学校からのお知らせ
渚滑小の自慢を教えます(学習サポーター歓迎!)
子供たち、とってもいい顔をしています。
その視線の先にあるのは…、
新たな先生です。
19日に、「学習サポーター」が配置され、原先生の歓迎式をしました。
先に私から、
「原先生に自己紹介してもらう前に、
校長先生から原先生に、渚滑小のみんなの自慢を話しますね。
まず…、」
子供たちも私が何を自慢するのか、興味津々。
「挨拶を自分からする人が多いです。
今日も、『〇〇(友達の名)、おはよう!』
って、あちこちで挨拶の声が聞こえました。素敵です。」
「2つ目は、時間を守るってこと。
今日の歓迎式も、15分から始めるって決まってたから、
その前に、みんな勢ぞろいして、15分ぴったりに始めることができた。
この自慢、ずっと続けられるかな?」
みんなで、名前を確認して、
原先生の自己紹介。
「みなさん、たくさんお話しましょうね。」
そうして、早速、教室へ。
1,2年生は集中して学習に取り組んでいました。
職員室に戻ってきた原先生に、
「子供たちの印象はどうです?」
とたずねると、
「元気で素直な子が多いです。」
との返信でした。
原先生には、おもに低学年のサポートに入ってもらいます。
これから、渚滑っ子をよろしく!
ちなみに、1,2年生の聞く姿勢が変容していました。
お話している人にへそを向けて聞いています。
低学年の今後の学びが楽しみです。
達成感と次へつなぐ視点を
とってもいい天気のもと、「渚滑小中学校合同運動会」を開催しました。
グラウンドに集う人たちの笑顔がたくさんの運動会でした。
開会式でのPTA会長のユニークな挨拶に始まり、
子供たちが全力で取り組む姿、
応援している方々の、手拍子、拍手。
見どころが満載でした。
小学校の「リズム」の時、放送席にいる中学生全員が手拍子をしていたり、
奥に見える保護者の方々が、そのリズムに乗って一緒に踊っていたり…。
演者を育てるのは、観客であることがうなずけました。
踊っている子供たちの動きが変わるのです。
この他に、
総練習のあと、さらに練習をした形跡が残る場面もありました。
放送原稿を読むスピード、強弱、間が明らかに向上変容しています。
次の競技への「間」も激変し、キビキビ感が表れ進行がスムーズに。
閉会式後、みんなで後片付けをして、解散です。
こうした動きを目の当たりにして、職員の頑張り、子供たちの変化を実感することができました。
多分、参観した保護者の方々は、
「観てよかった。」
と思ったでしょうし、子供たちも、
「やってよかった。」
と思えたと思います。
でも、この行事は今後の序章でしかありません。
今後の指導に向けて、今の子供たちの実態を把握し、次の一手を職員みんなで創造していくことが大事です。
満足はたくさんしたほうがいい。
でも、満足を長く続けると成長するタイミングを逃すものだと思います。
ですから、みんなで作り上げた運動会を、今後のみんなのために
どのように生かすかという視点を持ちたいものです。
運動会の来賓の方々も、
「見どころいっぱいでした!」
と満足していました。
保護者の方から、
「子の成長がみられました。ありがとうございました。」
とねぎらいのお声を掛けていただいた職員も数人いたようです。
最後まで片付けを手伝っていただいた保護者の皆様、ありがとうございました。
職員も明日はゆっくり休んでください。
では、また…。
なごやかな気持ち
明日の運動会に向けて、「前日準備」をしました。
小中学校の児童生徒が、声を掛け合い、なごやかに時間が過ぎていきました。
途中、中学校の教員が、
「せっかく(テントを)立てたのに、どうして脚をたたんじゃうんだろうね?」
と子供たちに質問している場面がありました。
『えっ?』
『雨が降るから?』
「風が吹いて飛んでいったらどうなる?
危険を防ぐためだよ。」
その対応をする意味付けをしていました。
「考えさせる」「学ぶ」場面を設定することは、意識していればいつでも、どこででもできます。
最後に、石拾いをして、グループごとに集まって解散しました。
明日の準備は万全です。
校舎へ戻る途中、高学年の女の子が、
「校長先生、これあげる。」
と言って、小さな花を差し出してくれました。
『この花をきれいとか、かわいいと思える自分って、いいと思わない?』
とたずねると、
その女の子は、にっこり笑って、
「はいっ!」
と言いました。
『これ、押し花にするね。』
運動会前日は、とってもなごやかな気持ちです。
明日、みなさんとお会いできることを楽しみにしています。
素敵な学び
今日のブログは、素敵な学びを2つ紹介します。
少々長くなります。
素敵な学び①
運動会総練習を終え、今日の練習(指導)の目的は、
その振り返りをもとに、子供たちに考えて行動するように仕向ける一日でした。
まず、「リズム」の中で、統一するとかっこよくなる視点を子供たちに気付かせ、
そこをバディ(パートナー)と確認しています。
確認する視点さえ理解し、学びに「必要感」を感じることができれば、子供たちはどんどん勝手に動きます。
その様子(子供の自主性)が顕著に表れ、垣間見えた場面が次の種目の練習でした。
まず、集合地点までの移動もキビキビと。
「私よりも早く動きなさい。」
と言って担当教員は、子供たちに素早く動く必然性と興味をもたせています。
そして、
昨日の総練習を振り返らせ、
「さて、今日はどんな練習をしたい?」
と問い掛けます。
『作戦会議をしたい!』
「へぇ…、練習試合しなくてもいい?」
と言って、子供たちに作戦会議をする視点を見付ける活動を促します。
そして、練習試合を一度やってみた後に、作戦会議が始まりました。
その作戦会議の方法はさまざまで、話し合い形式を選んだり、
実際に棒を持ってやってみたり…。
解決の方法はさまざまでいいのです。
そして、その後、子供たちから、
「ちょっと、実際にやってみていいですか?」
というつぶやきが生まれました。
指導者が、「やりなさい。」と言わずとも、
子供が「必要感」をもち、「動き方」が分かっているのなら、必然的に動き出すことが分かります。
そして、その裏に、担当教員の仕掛けがありました。
「今日は、練習試合は1回しかしないからね。」
という声掛け。
意図的にその声を掛けたようです。
子供の学力、思考、判断、表現を向上させる条件の1つに、
「活動に制限を設定する」
ことがあります。
例えば、自分の考えを〇文字以内で書きなさい。
とか、〇秒で動きなさい。
ということです。
「今日は、練習試合は1回しかしないからね。」は、「もっとやってみたい!」
と思うための、「制限」の指示でした。
渚滑小学校では、どの学習においても、「課題の設定」にこだわっています。
指導者が、「この時間はこれを勉強するよ。」と言わずに、子供たちが、
「この時間はこの勉強をしたい!」
「こんなゴールを目指したい!」
と思える声掛け、導入をしようということです。
教科の学習だけでなく、行事や児童会活動の中でも、そういうスタンスで臨んでいます。
素敵な学び②
昼からの時間に、オホーツク総合振興局の「西部耕地出張所」の方々と、
「田植え」体験学習をしました。
雨の天候が心配であり、気温も昨日から10度以上も下がっていることを鑑み、
残念ではありましたが、裸足での田植えは断念しました。
植え方の説明を聞いているときの子供たちは真剣です。
早速、体験を始めました。
植え方にもコツと知恵があります。
こうした知恵と工夫に気付かせることも大切な学習です。
軍手をはめていた子も、脱ぎだして植えています。
数十分の体験でしたが、規則正しく植えました。
その後、室内に移動して、野菜クイズやお米の育ちについて学習を深めました。
担当してくださった職員の方々の説明は分かりやすく、子供たちのつぶやきも上手に拾ってくれました。
子供たちの聞く態度もよく、
反応やつぶやきも、
「うおおおお!」
「すげぇ!」
「パチパチパチ!」
といった感じ。
所長も、
「渚滑小の子は、元気で反応がいいですね。」
と評価してくださいました。
最後に、代表児童が感謝の言葉を…。
私も一言・・・。
「今日の給食、あなたたちが育てた野菜? お米?
それをあなたたちの口に運ぶまでには、たくさんの人の手がかかっているんですね。
だからあなたたちがすぐにすべきことがあるんです。」
「ありがとうって言う!」
「いただきますっていう!」
「なるほどね。いただきますって、育ててくれた人、作ってくれた人、命に対していう言葉なんだね。」
と話して学習をくくりました。
対応していただいた「西部耕地」の職員の方々は本当に素敵で、
汚してしまった玄関をすぐにきれいにしていたり、
植え残った苗を、すぐに植えていたり、
子供たちにタオルを用意してくださったり、
チームとして役割を自覚している方々で、
とにかく、みなさんの表情が素敵でした。
運動会を前に、子供たちの体調を気遣ってくださり、
そして、こちらの要望にも耳を傾けていただき感謝申し上げます。
来年こそは、泥んこ体験を…。
苗の観察の際もよろしくお願いいたします。
「ブログ、楽しみに読んでますよ。」
と教えてくれた職員の方と笑ってお別れしました。
素敵な学びをありがとうございました。
今日一番の光景
今日、運動会の総練習を行いました。
これまで悪天候が続き、体育館での合同練習をするなど、屋外で競技を通した練習は初でした。
本番さながらの総練習でしたが、職員も当日をイメージする大切な時間となりました。
すべての種目を目にして、私が今日一番、心に残ったシーンがありました。
これは何かというと、
小学校児童が「リズム」を終え、退場後に児童テントに戻るときの様子です。
写真ではうまく伝わらないのですが、
次の種目の準備をする中学生と、フィールド内で入れ替わりするときです。
すれ違った小学生たちに、
「よかったよ!!!」
「がんばったね!!!」
「いぇ~い!!」
「パチパチパチ!!!(拍手)」
と生徒たちが声を掛け、褒めてくれたのです。
それも、一人や二人ではなく…。
自分たちの行動を認めてくれた小学校の子供たちもいい顔をしています。
中学生のさりげない行動がとても素敵でした。
一緒に参観していた教頭とも、思わず、
「いいな、これ。」
と共感しました。
放課後、小中合同の反省会議を開き、先生たちが協議しました。
「もっと、こうできたらいい。」
と、本番を3日後に控え、これからできることを模索していました。
こうして、本番に臨む渚滑小中合同運動会。
お楽しみに…。