で終わりますが、その準備と後片付けというものは、何倍もの時間と労力を費やします。

私は、こうした目には見えない、「縁の下の力持ち」の存在がチームを育てるものだと考えています。

 

 式の中で私は、

「今年のチーム渚滑小のテーマは『気付く』ことです。」

と話しました。

 そのために、みんなで関わること(挨拶、返事、感謝の言葉)を伝え合うこと。周りの変化に気付くことについて説きました。

 

 もう1つ。

新担任と出会う子供たちの様子を見ていました。

 

 お気付きでしょうか?

そうです。「聞く姿勢」です。

担任の指示、説明を聞く態度です。

 話をしている人にへそを向け、目をみてうなずいて聞いている姿がありました。

 私たちは、自分のことをアウトプットできる子に育てたいと思っています。

そのためには、先に「情報を聞く態度」「聞き方」「聞くポイントを押さえる」がとても大事です。

 素敵な癖(習慣)が身に付いた次に、アウトプットできる子に育てたいです。

 

さぁ、新生「渚滑小」がスタートしました。

「明日も来たい・(期待)学校」を実現し、学校に携わる人たちが「幸せ」を感じられるように、進んでいこうと決意を新たにしました。

 地域の皆様、保護者の皆様、これからよろしくお願いいたします。

 

 下校前に、職員室に会釈する子供の姿が…。

「さようなら。」と職員室の先生たちに挨拶をしているのです。素敵でした。 

令和6年度グランドデザインを掲載しました。

令和6年度の目指す子どもの姿は、「気付き、築く子」です。

① 「自分と向き合う」→ありのままの自分を受け入れる(自己認識の力)。場の状況を把握する(環境把握の力)。
② 「自分を高める」→目標や課題を設定できる。課題を乗り越える。
③ 「他者とつながる」→相手の存在を受け入れ、違いを認める。自分の思いを伝える、その伝え方。態度の出し方。

特に、①を大切にした教育活動を展開していきます。4月からもどうぞよろしくお願いいたします。

令和6年度は「気づき、築く子」の育成を目指します。

本日、第76回卒業証書授与式及び修了式を行い、今年度の教育活動すべてが終了(修了)しました。最後の授業にふさわしい、卒業生も在校生もこれまでの力の集大成としての場になっていました。

保護者のみなさまをはじめ、地域のみなさまや関係機関のみなさまのご協力により、今年度の重点教育目標「関わり合える子」の育成に努めることができました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

子どもたち全員に言えることですが、「関わり合える子」の特に「振り返る力」(自己評価能力)が高まったと感じております。
この力は、計算ができた、とか、漢字が書けるようになった、とか、なかなか見える力ではないかもしれません。
しかし、何かを行った後に振り返る…「できた・できない」「楽しかった」だけではない何かを自分なりに考え、言葉にできることは今後の人生の中で大きな力になると信じています。

令和6年度は、「気づき、築く子」の育成に努めてまいります。
特に「自分と向き合う力」(自己認識の力、自分の心を安定させる力)を大事にしていきます。
ゆったりと自分を見つめ、自分を大事にできるよう、職員一同取り組んでいきますので、変わらぬご支援・ご協力を賜りますようお願いいたします。

何を大事にするか(卒業式の取組)

今日ははじめての卒業式全体での取組(練習)がありました。
本校の卒業式の取組にはいくつか特徴があります。
1.いわゆる「呼びかけ」では、原稿を見ながら伝えてもよい(当日も同様)
2.うまくいかなくても流れを止めない

1.については、暗記して覚え、言えることが最も大事なことではないと思うからです。
それよりも、卒業生に向けて(または在校生に向けて)語れることが大事であり、語るために原稿が必要なのであれば手元にあってもよいと押さえています。
2.については、流れをつかむためにはうまくいかなかったたびに動作を止めていると、「長い時間かけてやること」(姿勢や時間感覚等)の体験ができなくなってしまう。また、うまくいかない中でもどうするかを考えられることが大事であることから、最初から最後まで通してやることを大事にしています。

日常の「関わり合える」姿を追い求めてきた子どもたちです。今日卒業式でも問題ないくらい素敵な姿がたくさん見られました。
卒業式も大事な「授業」です。

お話の世界に浸る(今年度最後の読み聞かせ)

今日は学校図書館司書が来校し、読み聞かせをしていただきました。
(今日が今年度最後の読み聞かせでした。)

今日は昔話の読み聞かせでした。
司書の語りに引き込まれながら、お話の世界に浸っていました。

(1年生から6年生まで網羅する内容を扱うのは難しいですが、どのお話でも聞ける子どもたちです。)

6年生を「安心」させて送り出す(6年生を送る会)

本日は6年生を送る会がありました。
6年生に「安心」してもらい、楽しんでもらうために在校生が企画した出し物やプレゼントの発表がありました。

1~5年生が(今回の教育活動を通して)自分たちで計画し、協力して取り組む姿が見られることが、6年生にとって「安心」すると言えます。
今日の姿を見て「安心」して卒業することができると6年生は話していました。

6年生は最高学年として1~5年生の先頭に立っていろいろなことを進めてきました。
特に「自分たちで考え、進んで行動する」ことができる姿は本校にとって大きな財産です。

1~5年生は6年生の背中を見て、自分たちに生かそうと今取り組んでいます。

1年間の「関わり合える子」の集大成(全校参観日)

本日は全校参観日でした。ご多用のところご参観いただきありがとうございました。
本日の授業を「1年間の関わり合える子」の集大成として位置付けております。

・自己評価能力…自分のことを振り返ったり見つめたり考えたりする
・自己調整能力…自分なりのめあてをもったり学習を進めたりする
・望ましい人間関係の形成…友達や先生、(今日の体育の時間は保護者のみなさま)と関わり、お互いを知る

どの授業からもそのことが伝わってきました。
今日の授業の姿から子どもたちの成長を感じ取っていただけたらうれしいです。

異学年と「関わり合える」場として(クラブ活動終了)

本日で今年度のクラブ活動が終了しました。

本校のクラブ活動の特長として、色々な内容のものを体験できるところにあります。
・野球(雨天時:バドミントン)
・アイビスペイント(お絵かきアプリを使ったお絵かき)
・編み物
・理科実験

異学年と「関わり合える」場として、とても貴重な時間を過ごしました。
特に、その時間のクラブ活動を進める担当を毎回変えたこと、6年生中心に縦割りで進めたことも「関わり合える」子を育てるために大事にしてきました。

※この写真は4~6年生で振り返りを行っている場面です。

次につなぐ(児童会:立会演説会)

今日は児童会役員の立会演説会がありました。
本校は会長1名、副会長1名、計2名の体制で児童会を運営していきます。
(ただ、細かい部分については4年生以上の児童みんなで運営していきます。)

複数の候補者が出なかったため、立候補者が当選した形となりました。
今までは立会演説会の場をつくっていませんでしたが、任命されてから何をしていきたいのか、どんな学校にしたいのかを語る場があってもよいのでは、そしてそのことをみんなに聞いてもらう場があってもよいのでは、というところから進めてきました。
立候補者以外の友達も応援演説をしました。応援演説では立候補者のよさが語られました。

「関わり合える」場(これまでの学びを生かして:小中特支交流会)

本日は中学校の特別支援学級の生徒との交流会がありました。
今年度、小学校の特別支援学級の子どもたちは「おもてなし」をする立場でした。
(昨年度は中学校からおもてなしを受けました。)

どうやったら楽しい交流会になるかを考え、準備してきました。
普段からの学びを生かす場としてとてもよい経験になりました。


※これらの写真はリハーサルの様子です。

「動く」授業(6年:保健の授業)

今日は6年生の保健の授業を紹介します。
内容は、自分たちで調べた「たばこについて」「飲酒について」「薬物乱用について」の発表の時間でした。

発表の内容も素晴らしいのですが、
・相手に話をするような「語り」ができる
・聞く側の質問が内容を深めるものになっていること
が挙げられます。

それだけではなく、質問して発表者が答えられなかったときには、一人一台端末を活用し、わからないことを調べながらみんなで解決する場面が見られたことがすごいと思いました。

このような学びを成立させるためには、「話をしているときに手を置く」といった指導「だけ」ではうまくいかないと思います(もちろん、そのような指導も必要な場面もあります)。
今日の授業は「動く」授業だったと感じましたし、「関わり合える」子どもたちの成長した姿を授業を通してみることができました。

(ちょっとだけ)学びを止めない(オンライン授業:1日目)

今日、明日と新型コロナウイルス感染拡大防止のため、臨時休業となりました。
”ちょっとだけ”学びを止めないようにするため、一人一台端末を活用したオンライン授業を実施しました。
(体調がよくない子などは参加しなくてよいことにしております。)

”ちょっとだけ”というのは、対面で授業している内容や方法、時間と同じではないという意味ですので、学年や子どもの実態に合わせた内容・時間で進めました。
子どもたちはいつもと違った授業を楽しんでいました。

自分で決める・自分たちで決める(児童会活動)

今日は4年生以上が参加する児童会活動がありました。
これからはじまる選挙活動の説明と今年度の児童会活動の振り返りを行いました。

選挙については、
自分で決める(立候補者及び投票行動)
次年度の活動については、
自分たちで決める(今後の児童会について考える)
ことを大事にしていきます。

今年度の6年生が築き上げてきたことを継承できるよう、役員交代と併せて引継期間を設定しようと考えています。
本校の子どもたちの人数がその年によって異なるため、毎年同じ運営にしづらいところもありますが、子どもたちの「自分で決める・自分たちで決める」力を高めていきたいと思います。

冬を楽しむ(スキー学習)

1/30(火曜日)はスキー学習でした。
年3回の学習ですが、雪国のスポーツに親しんでほしいという願いもあります。

スキーの着脱、スキーのコントロールは子どもによっては難しいことかもしれませんが、滑ることができたときの爽快感は言葉で表現できないくらい楽しい気持ちにもなります。

あと2回予定されていますが、その子なりの技術の向上を目指せるよう、また、よりスキーに親しめるよう、指導・支援をしていきます。

モチベーションを維持する(縄跳びの取組)

本校では体力向上の一環として、年間通した縄跳びの取組を進めています。
1学期は個人の取組、2学期は学級での取組(大縄跳び中心)、3学期はまた個人の取組に戻す流れで取り組んできました。
行事があるときは無理をせず、できる範囲で取り組むことも確認しながら進めてきました。

得意・好きな子、苦手・嫌いな子はそれぞれ当然いますが、その子なりの取組を尊重しながらの活動です。
苦手・嫌いな子も笑顔で取り組める一つの環境づくりとしては、全教員がそこにかかわり、学年・学級を超えた「関わり合い」があることです。子ども自身、縄跳びを通して自分の存在を見てもらえるという意識をもつ可能性があることを考えると、教員の力は大きいです。

自分の目標に向かって楽しく取り組んでいる子どもたちの成長を知っていただければありがたいです。

友達の「よさ」「違い」を知る(自由研究発表会)

今日は自由研究発表会がありました。
冬休みに取り組んだ作品や自由研究を発表し合う場です。
2学期始業式に「友達との違いを見つけてほしい」と伝えました。今日はその違いに気付ける、一つの場となりました。

発表に対する感想や意見を伝える姿、真剣に発表を聞く姿から、相手意識の高まりを感じることができました。

「いきなり頑張ろうとしない」とは、自分に負荷をかけ過ぎないこと

3学期がスタートして3日が経ちました。
子どもたちは2学期と変わらない姿を見せ、一生懸命学習に取り組んでいます。
とはいえ、この姿は私たちから見える姿の一つに過ぎず、もしかすると子どもたち一人一人にとっては私たちの想像をはるかに超える(慣れるまでの)大変さを抱えているかもしれません。
冬休みは家庭での生活が中心だったのが、3学期がスタートしたとたん、学校での生活が中心となります。
すぐにその調子を取り戻せる子もいれば、時間がかかる子もいます。

始業式で伝えた「いきなり頑張ろうとしない」とは、子ども自身の心の中で「○○ができなければならない。」など、自分を追い込み過ぎない、ハードルを上げ過ぎないでほしい、という思いも込めて伝えたことです。学校では子どもたちの心がそうならないように配慮しています。
もちろん、学習に取り組む以上は一生懸命にやる子たちです。その一生懸命さのあまり、その時間がいつもより続かなかったり思った通りにできなかったりすることもあることから、うまく心が整わないときには先生方に伝えてください、とも伝えています。

そのような子どもたちの姿・心、そして授業を中心とする学校生活に向き合っている姿を共有できれば、と思います。

いきなり頑張ろうとしない(3学期始業式)

今日から3学期がスタートです。
残念ながら2学期終業式は臨時休業のためできませんでしたが、子供たちの元気な顔を見ることができ、うれしくなりました。

今日の始業式で2つ子どもたちに話をしました。
1.「いきなりがんばろうとしない」こと
今までと生活が変化するのだから、ちょっとずつでいいから慣れていく。
2.相手の「違い」や「よさ」を見つけること
そのために、相手をよく見て、会話(おしゃべり)を大事にしてほしい。

その他、児童代表の挨拶があり、3学期は振り返りをして次の学年で生かしてほしい、という話がありました。
また、冬休みの思い出発表もありました。楽しかったことや3学期につなげたいことを相手に伝わるように発表できていました。
能動的に話を聞く子どもたちの姿はいつ見ても素晴らしいです。


今年度途中から校歌を子どものピアノ生伴奏で歌っています。

よりよい授業をするために(校内研修)

上の写真は先生方が研修をしている一コマです。
今日の放課後は先生方が研修をしていました。
子どもたちが取り組んだテストの結果を分析し、どこに課題があるのかをみんなで話し合いました。
課題がある…このように伝えると、子どもができていない、という見方をしがちですがそうではなく、私たち教師がどのような授業をしていったらよいのかを考える素材としてこのような結果に向き合うようにしています。

よりよい授業にするために、先生方は常に学び続けています。

「望ましい人間関係の形成」の具体的な姿の一つ(大縄跳び集会)

今日の中休みに大縄跳びの集会を行いました。
2学期の体育の時間を中心に各学級で取り組んできた成果を発表し合いました。
(低・高学年は一度にみんなで跳ぶ大縄跳び、中学年はどんどん入れ替わって跳ぶ大縄跳び)
この取組は広い意味での体力向上の一環ですが、それ以上の”得られるもの”がある取組であると押さえています。
他の学級が跳んでいる姿を見て、
・応援する(頑張ってとの声掛けに「頑張る」と反応することも含めた姿)
・数を数える(とんでいる人に対しての励ましにもなる)
という姿
・失敗しても責めなかったりどんどんチャレンジしたりする姿
このような姿からも、「望ましい人間関係の形成」を見取ることができます。
とても素敵なかかわりができる本校の子どもたちは、すごく成長しています。

「関わり合える」と楽しい(もちつき体験学習)

今日は西部耕地出張所様のご協力をいただき、もちつき体験学習を行いました。
今年度はクマ出没のため、田植え体験だけはできませんでしたが、収穫、脱穀精米と今回のもちつきを体験することができました。
体験を通して、もちつきの場面で西部耕地出張所のみなさまと会話を楽しむ姿、もちをつく人を応援する姿(西部耕地のみなさまからお褒めの言葉をいただきました)など、「関わり合える」姿(特に望ましい人間関係の形成につながる行為)が見られ、「自然と」これまで学んできた姿を出していました。

西部耕地出張所のみなさま、今年度1年間、本校の教育活動にお力をお貸しいただきありがとうございました。

中学校との「関わり合い」(中学校体験入学)

今日は渚滑中学校の体験入学がありました。
中学校では学校の説明や授業参観、授業体験を通して中学校の雰囲気を全身で感じ取っていました。
中学校の先生方も行事等で関わっていることもあり、また、小学生にとっても中学校の先生を知っていることからも大きなプレッシャーを感じることなく、スムーズに溶け込んでいました。
小学校と中学校のスムーズな移行を成立させるための「関わり合い」…このことも渚滑地区の特色が生かされた教育活動だと認識しています。

今年度の「関わり合える子」の成果を見ていただきました(全校参観日)

今日は全校参観日でした。
これまでの子どもたちの成長を見ていただきました。
・自分の考えを進んで伝える姿。
・協力して課題に取り組む姿。
・楽しんで活動できる姿。
これらすべて今年度の「関わり合える子」の成果です。子どもたちの姿を通してこれまで本校が取り組んできたことを感じ取っていただければうれしいです。

授業参観後、全体懇談会を行いました。担当から一人一台端末(chromebook)の活用状況と自主学習での活用について説明しました。
ご多用のところ子どもたちの学びの姿を参観いただき、ありがとうございました。

子どもたちの学習する環境が充実してきました(学校図書館、他)

学校図書館が子どもたちにとって学びやすい場になりました。
これまでは学校図書館に学習用のPCが設置されていましたが、PCが古くなったことと一人一台端末(ノートPC)が支給されていることからその役目を終えました。
役目を終えたPCを撤去し、子どもたちが本と関わりやすくなるよう、学校図書館司書にレイアウトを考えていただき、座っても本が読めるスペースをつくっていただきました。

さらに、ストーブ設置工事が終了し、全教室が灯油暖房に切り替わりました。
今までは蓄熱式の暖房だったのですが、老朽化により交換となりました。
子どもたちが普段学習する教室は2台、特別教室によっては大型の暖房機が1台設置されています。

学び続ける先生(公開授業研究会・視察研修受入れ)

 11月10日(金)に市内の先生方に参観いただき、公開授業研究会を行いました。授業は「関わり合える子」をはぐくむ最も大事な時間・場であることから常によりよい授業を考えていく必要があります。
 普段から授業をよくしようと先生方は日々努力を続けていますが、他の学校の先生方から授業についての感想をもらうことで、普段気付かない点に気付かされます。だからこそ、授業を公開し、授業について考える場が必要であると考えます。


 また、本日は市外から先生方が本校の授業の視察に来ていました。普段の授業を見ていただき、授業者・参観者双方の学ぶ場となっていました。

場の設定そのものが学びに(縄跳びの取組)

今日の中休みは、縄跳びを行いました。
2学期は長縄跳びを中心に取り組んでいます。
目指す子どもの姿「関わり合える子」の中の「自己調整能力」(主に、目標をもつ)こと、「望ましい人間関係の形成」(協力する等)を育てる一つの場です。
しかし、「望ましい人間関係の形成」(協力する等)を育てると言っても、事前指導等で「協力しよう(しなさい)」という指導的なことは必要ありません。縄跳びの場を設定し、そこでの体験を行うことで、”自然と”身に付いてきます。
体力向上の側面だけでなく、たくさんの学びを「場の設定」によって生むことができます。

色んな形での「関わり合える」場(交流学習:3・4年)

今日は市内の小学校とオンラインでつながりました。
総合的な学習の時間でまとめたことを他校の子どもたちに発表しました。
学習したことを自分の学校のひと以外に聞いてもらえることは、相手意識をはぐくむために大きな場でもあります。
これまでだとその場に行く(または来てもらう)ことをしないと実現できなかったことが、オンラインでつながることができるのは子どもたちにとってとても大きなことです。

身の回りの「ひと・もの・こと」に関心を(脱穀・精米体験)

11月2日(木)に、北海道オホーツク総合振興局西部耕地出張所様の御協力をいただき、先月稲刈りをしたもち米の脱穀と精米を体験しました。
 脱穀・精米体験を通して、作物が育つのにたくさんの時間と手間がかかることや自分たちが食材を口にするためにどれだけの人や機械が関わるかを感じたり想像したりするだけでも大きなことです。来月には脱穀と精米をしたもち米を使ってもちを食べます。
 今年度の体験を通して、改めて自分たちの身の回りの「ひと・もの・こと」に関心がもてるようにしていきたいです。

地域と関わり合える 第2弾(5・6年総合的な学習の時間)

5・6年生の総合的な学習の時間では、紋別市の産業・観光について学習しています。
本日は漁業組合の関係のみなさまに来校いただき、子どもたちがこれまで調べてきたことの発表と質問を通して、さらに紋別市の漁業について学びを深める時間でした。

前回の観光についても言えますが、漁業について理解を深めることだけでなく、「働くこと」について考えを深めたり今後の生活等に生かしたりすることを大事にしています。
苦労ややりがいなど、生の声(話)を聴くことによって、自分の「関わり合える力」をより高めるきっかけとなっていました。

「自分たちで」やるからこそ達成感を味わえる(収穫祭)

今日は収穫祭でした。
春から育ててきた野菜を使ってカレーをつくりました。
カレーをつくるだけでなく、これまでの活動の振り返りをスライドで発表したりクイズを出したりして楽しんでもらうなど、子どもたちの工夫が見られた取組となりました。

「関わり合える子」(自己評価能力・自己調整能力・望ましい人間関係の形成)の視点からこの活動を捉えたとき、それぞれの力が発揮できても、それを総合的に活用するとなると、課題が残ります。
今回の活動で考えてみたとき、「自分たちで」の視点が十分でなかったため、いざ活動を子どもたち自身の手で運営するとなるとなかなか進みませんでした。今までは指導者からの指導・支援・援助があってこその取組でしたが、少しずつ子どもたちが主体的に活動に取り組める力を身に付けさせる必要があると思い、この活動で意識的に取り組ませました。
なかなかスムーズに事が運びませんでしたが、だからこそ価値ある学びになりました。
2学期も折り返し地点に来ました。今後の教育活動について、「関わり合える子」の視点を総合的に活用できるよう、指導・支援していきます。

ゆったりとした時間を味わう(読み聞かせ)

今日の中休みに学校司書の読み聞かせがありました。
ハロウィンにちなんで「かぼちゃ」が出てくる絵本を読んでいただきました。
静かな空間での読み聞かせに子どもたちはゆったりと過ごしたひと時となりました。

地域と関わり合える(5・6年総合的な学習の時間)

5・6年生の総合的な学習の時間では、紋別市の産業・観光について学習しています。
本日は紋別振興公社の関係のみなさまに来校いただき、子どもたちがこれまで調べてきたことの発表と質問を通して、さらに紋別市の産業・観光について学びを深める時間でした。
発表にはデータを活用し、そこから根拠を見つけるなど、情報活用の力の高まりを見ることができました。
また、観光課のゲストティーチャーからも具体的なデータを活用した話をいただき、双方向の対話を通した学びとなっていました。

「自己評価能力」「自己調整能力」が高まった姿の一つ(自分自身との比較で考える:マラソン記録会)

今日はマラソン記録会でした。
記録会までの期間、体育の時間や休み時間に走る子どもたちのや先生方の姿をたくさん見ました。
個人目標カードには「自分の目標タイム」が書かれている学級もありました。
記録会ですから順位が確定します。
しかし、それは人との比較であり、人によってはその比較だけで考える必要がないとも言えます。
(自分なりの順位、友達よりも速く走りたいという意欲はもちろんあってよいです。)

例えば、
・自分が目指したタイムを超えた
とか、
・自分が目指したタイムがちょうどよかった
とか、
・走り切るのは自信がなかったけど、完走できた
でもよいのです。
自分自身の振り返りの材料を自分軸で考えることこそ、「自己評価能力」「自己調整能力」が高まった姿の一つと捉えることができます。

記録会の運営には地域のみなさまにたくさんのご支援をいただきました。
ありがとうございました。

協力して創りあげる(児童会全校イベント)

今日の中休みに児童会企画の鬼ごっこをしました。
みんなで協力し、楽しめるものと言うことで鬼ごっこに決まりましたが、その中にも細かな仕掛け(時間内に逃げ切った人がクイズに答えて正解すると、捕まった人を開放させることができるルール)があり、工夫されていました。
今回は児童会の運営そのものにもスポットが当てられました。
スムーズに進めるにはどうしたらよいかも考えながら運営していました。
色んな事をシミュレートしながら進めることは難しいですが、少しずつ経験しているところです。

自分で考え、行動する力を身に付けさせたい(チョイスデー)

9月から月に何回か、「自分が汚れていると思ったところを自分で掃除する日」(チョイスデー)を設定しています。
普段は縦割り班清掃(1~6年生で班をつくり、担当の場所を掃除)していますが、
・自分で汚れていることに気付ける
・きれいにしたいという気持ちをもつ
などの力を育てたいと考え、取り組み始めました。

メリット・デメリットはいろいろあると思います。
しかし、やってみて気付いた点を挙げ、よりよくするためにどのようにしたらよいか試行錯誤することも大事だと考えます。

子どもたちが自らの心を動かす取組を進めているところです。

自然とできる…「関わり合える」力が生かされている瞬間

今日は西部耕地出張所様のご協力をいただき、稲刈り体験をしました。
春に苗植えを行う予定でしたが、ヒグマが出没したため、今年度は稲刈り体験が初めての体験となります。
毎年の行事になっていますが、いつも新たな発見があります。
今年度は子どもたちの自然とできる協力する姿…「関わり合える子」の「望ましい人間関係(の形成)」が発揮され、今までよりも早く体験が終了し、職員の方がお米に関するクイズを出していただいたくらいでした。
協力の具体はいろいろありますが、特に意識せずとも自然とできるところに、これまでの力が生かされていることを実感しました。

西部耕地のみなさま、ありがとうございました。

「相手を思うとは」(紋別市子どもサミット2023)

市内小中学生(小学校4年生~中学校3年生)が一堂に会し(オンライン)、紋別市子どもサミット2023が行われました。
いじめの未然防止、早期発見、いじめの考え方など、いじめについて深く考える時間でした。
今年度で3回目になります。
今年度は、日常の何気ないやり取りがいじめにつながっていくという事例(LINEでの言葉だけのやり取りの誤解が仲間外しにつながっていくというストーリー)から、「相手を思うとは?」について話し合いを通して考えていきました。
・自分にはそういうつもりがないのに言葉の使い方ひとつで誤解を受けること
→書き言葉の難しさ(ニュアンスや表情などから判断する会話とは違う。逆にコミュニケーションはそういうところも大事だということ)
・相手の行為の意図を聞かず、悪く思うことでいじめにつながるながれをつくってしまったこと(LINEを送った側)
→せめて、その意図や気持ちなどを聞くだけで仲間外しにつながらなかった(聞くことの大切さ)(LINEを送った人に対し、文字だけで判断して攻撃する側)
などのことが見えてきました。
大事なのはこの考えの応用です。今回はLINEの使い方(いわゆるネットトラブル防止)の観点での話ではありません。
人と人との関わり合いは、ちょっとしたやり取りから「すれ違い」「勘違い」「誤解」が生まれるからこそ、相手の受け取り方を考える必要があります。
相手を考えること=慎重になりすぎ、言いたいことを言いにくいではなく、自分だったらどう思うか、ちょっと立ち止まって考えることが大事だと考えます。

他者との比較ではなく、自分たちの前と比較する(全校朝会)

今日は全校朝会でした。
全校朝会では校歌を歌うのですが、9月の時よりも声が出ていてとてもよい歌声でした。
9月には学芸会がありました。合唱曲を歌うことを通して歌うことに慣れたり声が出せるようになったかもしれません。
このようなところからも成長が感じられますし、成長は相手との比較で実感するのではなく前の自分との比較で振り返られるとよいなあ、と思っています。

学んだことを「生かす」(マラソンの取組)

昨日からマラソンの取組がスタートしました。
9月の学芸会をマラソンで生かすとすると、どのようなことが考えられるか、整理してみます。
例えば、
・マラソンを楽しむ(楽しく走る)
・友達や先生と走れると頑張れる
・自分に合った目標を立てたり、次の練習で目標を変えたりする
・マラソンを走る意味(よさ)を考える
こういったことが生かすにつながると考えます。
もちろん、マラソンでなくてもよいです。
大事なのは今までを振り返り、何を学んできたのかをもう一回思い出すことです。
このことが、「関わり合える子」を育てる一つの取組であると押さえています。


(全校のマラソンの時間、ちょうど雨が降ってきたので室内の体育に変わりました。)